【デベロッパー選考対策④】東急不動産・選挙対策:内定者が語る「広域渋谷圏」の徹底解剖と戦略

【デベロッパー選考対策④】東急不動産・選挙対策:内定者が語る「広域渋谷圏」の徹底解剖と戦略

2025/10/01

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eyecatch

こんにちは。デベロッパー内定者の慶應生の者です。

「企業別 選考完全対策」シリーズ第4回は、独自のポジションを築く 東急不動産 です。これまで解説してきた三井不動産(日本橋)、三菱地所(丸の内)、住友不動産(西新宿)が、どちらかといえば「ビジネス」を軸に街を創ってきたのに対し、東急不動産は 「エンターテインメント」「カルチャー」 を軸に、常に時代の最先端を創り出してきた企業です。

今回は、そのクリエイティブなDNAの源泉と、独特な選考を突破するためのポイントを、私の分析とリアルな情報に基づいて徹底的に解説します。

シリーズ他記事はこちら

企業分析:「エンターテインメント・シティ」を創造するDNA

東急不動産を理解する上で欠かせないのが、彼らが手掛ける街の圧倒的な個性と、それを支える事業の多角性です。

①「広域渋谷圏」という壮大なビジョンと、代表的物件

東急不動産の戦略の核は、渋谷駅周辺のみならず、原宿、青山、代官山、恵比寿といった周辺エリアを含めた 「広域渋谷圏」 全体の価値を向上させるという壮大なビジョンにあります。なぜ、彼らはこれほどまでに「渋谷」にこだわるのでしょうか。それは、渋谷が、単なるビジネス街や商業地ではなく、常に新しい文化やムーブメントが生まれる、日本で唯一無二の「カルチャーの発信源」だからです。

渋谷サクラステージ : 渋谷駅南口に誕生した、オフィス・商業・住宅からなる大規模複合開発。オフィスだけでなく、国際医療施設やサービスアパートメント、子育て支援施設までを内包し、多様な人々が「住み、働き、遊ぶ」ことを可能にする、まさに「これからの渋谷」を象徴するプロジェクトです。

渋谷フクラス(東急プラザ渋谷) : 若者の街という渋谷のイメージを覆し、「成熟した大人」をターゲットにした商業施設。屋上庭園「SHIBU NIWA」や、最新のテクノロジーを活用したカフェなどを導入し、新しい渋谷の過ごし方を提案しています。

東急プラザ表参道原宿 : 神宮前交差点のランドマーク。「おもはらの森」と名付けられた屋上テラスや、万華鏡のようにきらめくエントランスなど、訪れること自体が「体験」となるような、象徴的な建築です。この「おもはらの森」は、単なる屋上庭園ではありません。都会の喧騒の中で、人々がふと足を止め、コーヒーを片手に一息つける「余白」を提供しています。この「機能」ではなく「情緒的な価値」を大切にする姿勢こそが、東急不動産らしさの表れです。

これらの物件に共通するのは、単に機能的なだけでなく、訪れる人の心を動かす 「体験価値」 を徹底的に追求している点です。このエンターテインてント性の創造こそが、東急不動産らしさの源泉なのです。

② 多様な事業ポートフォリオ:「ハコ」から「コト」、そして「ウェルネス」へ

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