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こんにちは。デベロッパー内定者の慶應生です。
今回も、多くの学生が憧れる総合デベロッパーについて、1社ずつを徹底的に深掘りする「企業別 選考完全対策」シリーズを進めます。第一弾の三井不動産に続き、第二弾は、業界のもう一方の雄、 三菱地所 です。
OB/OG訪問や選考プロセスを通じて見えてきた、「静かなる王者」とも言える三菱地所の強さの秘密と、その選考を突破するためのポイントを徹底的に解説します。
シリーズ他記事はこちら
【デベロッパー選考対策②】三菱地所・選考対策:内定者が語る「丸の内の大家」の徹底解剖と戦略
【デベロッパー選考対策③】住友不動産・選考対策:内定者が語る「野武士集団」の徹底解剖と戦略
【デベロッパー選考対策④】東急不動産・選挙対策:内定者が語る「広域渋谷圏」の徹底解剖と戦略
【デベロッパー選考対策⑤】森ビル・選考対策:内定者が語る「文化都心」の徹底解剖と戦略
【デベロッパー選考対策⑥】東京建物・選考対策:内定者が語る「次世代デベロッパー」の徹底解剖と戦略
【デベロッパー選考対策⑦】野村不動産・選考対策:内定者が語る「PROUD」の哲学と『製・販・管』の神髄
【デベロッパー選考対策⑧】ヒューリック・選考対策:内定者が語る「少数精鋭」集団の徹底解剖と戦略
企業分析:「丸の内」に込められた思想と、そのDNA
三菱地所を理解する上で、全ての中心となるのが「丸の内」です。彼らを単なる「丸の内の大家」と捉えるだけでは、その本質にはたどり着けません。三菱地所の揺るぎない強さの源泉は、以下の4つのDNAに分解して理解することができます。
①「エリアマネジメント」という思想:ハードだけでなく、ソフトを創る
三菱地所の最大の強みであり、他社との決定的な違いは、この 「エリアマネジメント」 という思想にあります。これは、単にビル(ハード)を建てて貸すだけでなく、そのエリア全体の魅力や価値(ソフト)を、継続的に向上させていくという考え方です。その象徴が、 丸の内仲通り の変貌です。かつては土日になると人影もまばらな、車が行き交うだけの「ビジネスの街」でした。しかし、三菱地所は、道を歩行者に開放し、お洒落なカフェやブランドショップを誘致し、季節ごとのイルミネーションやアートイベントを仕掛けました。これら一連の取り組みによって、仲通りは、単なる「道」から、人々が「わざわざ訪れたいと思う、心地よい空間」へと生まれ変わったのです。
例えば、新宿や渋谷が、常に新しいものを取り入れ、変化し続ける「動的な街」だとすれば、丸の内は、歴史と品格という「静的な価値」を大切にしながら、そこに新しい文化を丁寧に取り込んでいく街です。この「不易流行」の精神こそが、エリアマネジメントの根幹にあります。彼らは、単なる「大家」ではありません。街の「プロデューサー」であり、そこに集う人々の時間価値を最大化することをミッションとしています。この「エリア全体で価値を創出する」という思想が、三菱地所の揺るぎない強さの源泉なのです。
②「自分史」を問う、独特の採用スタイル
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