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戦略コンサルのジョブで気を付けるポイントとは?
こんにちは、外資就活 コンサルチームです。
各ファームでサマージョブの選考が進み、いよいよ開催が間近となる時期でしょうか。難関である戦略コンサルのジョブへの参加パスを手に入れた皆さん、おめでとうございます!
しかし、戦略コンサルのジョブに集まる学生は熾烈な競争を勝ち抜いている方ばかりです。ここで気を抜くわけにはいけません。
多くのファームにおいて、ジョブ選考は選考プロセスにおける最終ステップとして位置づけられています。
本コラムでは、こういった戦略コンサルのジョブではどのような点に気をつければ良いのかを解説します。
戦略コンサルのジョブの概要
一部ファームを除き、戦略コンサルのジョブはプロジェクトを体験するグループワークがメインです。
ここではチームを組み、与えられた課題に対して、情報を集め、仮説を立て、経営戦略を考えて最終日にプレゼンするという内容を、数日(2〜5日間)かけて行います。
具体的には次のような課題が出ます。
「○○社の利益を3年で向上させるための経営戦略を立案しなさい」
「××社は近年競合他社にシェアを奪われている。その理由を突き止め、対策を立てなさい」
これらに対して、
「現状の分析」→「問題点の絞り込みと原因特定」→「対策を考える」→「対策が与えるインパクトを推定」 というようなアプローチで課題に取り組んでいきます。
参加者は概して優秀ですし、途中の作業やプレゼンテーションには実際に現場で働いているコンサルタントの方々からフィードバックをいただけます。
なお、最終的なプレゼンは社長やパートナークラスの方も聞いてくださる場合があります。時には鋭い質問に緊張するかもしれませんが、多くのことを学べるでしょう。
ジョブ選考の詳しいプロセスとそれぞれの対策については、こちらのコラムを参照してください。
戦略コンサル内定者が語る「インターン・ジョブ対策の極意」(1)~ジョブ内定への3つの秘訣とは~
戦略コンサル内定者・元社員が語る「インターン・ジョブ対策の極意」(2)~ジョブで高評価を得た内定者が行った対策とは?~
以下では、ジョブ全体を通じて内定を取るために気を付けるべきことを3点記します。
1. ジョブ作業以外の時間に気を抜かないこと
まず、ジョブのワーク以外の時間も気を抜かないようにしましょう。
オンラインジョブであれば別ですが、対面式のジョブであればランチセッションや懇親会など、社員の方々と交流を持つ機会があります。そこではリラックスしすぎないようにしましょう。
なぜなら、 社員の方々は就活生の言動・振る舞いを常に観察しています。 たとえ他の学生の気が緩んでいたとしても積極的に質問をするなど、気を抜かないようにしましょう。
また社員だけではなく、積極的に他のメンバーと交流しましょう。社員の方はネットワークを構築する力があるかどうかということも気にしています。
ジョブに集まる学生は非常に優秀な方々が多く、同じ企業に行かずとも今後も長く付き合っていく仲間になります。仲良くしておきましょう(あまりそんな余裕はないかもしれませんが......)。
2. チームワークを意識して行動すること
ジョブ中、社員に「媚びている」学生を見かけます。媚びているか否かは社会人であれば見抜けますし、実力抜きでのアピールは逆効果です。
またチーム作業の中、自分を大きく見せようとするあまり、 チームメンバーを「自分の作業要員」というように扱うことは良くありません。 「そんな人はいないでしょう」と思われるかもしれませんが、こういったジャイアンのような人はたまに散見されます。
こうした行動をジョブでとってしまうと、チームとして成果を上げようという姿勢を持たない人であると評価されてしまいます。実際のプロジェクトにおいても、 チームのメンバーと適切にコミュニケーションが取れるかという点は非常に重要になります。 自分勝手にふるまうのではなく、チームとしてバリューを出すという意識をもってジョブに臨みましょう。
3. 余計なプライドを捨て、素直になること
個人的にはこれが一番重要な項目だと思っています。ジョブ参加者の多くは高学歴かつ大学内でもトップ層の方々で、プライドの高い方も珍しくありません。
しかし、ジョブ中ではこれまでの経験よりも遥かに質の高いアウトプットが求められ、社員から常にダメ出しされ続けます。
ここで 「俺はこう思うんだ!」といつまでもプライドを捨てきれないと、貴重な指摘内容をきちんと吸収することができず、アウトプットレベルの向上にもつながりません。
意外にも、素直になれずに社員に対して愚痴りだす学生は多く見受けられます。プライドという殻にこもらず、指摘を受けたら100%吸収するつもりでジョブに参加しましょう。
たとえ指摘を受けたとしても根気強く課題に取り組みましょう。「胆力のある学生だな」と社員の方々に思われれば逆に好印象を与えることができます。
時には鋭いダメ出しの連続で憔悴し「社員さんから質問が飛んでこないといいな」というマインドになるかもしれません。そこではむしろ アウトプットの質が上がると意識を変えてその場で不明な点を解消すべく、積極的に質問することを心がけましょう。
その際、「質問の仕方」に関しては注意してください。当然ですが「わからないので教えてください」はタブーです。「私は考える力がありません」と思考停止状態をわざわざアピールするような質問はなるべく避け、 「私は〇〇と考えているのですが、どうお考えですか」など自分なりの仮説を提示した上での質問を心がけましょう。
マインドセットに気を付けて戦略コンサル内定を目指そう
いかがでしたでしょうか。
戦コンのジョブ選考は短期間で難易度の高い課題を解かなければなりません。それを解くための思考力はジョブ以前の選考である程度担保されています。
したがって、最終的にジョブ内定を得られるか否かはマインドセットにかかっているのではないでしょうか。
この記事を読んでくださった方が一人でも多くジョブ内定を得られることを、編集部一同願っています。
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