外資・日系トップ企業を目指す学生のための就職活動サイト「外資就活ドットコム」

【お知らせ】 現在Internet Explorerにおいて、一部機能が正常に表示されない不具合が発生しております。
ご利用中の皆様にはご迷惑をおかけしまして申し訳ございません。現在復旧に向けて対応中でございます。
※他ブラウザ、アプリにおいては正常に表示されております。

Google、Yahoo!…インターネットの入り口【ポータルサイト】とは?|ビジネスモデル、業界の最新動向と企業ランキング

会員登録するとこのコラムを保存して、いつでも見返せます

【ポータルサイト】って何?運営企業は?

様々な業界でDX化が推進されるようになり、ますます存在感を増すIT企業。
求人数は増加傾向にあり、就活生に人気の業界です。

しかし、一口に「IT業界」と言っても幅は広く、業界分析で混乱している方も多いのではないでしょうか?

このコラムでは、IT業界の中でも【ポータルサイト運営】に注目してご紹介します。このコラムにたどり着くまでにも何らかの検索エンジンやポータルサイトを経由した方がほとんどでしょう。

使ったことがない人はいないほど身近なポータルサイトですが、具体的にどのようなビジネスモデルで運営されているのか、どんな企業が人気なのか、また業界の展望まで、意外と知られていない業界の内側をまとめていますので、IT企業に興味のある方はぜひご覧ください。

【ポータルサイト】の分類と業界の動向

現在インターネット上には多種多様なポータルサイトが存在し、それぞれ扱う情報が異なっています。ここでは、ポータルサイトの分類やその具体例、またどのように収益を得ているのか、そのビジネスモデルまで掘り下げて解説します。

【ポータルサイト】とは?

ポータルサイトの「ポータル」とは、「玄関」や「入口」という意味があります。そのため、ポータルサイトとは、インターネット上の様々なコンテンツへの玄関口となるWebサイトのことを指します。

ユーザーがインターネットにアクセスする際の玄関口の役割を担い、幅広い情報や資料、必要な機能などを取り揃えていることが特徴です。

日本で一般的に使われる情報ポータルサイトの例として、「Yahoo! JAPAN」「Google」などがあります。また、今皆さんがご覧になっている外資就活ドットコムも就活情報に特化した専門型のポータルサイトであり、他にも食べログなど口コミの情報を集めたもの、知恵袋に代表されるユーザーの投稿を集めたものなど、ポータルサイトは多種多様です。

ビジネスモデル

情報ポータルサイトの主なビジネスモデルには、①広告枠の販売②クリック型広告③掲載型の固定課金④掲載型の成果課金があります。

① 広告枠の販売
企業に決まった期間Webサイト上に広告を掲載する枠を販売します。この方法は企業が継続して広告枠を購入すれば、安定した収益が得られます。企業が広告を掲載したいと思えるWebサイトにするために多くのアクセスを獲得する必要があります。

② クリック型広告
掲載した広告がクリックされると、クリック数に応じた収益が発生するモデルです。収益化のハードルは低いですが、1クリックあたりの単価が低く、大きな収益を上げるためには相当なアクセス数が必要になります。

③ 掲載型の固定課金
企業・店舗の情報を掲載する代わりに決まった掲載料金を得るモデルです。求人ポータルやグルメポータルが該当し、月額課金で安定した収益を得ることができます。このモデルのポータルサイトは数が多いため競争が激しく、アクセス数などで差別化を図る必要があります。

④ 掲載型の成果課金
掲載した広告から成果が発生した場合に収益が生じるモデルです。例えば、求人ポータルではサイトを経由して入社が決まった場合に掲載企業から課金が発生します。収益化のハードルが高い分、単価が高いのが特徴です。

市場の動向と将来性

ポータルサイトの収益源となるネット広告市場の成長をけん引してきたのはパソコン向けの広告市場でしたが、スマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)の普及に伴い、パソコン経由でのサイト閲覧数は鈍化しています。
一方でモバイル向けの広告市場はスマホの普及で順調に拡大しているといえるでしょう。国内ポータル大手のLINEヤフーの23年4~12月期のメディア事業は2.6%の増収に成功しています。これはネット広告市場の拡大やコンテンツの値上げに伴うものと考えられます。
ただ、多種多様な媒体が乱立している現代では、一点集中していたポータルサイトからユーザーは分散しており、ポータルサイトの媒体力自体は下降局面にあるでしょう。

【ポータルサイト運営】の売上高ランキング

国内でポータルサイト事業を展開している企業の売上高をランキングにしました。ポータルサイトには色々な種類があり、非常に多くの企業が活用しています。
ここではポータルサイトサービスが企業の売上を牽引している、または企業の主要なサービスとなっているものをピックアップして掲載しています。※売上高は2024年3月時点の最新の決算期情報を反映

国内でポータルサイトを運営する主な企業の売上高ランキング

1位 Google 売上高:約12兆7100億円
日本国内の検索ポータルサイトはグーグルが圧倒的なシェアを占めています。
IT関連調査サイトのスタットカウンターによると、日本国内の検索ポータルサイトの22年2月時点でのシェアはパソコンではグーグルが75.76%、ヤフーが12.19%、スマートフォンではグーグルが78.08%、ヤフーが21.23%でした。Googleサービス(広告事業、サブスク、プラットフォーム、デバイスの合計)が全体の収益をけん引しています。
※売上高はGoogleの持株会社Alphabetのもの

2位 楽天 売上高:約2兆713億円
楽天トラベルをはじめふるさと納税やエンタメ関連まで多種多様なポータルサイトを有している楽天は、これらのインターネットサービスと金融事業が収益をけん引し、売上高は2兆713億円と前の年と比べて7.8%増え、過去最高となった。一方で、携帯電話事業の設備投資がかさみ、最終損益は3394億円の赤字だったようです。

3位 LINEヤフー 売上高:約1兆6724億円
検索ポータルサイトのYahoo! JAPANをはじめ、ニュースポータルサイトのLINE NEWSや雑誌ポータルサイトのLINE MOOKなどのポータルサイトを運営しており、検索ポータルではGoogleに次いで国内2番手のシェアを誇ります。インターネット広告媒体費の増加に伴って、広告収入を順調に伸張させています。

4位 エムスリー 売上高:約2308億円
国内の医師の9割にものぼる32万人以上の医師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト「m3.com」を中心とし、医療情報に特化したポータルサイトや、医師・薬剤師専門の転職・求人ポータルサイトを展開しています。

5位 MIXI 売上高:約1468億円
美容サロン予約アプリのminimoや国内最大級の競馬総合メディアポータル「netkeiba.com」ほか、コミュニティ、ニュースなど多方面のポータルサイト運営をしています。売上高はモバイルゲーム「モンスターストライク」に大きく依存しているようです。また、スタートアップやベンチャーに対しての投資も積極的に行なっています。

【ポータルサイト運営】の仕事内容と年収

実際にポータルサイトを運営するには、どのような業務が必要なのでしょうか?また、ポータルサイト運営企業に入社した際の年収はどれくらいなのでしょうか?
ここでは、ポータルサイト運営の主な募集職種や年収についてまとめています。IT企業への就職をお考えの方は必読です。

エンジニア系職種

① フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、Webアプリケーションなどでユーザーが画面越しに触れる部分の設計や構築を行う職種です。WebデザイナーがWebサイトのレイアウトやあしらい、ボタンやフォントといった表層的な部分をデザインするのに対して、フロントエンドエンジニアはWebサイトのUIやデザインが技術的に実現可能なのかを精査し、実装方法も検討しながら画面の設計を担います。そのため、画面の構築に用いられるHTML、CSS、JavaScriptを使いこなせることが必須です。

② Webデザイナー
会社や各サービスのブランディング、見やすくて使いやすいサイトのデザインなど、運営に必要なあらゆるデザイン業務を行います。ユーザーが求めるWebサイトを作るために、美しいデザインと機能的な構成を提案し、実際にコーディングを行う役割を担っています。画面の構築に用いられるHTML、CSS、JavaScriptに加え、表層的な部分のデザインに必要なIllustrator、Photoshopの使用スキルも求められます。

③ バックエンドエンジニア
バックエンドエンジニアは、WebサービスやWebアプリケーションなどにおいて、ユーザー側の目に触れないシステムの開発・設計を中心に担当するサーバー側の業務を担う職種です。 プログラムの開発から、Webサーバーやデータベースの導入・構築・運用まで、システム全般をカバーする役割を担います。バックエンドエンジニアが担当する業務の範囲は広いので、Webサービスの開発全般の知識が必要です。

④ セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアとは、サーバーに関連する業務や情報セキュリティを専門に担当するエンジニアのことです。企業が持つ、今後経営を向上させていくための戦略や顧客の資産情報などの個人情報等の外部に知られてはならない情報を数多く持っています。それらをサイバー攻撃により破壊されたり、盗まれたりしないようにシステムを組んで守るのが主な業務です。また、サーバーの構築やデータベースの運用・保守も担います。プログラミング言語などエンジニアの基礎的スキルに加え、基本情報技術者試験の上位試験にあたる応用情報技術者試験や、さらにその上位にある情報処理安全確保支援士試験などのセキュリティの専門知識関係の資格が必要になるでしょう。

ビジネス系職種

① 企画・マーケティング
多くの人にサイトを見てもらうためにコンテンツを分析し、事業やサービスの企画・設計を行います。サービスを成長させていくためのマーケティング業務も必要です。ポータルサイトに登録、広告枠を購入するクライアントを連れてくるのがセールスなら、ポータルサイトのユーザーを連れてくるように働くのが企画・マーケティング職です。Web上での各種施策はすぐにその結果が数値で反映されるため、短いスパンで分析・改善を繰り返すことができる課題解決能力が求められます。

② セールス
顧客の課題を確認し、情報システムやサービスを提供して解決方法を提案する職種です。 Iセールス職は主にエンジニアとの橋渡しの役割や商談の場では技術的な点も含め提案する重要な役割があります。顧客折衝から販売・契約後のアフターフォローまで担当する場合が多いため、資料作成能力やプレゼン能力に加え、誠実さや親切さといった人間性も求められる職種です。

③ コーポレート
コーポレート職とは、企業の経営基盤を支えるさまざまな部署・職種の総称です。たとえば、人事や経理・財務、総務や情報システム部などがコーポレート職にあたります。企業活動を支える仕事といっても、単なるサポート役にとどまらず、経営者に代わって組織をマネジメントし、従業員がその能力をいかんなく発揮できる環境をつくります。業務を改善し効率化し、全社的に生産性を上げる大局的な視点を持つことが求められます。

年収について

職種や企業によって年収には非常に幅があります。興味のある企業があれば、初任給や平均年収などの基本情報を調べてみるといいでしょう。外資就活ドットコムではITサービスの年収コラムも書いています。
【25・26卒必見】外資ITサービス・メーカーの年収ランキング~外資系企業20社の給与を一気に比較!~

新卒で【ポータルサイト運営】になるには

気になった言葉やお出かけ先の候補など、調べ物をインターネットで済ませる人は多いです。誰もが知っているポータルサイトの運営に関わってみたい、Webサイトの開発をしてみたい…
そんなあなたに向け、新卒でポータルサイト運営企業に入社するために、選考スケジュールや対策方法についてまとめました。ぜひご覧ください。

選考スケジュール

ポータルサイトを運営する企業を含むIT業界への就職を志望するなら、早い段階でスケジュールを把握しておく必要があります。なぜなら、IT業界の多くが他の業界に比べて早い段階で選考が始まるからです。

IT企業に多い外資系企業やベンチャー企業などの中小企業は経団連に所属していないため、独自の採用スケジュールで動いています。夏のインターンは4〜5月に募集が始まり、早期選考では11月頃には内定が出ます。

エントリーシート提出後、一次選考が行われ、一次選考はWebテスト、面接やグループディスカッション、プレゼンテーションなど、企業によって選考方法は様々です。一次選考を通過すると、複数回の面接を中心に、個々の能力や人物像が深掘りされ、突破すれば内定という流れです。

対策方法

IT業界の就活を行うには、就活準備を前倒しするとともに、IT業界に合わせた準備が必要です。

IT業界への就職を考える際、まずは業界全体の動向や特徴を理解することが重要です。3年生(修士1年生)になったら、まずは業界研究から始めましょう。

また、IT業界の理解を深めるために、インターンシップに参加しましょう。実際に業務に触れることで自分のスキルや経験が活かせるかどうか判断することができ、また選考に直結するものもあるため、積極的な参加がおすすめです。

外資系就活ドットコムには選考対策コラムが多数用意されているため、最初の選考対策に、まずは関連コラムを読んでみるのはいかがでしょうか。
GAFMA企業にソフトウェアエンジニアとして就職する方法

ポータルサイトの運営として就職できるチャンス!

身近で必要不可欠な情報ポータルサイト。運営するIT業界は人材難で、多くの企業は採用に苦戦しています。IT企業が新卒人材採用に特に力を入れている今、市場価値の高いIT人材としてキャリアをスタートさせるチャンスです。十分に情報収集して必要なスキルを身に付け、。IT業界への就職を成功させましょう!

マッキンゼー ゴールドマン 三菱商事
P&G アクセンチュア
内定攻略 会員限定公開

トップ企業内定者が利用する外資就活ドットコム

もっと記事を読む

マッキンゼー BCG ベイン・アンド・カンパニー アクセンチュア 等の内定攻略記事会員限定に公開しています

このページを閲覧した人が見ているページ

募集情報

{{r.GsRecruitingItemType.name}} {{r.GsRecruitingItem.target_year | targetYearLabel}} {{label.short_name}}

{{r.GsRecruitingItem.name}}

{{r.GsRecruitingItem.description}}

{{s.entry_end_date}} ({{s.entry_end_day_of_week}}) {{s.entry_end_time}} {{s.apply_method_label}}

{{s.name}}

日程: {{s.event_date}}

場所: {{' ' + s.place}}


外資就活ドットコムに会員登録すると、様々な就職支援サービスをご利用いただけます。現在、会員の約7割が東大・京大・慶応・早稲田・東工大・一橋大などの上位校の学生です

新規会員登録
このページを閲覧した人が見ているコラム

会員限定コンテンツ多数!

無料会員登録はこちら