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【PJT 05:東京湾を世界の港へ。船舶向けLNG燃料供給インフラで日本の国際競争力を高める】

sponsored by 日本政策投資銀行

〈Profile〉
写真右/青木美樹(あおき・みき)
株式会社日本政策投資銀行 金融企業第4部 副調査役。
慶應義塾大学 法学部を卒業後、2016年に日本政策投資銀行に入行。2年間商社業界を担当した後、海運担当のチームに異動。社会やクライアントの役に立ちたいという純粋な想いを持った先輩たちとの出会いが入行の決め手となり、その背中を追いかけている。
 
同左/三宅大翔(みやけ・ひろと)
株式会社日本政策投資銀行 企業投資部 副調査役。
東京工業大学 生命理工学院 生命理工学研究科修了。2016年に日本政策投資銀行に入行し、3年間サービス業などへの投融資を担当する企業金融第6部で経験を積んだ後、企業投資部に異動。投資に関する知見を磨き、将来は大学院時代に触れたバイオベンチャーへの投資に携わることを目標に掲げている。
(掲載内容や肩書は2020年の取材当時のものです)

 
2018年10月に、株式会社化から10年を迎えた日本政策投資銀行(以下、DBJ)。財務大臣が100%株主の政府系金融機関という稀有(けう)な存在です。

民間企業でありながら高い公共性を持つDBJは、その時代における社会の課題に幅広く対応し、日本の持続的発展に貢献してきました。しかしそうした事業特性上、就活生の皆さんをはじめ一般的な認知度は高くないのが現状でしょう。

今回は、船舶・海運業界の未来、ひいては地球環境そのものを左右する投資プロジェクトにフォーカスし、投資実行の背景やDBJの果たした役割について紹介します。入行4年目、金融企業第4部と企業投資部に所属する2人に話を聞きました。

【今回のプロジェクトに関するニュースリリースはこちら】

 

企業を、社会を、より良くしたい。その想いが原動力になっている

――おふたりとも2016年入行とのことですが、それぞれ入行理由を教えていただけますか。

青木:大学時代にサークルやゼミの運営に携わった経験から、自分が関わった組織をより良くしていくことにモチベートされると気が付いたんです。そこで企業の成長に関われる業界として主に投資銀行などの金融業界を見ていたのですが、最も幅広い選択肢を提案できる金融機関を探し、たどり着いたのがDBJです。

通常の融資だけでなく投資やアドバイザリー機能も持っているDBJであれば、最善のソリューションを企業に提供できるのではないかと思い、入行することを決めました。

三宅:私は理系の大学・大学院に進学しており、そこではバイオマテリアルを研究していました。大学院時代の同期は大半が化学メーカーや製薬メーカーなどの研究職を志向していた中、私自身は研究を支援できるような仕事をしたいと思っていました。

例えば、製薬は基礎研究から考えると商品化までに10年単位で時間もかかりますし、それら研究に用いられる機器や費用は高額です。どれほど社会的に意義のある研究でも、それらの研究を支援する長期的な資金がなければ続けることはできないわけです。

そういった部分をちゃんと目利きできるファイナンサーになれれば大きな価値になると思い、ファイナンスの判断において事業性を重んじるカルチャーと、多くの金融商品を扱うことのできる場所としてDBJを選びました。

現時点ではまだ製薬や化学といった領域のプロジェクトを担当したことはないのですが、クライアントの事業をしっかり精査した上で長期性や公益性を大切にしながらサポートできるこの環境は、入行時に思い描いていた通りです。

青木:自己成長だけでなく社会的な意義も重視する姿勢に魅力を感じたという点は完全に同意見です。就職活動時にOB・OG訪問で出会ったDBJ行員全員から、より良い社会を築いていきたいという情熱を感じました。青くさく聞こえるかもしれませんが、先輩たちの想いに強く惹かれたことを覚えています。

――入行してからのキャリアについてもお聞かせください。

三宅:3年目まではいわゆる営業部門に所属しており、ホテルやレストランを中心としたサービス業のクライアントを担当していました。そして、2019年の4月に、現在の企業投資部に異動しています。

先ほどまだ製薬系の案件を担当したことはないとお伝えしましたが、現在の自分を客観的に見ればまだバイオベンチャーへの投資を判断できるスキルはない。まずは広く企業の成長を支援する投資の部署で経験を積みたいと考えて、この部署への異動を希望しました。定期的に人事面談も実施されるので、自分自身の現在地と将来の目標は常に伝えています。

青木:私は入行以来ずっと営業を担当しています。ただ、担当業界は途中で変わっていまして、最初の2年は総合商社をはじめとする商社業界がメイン、3年目からは海運業界を担当するチームに異動しました。いずれの業界も、シンプルなコーポレートローンから、大規模なプロジェクトや海外案件まで、幅広い案件に携わることができ、一筋縄ではいかないという観点でやりがいを感じます。

業界により投融資判断時に見るべきポイントは異なるので、さまざまな業界の営業担当経験を積むことで、バンカーとしての目利き力を磨きたいと考え、現在の部署への異動を希望しました。

過去の事例も実績もない。「投資できないのでは」という行内の反対意見を乗り越えた

――おふたりで担当した投資プロジェクトについて、詳細を教えていただけますか。

青木:東京湾で船舶に液化天然ガス(LNG)燃料を供給する「エコバンカーシッピング株式会社」に出資した案件です。2020年1月から全世界で船舶燃料の硫黄分規制が始まり、従来の重油燃料は使用できなくなりました。その代替燃料として、重油と比較して硫黄分を100%、CO2も25%以上削減できるLNG燃料に注目が集まっているのですが、問題はその供給方法です。

たとえば電気自動車も、充電スタンドが用意されていなければ普及することはありませんよね。それと同じで、いくら海運会社が環境負荷の低いLNG燃料船を造りたいと思っても、供給ポイントがなければいつまで経っても造れません。

今回取り組む新事業は、東京湾で初めて、船から船へのLNG供給を行うものです。これまでにないビジネスなので、いつ、どれぐらいの利益が見込めるかという分析が非常に難しい。そこで、そのような前例がない案件へのリスクマネー供給においても実績のあるDBJに相談があり、プロジェクトがスタートしました。

三宅:一般的に投資の世界では、お客様のビジネスモデルやトラックレコードと呼ばれる過去の収益実績や運用成績、および事業環境などを分析して、将来の絵姿を具体的に描くことにより投資の是非を判断します。ところが今回は、重要な指針となるトラックレコードがないわけですから、まずはここを乗り越えるのが大きなチャレンジでした。

青木:そうですね。最初に相談いただいた段階では、DBJ行内でも「トラックレコードがないため、取り組みは難しいのではないか」という意見もありました。私自身もその判断には大きなプレッシャーを感じていましたが、何より業界・社会の未来を考えた時に、環境規制への対応は絶対に必要となります。関係者の方の熱い想いも感じられたので、なんとか力になりたいと思って検討を進めていきました。

――具体的にはどのような流れで進めていったのですか。

青木:まずは、業界動向のリサーチを専門に行う部署にも協力を仰ぎ、海運会社や業界団体、ガス会社など、20社以上にヒアリングを実施しました。1年以上の時間をかけてリサーチを重ねた結果として、やはり確実に舶用燃料のLNG化は進んでいくだろうと判断しました。

2018年12月には、DBJとして「海洋環境規制強化を巡る船舶燃料市場の現状と展望」というレポートも公表し、業界への情報提供も行っています。

三宅:投資の審査という観点では、そうやって集められた定性的な話を定量化して議論する必要があります。

投資先の事業計画の数字にどのぐらい達成の蓋然(がいぜん)性があるのか、その数字はどういった根拠に基づいて作られたものなのか、青木を中心に関係者にヒアリングをしたり客観的なデータを積み上げたりしながら、我々の評価を織り込んだプロジェクション(収支予想)を立案していきます。そうしたプロジェクションを基に株式価値を算定し、経済性の観点からもDBJの投資目線に適合しているか検討を行いました。


LNG燃料供給船の進水式の様子(写真:エコバンカーシッピング株式会社[https://ecobunker-shipping.com/]提供)

 
青木:三宅には、契約交渉の場面でも大きく助けられました。エコバンカーシッピング社は、上野トランステック様、住友商事様、横浜川崎国際港湾様の出資により新設されたジョイントベンチャーです。スポンサーとなる3社の立場や思いがそれぞれ異なるので、契約条件の交渉も非常に難しいものでした。全社で集まって議論したり、1社ずつ対面で話をしたり、時間をかけて丁寧に条件を詰めていきました。

三宅:社会的意義の大変大きいプロジェクトですが、同時にDBJとしてどういうリスクを取り、どのように経済合理性を確保していくか検証することも重要です。そのためにリスクプロファイリングをおこない、スポンサー各社のリスク分担などを契約にどう落とし込んでいくかという業務を担当しました。複数の事業者が集まって1つの会社を運営しているので、我々の意向だけでなく全体を考えて設計するのが難しかったですね。

ただ、やはり今回の投資を実現できたのは、青木が強い想いと主体性を持ってプロジェクトをけん引してくれたことが最大の要因だと思います。彼女は現在もエコバンカーシッピング社の事業に関する打ち合わせに出席していますが、それもこれまで地道に積み上げてきた信頼関係がベースになっていることは間違いありません。

 

求めるのは、目標から目をそらさず、こだわりを持ってやり遂げる意志の強さ

――投資先企業のミーティングに参加することもあるのですね。

青木:DBJからは監査役を派遣しているので、当然その者は経営会議などに出席していますが、私のような担当者が事業に関連するミーティングに出席するのは珍しいかもしれません。

エコバンカーシッピング社のLNG供給方法は、船から船に燃料を供給するシップ・トゥー・シップと呼ばれる方式を採用しています。今はその供給船の建造に向けた打ち合せをおこなっているのですが、皆さんと真剣に議論しながら新しいビジネスの方向性を決めていくプロセスは非常に刺激的です。

三宅:今回は事業実績のないプロジェクトへの投資ですが、その将来展望などを評価し、一般的な投資案件よりも長期的に支援する判断を行っています。DBJとしてはこれからも中立性を保ちながら事業の行く末を見届けていくことになるでしょう。

青木:環境負荷の低いLNG燃料船の普及を推進していくという目的に加え、東京湾周辺における港湾の国際競争力を強化していくことも今回のミッションの一つです。世界中でLNG燃料船が増加した時に東京湾で燃料を供給できなければ、世界の船が日本に立ち寄らずに他のアジア諸国に行ってしまう可能性もあります。そうした2つの重要な使命を成し遂げるためにも、長期にわたって携わっていきたいと考えています。

――やはり社会的意義の高いプロジェクトに関われることがDBJの魅力なのでしょうか。

青木:もちろんです。逆に言えば、何でもいいからお金もうけがしたいとか、自分の成長にしか興味がないという方には向かないと思います。DBJは、積極的にリスクを取りながらこの社会をより良くすることを目指す組織です。そうした想いに共感してくれる方に来ていただければうれしいですね。

――その他に、求職者の方に求めるポイントはありますか。

三宅:現代は非常に変化の早い時代ですが、その中で我々は新たなファイナンススキームを構築したり、多くの方々を巻き込んだりしながら、社会の期待に応えていく必要があります。新しいチャレンジを成し遂げるためには、個人の熱量や推進力が不可欠です。目標から目をそらすことなく、こだわりを持ってやり遂げられる方が合うのではないでしょうか。

青木:たしかに、手探りで道を探していくプロセスを面白いと思えるかどうかは大きいと思います。答えがすぐには分からない問いに直面することもありますし、今回のようにそもそも正解が存在しない案件も少なくない。前例がないからといって諦めるのではなく、そういう状況を楽しみながら粘り強く向き合っていくことが大切です。

もちろん、助け合える同期や頼りになる先輩がたくさんいますので、安心して飛び込んできてください。


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