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【PJT 04:業界でも類を見ない“永久劣後特約付ローン”を、入行4年目コンビが実現】

sponsored by 日本政策投資銀行

〈Profile〉
写真左/綿智子(わた・ともこ)
株式会社日本政策投資銀行 関西支店 副調査役。
東京大学法学部を卒業後、2016年に日本政策投資銀行に入行。転勤族だった父に連れられて様々な土地で暮らしてきた経験から、自らが成長した成果を日本各地に還元できる仕事を志す。企業ファイナンス部を経て、現在は関西支店にてヘルスケアや外食産業など幅広いクライアントを担当している。
 
同右/中野舜(なかの・しゅん)
株式会社日本政策投資銀行 企業ファイナンス部 副調査役。
早稲田大学政治経済学部卒業。様々な企業のビジネスモデルに触れられることと、少数精鋭の組織で若手のうちから活躍できる環境が決め手となり、2016年日本政策投資銀行に入行。企業金融第5部でエネルギーセクターを担当した後、企業ファイナンス部に異動。メザニンファイナンスを主に扱うチームでスキルを磨いている。

 
2018年10月に、株式会社化から10年を迎えた日本政策投資銀行(以下、DBJ)。財務大臣が100%株主の政府系金融機関という稀有な存在です。

民間企業でありながら高い公共性を持つDBJは、その時代における社会の課題に幅広く対応し、日本の持続的発展に貢献してきました。しかしそうした事業特性上、就活生の皆さんをはじめ一般的な認知度は高くないのが現状でしょう。

今回は、入行4年目という若手でありながら同期2人でタッグを組み、業界でも類を見ない永久劣後特約付ローンという特殊な融資プロジェクトを実現した綿さん、中野さんにお話を伺いました。なぜ永久劣後特約付ローンを選択したのか、実現までにはどのようなハードルがあったのか。普段からお互いの専門性に刺激を受け合っているという2人が、プロジェクトの裏側を本音で語ります。

【今回のプロジェクトに関するニュースリリースはこちら】

 

中長期的な資金ニーズと財務の健全性改善を同時に実現する

――お二人が中心メンバーとなって特殊な融資プロジェクトを推進されたとお聞きしました。どのような案件だったのでしょうか?

中野:プロダクトでいうと、永久劣後特約付ローンというもので、ミドルリスク・ミドルリターンのメザニンファイナンスの一種です。いくつか特徴があるプロダクトなのですが、最大のポイントは元本の弁済期日を定めず、利息の任意繰り延べを可能とすることなどによって、国際会計基準上で資本として認定されることです。

綿:お客さまは、うどんの「丸亀製麺」で有名なトリドールホールディングス(以下、トリドール)さん。DBJとして以前からお取引はあったものの、トリドールさんからすれば我々は数ある取引先の一つにすぎませんでした。ただ、色々とリサーチしたところ直前にかなり大型の買収をされていて、今後もさらなる成長を志向している。これは「DBJならでは」のことが出来るのではないかと思い、ご提案に至りました。

きっかけは、私が関西支店に異動して間もなく先方の財務部長さんが代わられて、ごあいさつに伺った時のこと。開口一番「俺は浪花節は嫌いなんだ」と言われたんです。愛想笑いも天気の話もいらないから、金融のプロとして専門的な話をしてほしい、と。私も燃えましたね。この想いに報いたいと思い、自分なりに何とか資料を形にして、まずは上司に見てもらいました。

そうしたら、本当にこれを持っていく気かと。これこそ浪花節じゃないかと言われまして。もう一度ゼロから上司とディスカッションして、先方が何に困っているのか、それに対してDBJは何ができるかという仮説を積み上げた提案書を作成していきました。

――なぜ提案内容として永久劣後特約付ローンを選択されたのですか?

綿:トリドールさんのお話を深く聞いていくうちに、トリドールさんの成長ストーリーを実現するためには、財務面でのさらなる強化が必要だと分かってきました。そうすると、通常のローンではなく、相対的にDBJにとってはリスクが高いものの、資本性のプロダクトの方がマッチするのではないかと思い当たりました。でも、私の知っている商品設計ではトリドールさんの会計上のルールや特徴にうまくマッチしない。そこで、企業向け仕組み金融を専門に取り扱う企業ファイナンス部に所属している、同期の中野に相談しました。

中野:先方は大型の買収を行った後であり、継続的な企業成長という観点では、財務の健全性の強化が必要でした。では、どうすればいいのか。ここで注目されるのはBS(貸借対照表)における負債と純資産のバランスです。一般的には、負債が大きくなれば相対的に純資産が小さくなり財務健全性は弱まりますし、逆に純資産が増えれば財務健全性の評価は上がります。そこで、今回はトリドールさんの連結会計上(国際会計基準上)、純資産に組み込まれる「永久劣後特約付ローン」の提案に至りました。

DBJとしてもあまり経験したことのないプロダクトでしたが、たまたま私が類似の商品を過去に担当していたこともあり、これはいけるんじゃないかと考えました。

綿:「永久」と名の付く通り、ご融資した資金の弁済期限は決まっていません。それが、グローバル企業であるトリドールさんが採用している国際会計基準では、負債ではなく純資産に算入される要件になっているんです。ただしもちろん、金融機関として深いリスクをとるからには、トリドールさんと通常のローン以上の深い信頼関係を築かなければなりません。通常のローンでは実行後に定期的なミーティングなどは設けないのですが、本件は、半年ごとに金融機関と先方で会議の場を設けるなど、契約書においても適時適切なコミュニケーションとれるよう細部まで工夫しました。

 

クールヘッドとウォームハートで、クライアントに伴走する

――返済期日が決まっていないローンと聞くと、DBJにとってリスクが大きいと思うのですがなぜそこまでして支援するのでしょうか。

中野:まず、当行のDNAとして、「先進的な金融スキームも積極的に取り入れて企業の成長支援のためにリスクマネーを供給する」というスタンスが根付いていることは大きいと思います。もちろんどんな企業に対してもリスクを取るというわけではなく、先方のビジョンや事業の可能性をしっかり判断した上で支援していくことが前提です。

綿:また、トリドールさんの粟田貴也社長が「これからは日本食というカルチャーそのものが日本の武器になっていく。その中でトリドールは業界を引っ張るリーダーとして世界中でブランドを展開する夢のある会社になりたい」という話をされていて、非常に共感しました。

中野:自社だけでなく日本の経済に資するために成長したいという想いは、私個人としてもなんとかこの案件を実現しようというモチベーションになりました。

綿:ただし想いだけではやはりダメで、企業・事業をしっかり分析して今後も成長していく力を持っていると判断できなければ支援することはできません。今回のファイナンスに当たっては、例えば店舗別の損益の状況を精査するなど、地道に分析を重ねました。

また、数字だけではなく、定性面も分析の対象です。たとえば、食中毒の予防や対策についてどういった取り組みをされているのか、人手不足の時代にどうやって採用や人材育成をされているのか。担当者だけでなく社長にも直接お時間をいただいて、納得できるまで繰り返しお話を伺いました。また、中野と手分けしてトリドールさんの複数の店舗に行ってみて、何がトリドールさんの強みなのか、顧客目線から分析しました。

とにかくなんでもリスクを負いますという話ではなく、データと定性面の両方から突き詰めて、トリドールさんは信用できる会社だからこのファイナンスを実現できるという結論に達したわけです。


「丸亀製麺」の海外店舗(写真:トリドール提供)

 
――今回のプロジェクトで特に難しかったのはどのような点でしょうか。

綿:2つありまして、まずは先方に今回のプロダクトをご理解いただくこと。DBJにとってリスクが高い分、通常のローンより高コストの商品なので、その点を納得いただくのに苦心しました。逆にいうとDBJ内部でもリスクを取るだけのリターンを設計しなければならないので、双方がwin-winになるロジックを組み立てる必要があるわけです。ここは中野をはじめ企業ファイナンス部に大きく助けられた部分ですね。

中野:ファイナンスの大枠で合意が取れても、その後の具体的な交渉で決裂してしまうケースもあるので、かなり慎重にロジックを組み立てながら、契約交渉を進めていきました。今回は業界でも珍しいプロダクトなので、相場観に乏しく、そういった意味でも合理的な納得感はとても重要でした。メザニン系プロダクトの知見、通常のローンとの相違点の整理、さらにハイリスクなファイナンス手法との比較。様々な観点から適切なリスクとリターンを見極めていきました。

綿:2つ目の壁はプロジェクト後半で、本当にファイナンスできるのかという審査のところです。DBJの中で何度も議論を重ねるのですが、先ほどもお話しした通り様々な観点からトリドールさんの未来の可能性を探っていく必要があります。私たちだけでなく、先方にもデータ提供やインタビュー時間の確保など多くの負担をおかけしました。

中野:最後までともに走りきることができたのは、綿が先方と綿密にコミュニケーションをとっていたからこそだと思います。それがなければ、途中で霧散してしまってもおかしくありませんでした。

 

成長に必要なのは、どれだけ自ら手を挙げて、どれだけ転ぶことができるのか

――お二人は入社4年目ですが、若手が中心となって難しいプロジェクトに挑むことはDBJではよくあるのでしょうか?

綿:DBJには、挑戦したいと言う人が任せてもらえる風土があります。とはいっても、ただ放置されるわけではなく、ここぞ、というシーンでいつも上司や周囲の方のサポートを得ています。私は特に、面白そうだと感じたらとりあえずぶつかりに行くタイプなので、本当に助けてもらっていますね。

今回も上司に資料を持っていって「浪花節じゃないか」と言われたところから、手取り足取り教えてもらって。案件を進めていくプロセスでも細かいところまでチェックしていただきました。前の部署でも経験したのですが、こういった面白い案件があると、知識や経験のある方がDBJ中から自然と集まってきて、若手に知恵を貸してくれるような気がします。

ただ、最後の最後は私がやりたいかどうか次第、私がギブアップしたらそこで終わりだよとは常に上司に言われていて。本人にやりたいという想いがあれば、たとえ若手であろうと、”All DBJ”で最大限後押ししていく。DBJはそんな風土だと感じています。

中野:私の上司も基本的には見守ってくれていて・・・勿論要所ではサポートしてもらいましたし、上司の存在なくして、この案件は実現できなかったのですが、私の成長のために深い懐でやらせてくれました。ただ、今回の案件は綿と二人での案件だという気概を持って取り組んでいました。

綿は直接クライアントと相対する立場なので、その中でどこにどういった提案をするかを自分自身で決めていく。私はどちらかというと綿や行内の皆さんから相談をもらうチームなので、案件が集まってきます。そうした中で、積極的に案件に取り組む姿勢があれば、その挑戦を後押ししてくれる風土がDBJにはあります。

そして案件を経験した後は社内にもその情報が伝播して、「次に近しい案件があった時はこの人に相談しよう」という流れにもなりやすい。どういう成長をしていけるのかは、その人のやる気と姿勢次第ですね。

――そういった風土のDBJで求められるのはどのような人材ですか?

中野:やはり自らチャレンジできる人に来てほしいですね。人数が少ないからこそ、若手が消極的で手を挙げなければ組織も活性化しません。入行時の能力差なんてないようなもので、大切なのは、どれだけ転べるかということかなと思っています。少し自分には難しいかなと思うことに挑戦して、その分転んだりもするのですが、それを乗り越えるとそれが自信になって、もっと難しいことに挑戦できる。これを繰り返していくことで初めて、大きな成長を遂げられるのではないでしょうか。

綿:そういう意味ではよく転んでますね、私は(笑)。挑戦って人に言われてするものではないと思うので、エネルギーが有り余っていて、何か面白いことをやりたい! という気持ちに溢れた人に来てもらえれば嬉しいです。DBJは年齢に関係なく目がキラキラしていて、一見物静かでも好奇心旺盛な人がとても多い。これからも、そういった人たちと一緒に働いていきたいと思います。


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