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sponsored by シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア
Q.1 所属部門の紹介をお願いします。担当業務、職制/職階と各役職の職務内容はどのようなものでしょうか。
シーメンスで産業のデジタル化を推進するデジタルインダストリーズソフトウェアの日本法人に所属しています。私が所属するプリセールス本部のコンサルタントは、お客様の製品開発を支援するソフトウェア・ハードウェアソリューションについて、お客様に技術的な提案を行い販売を促進する役割を担っています。
グローバルな組織構成であるため、日本法人のカントリーマネージャ以外にも、HQやAPACゾーンなど複数のレポートラインが存在していることが特徴で、海外の同僚とも協力しながら業務を進めています。
職制としては全社的に大きく5段階のジョブコードが設定されており、途中からエキスパート職とマネジメント職に分かれます。新入社員は一番下のアソシエイトからのスタートになりますが、早い段階で案件を受け持つことになりますので、すぐに自身の成長やチームへの貢献を実感できると思います。
案件を受け持つと、顧客担当セールスとペアになりお客様に技術的な提案を行います。必要に応じてマネージャの指示や判断を仰ぎますが、基本的には担当コンサルタントが案件の技術的な責任を持つため、担当の判断で提案を決定していきます。
Q.2 部門やチームのカルチャーをひと言で表現するとどのようなものでしょうか。
ひと言でいえば「オーナーシップ」でしょうか。シーメンスではオーナーシップカルチャーといって社員一人一人が会社を背負っているという認識をもって業務にあたる文化が形成されています。特にプリセールスコンサルタントはシーメンスの技術の代表としてお客様と接する立場にありますので、案件への責任意識を持って業務にあたっています。
また、ソリューションは広範囲にわたり一人ですべてをカバーすることは難しいため、各コンサルタントに専門の技術領域が割り当てられています。各担当はそれぞれの担当技術のスペシャリストとして、技術へのオーナーシップをもって業務を遂行しています。
Q.3 ご所属の部門やチームについて、同業他社と比べて優れていると考えられる点をできるだけ具体的に教えてください。
シーメンスは製造業のデジタル化を推進するために必要なソフトウェア・ハードウェアソリューションを、製品の設計・開発から製造、保守に至るまで、すべてのステップにおいて提案可能な唯一のベンダーです。個別の分野でもそれぞれ世界をリードする技術ですが、それらを組み合わせることでこれまでにないイノベーションを実現しています。
こうした数多くのソリューションに日常的に触れることができるため、さまざまな知識を得られますし、自らもソリューションの化学反応を引き起こす触媒としてイノベーションの実現に貢献できます。このような体験は、限られたソリューションしか持たない企業では得られないことだと思います。
Q.4 ご所属の部門やチーム(もしくは会社全体)について、入社前の期待値を最も大きく上回ったこと、上回ることができていないことをそれぞれ教えてください。
入社時の期待を超えていたのは個人一人一人の裁量の大きさです。顧客訪問をするかどうかといった自身のスケジュールの管理から、HQの製品開発部門との交渉まで、担当コンサルタントに一任されています。自由度が大きな環境の中でのびのびと仕事をさせてもらえるので、クリエイティブな思考で働けることが魅力的だと感じています。
一方、少数精鋭チームであるという性質から、チームで抱えられる案件の数にはどうしても限りが出てしまいます。そのため、国内にまだまだリーチできていないお客様がいるのが現状です。日本の製造業全体にIndustrie 4.0を浸透させることが我々のミッションであると思っていますので、こうした点はまだ入社前の期待を上回れていないこととして今後の活動の目標にしたいと考えています。
Q.5 ご担当されている業務に求められるスキルセットとマインドセットを教えてください。
必要だなと常日頃から感じているスキルは「想像力」です。共感力といってもいいかもしれません。私の仕事では、お客様が抱えられている課題を聞きだし、理解をして、適切なソリューションを提供することが求められます。ただ、我々はお客様の製品についての深い知識を持ち合わせているわけではないので、自身の持つ技術に関する知識や経験をもとに、お客様の課題解決のための提案をしていかなければなりません。このためには、想像力を発揮してお客様に寄り添い理解する能力が求められます。
またお客様のことだけでなく、新しいソリューションや業界の動向など、さまざまなことに対して発想を広げるためには幅広い知識が必要になりますから、こうした知識を得たいという「好奇心」あるいは「関心」をもつことがマインドとして必要だと思います。
Q.6 入社してからご自身が最も成長したと思うことを理由とあわせて教えてください。
入社したてのころは常に100%の全力で業務にあたっていましたが、先輩方の働き方を参考にしていくことで、70%の労力でパフォーマンスを発揮できるようになったと感じています。これは、もちろん知識や経験を積んだこともありますが、それ以上に仕事の取り組み方、回し方といったスキルが身についた結果だと思います。
また仕事のスキルとして特に成長した部分は英語力です。恥ずかしながら入社前はほとんど英会話ができませんでしたが、実務で海外の同僚とコミュニケーションをとったり、また会社が提供してくれる語学研修を受けることで、現在では英語でのコミュニケーションが円滑にできるようになったと感じています。
Q.7 所属する部門やチームの人の育て方で、特徴的だと思うことはありますか。
早い段階から戦力として実戦投入し、場数を踏ませてもらえるのは、あまり他社ではないのではないかと思います。私の場合は、新卒として入社した翌月の展示会でプレゼンをさせていただく機会をいただきました。上司や先輩のバックアップのもと、早い段階から多くの案件に携わることができるため、自ずと育つ環境になっているのではと思います。
また、転職者が多い職場でもあるので、新入社員に対しても知識や経験を尊敬し尊重するカルチャーがあります。一方的に教えられるというよりも、それぞれの専門性を尊重しながら互いに教えあえる環境というのは、とても貴重なものだと感じます。
Q.8 所属部門の仕事について学生からどのような人が向いているか、もしくは不向きかを問われたら何と答えますか。
幅広い技術領域を取り扱う関係上、常に学び続けることが求められています。我々はLearn & Grow, Each Dayといって、日々学び成長することをスローガンにしています。こうしたところからも表れているように、学習意欲、探求心の強い方が向いているのではないかと思います。
逆に言えば、自律的に自分で目標立てて学習するといったことが苦手な方はシーメンスのカルチャーにはそぐわないかもしれません。
Q.9 あなたが今後1年以内に仕事で成し遂げたいことを最大三つまで、その理由とあわせて教えてください。
弊社はM&Aを通じて会社規模が大きくなっていますので、社内のコミュニケーションを推進することが求められています。私は今社内の情報共有を促進するプロジェクトに参画していますので、この活動で成果をしっかりと出し、人と人との交流が盛んになる環境づくりに貢献できればと思っています。
また、業務としては今まで取り扱っていなかった新しいソリューションの提案に携わっていきたいですね。我々としてもホワイトスペースの領域に手を出すことで、より広い分野での専門性を獲得したいと思っています。
Q.10 就職活動中の学生に、人生の先輩としてメッセージをお願いします。
就職活動は時間もお金もかかる大変な活動ですが、さまざまな企業で働く先輩方の話を聞くことができるチャンスでもあります。ぜひたくさんの企業、先輩方を見て、やりたいことやなりたい自分というものを探してみてください。
また、就職は人生の大きなマイルストーンの一つではありますが、社会人としてはそこからがスタートです。ぜひLearn & Grow, Each Dayで日々学び成長する姿勢を大事にしてください。
皆さんとどこかで一緒に働く日が来ることを楽しみにしています。
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