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【10問10答】シーメンス/技術職/入社7年目/李敏均

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〈Profile〉
李敏均(い・みんぎゅん)
シーメンス株式会社 Simcenterカスタマーサポート本部 Simulation3D部 技術職。
九州大学大学院システム情報科学府卒業後、エルエムエスジャパン株式会社(現シーメンス株式会社)に2013年4月新卒で入社。入社時はカスタマーサポート本部のTESTエンジニアとして配属され、サポート業務および計測の基本的な知識を取得。その後、Simulation 3D部に異動しアドバンスドエンジニアとして勤務している。現在はCAEソフトウェアのSimcenter 3Dを中心にさまざまな企業のお客様のサポート業務を担当中。
(掲載内容や肩書は2019年の取材当時のものです)

 

Q.1 所属部門の紹介をお願いします。担当業務、職制/職階と各役職の職務内容はどのようなものでしょうか。

Simcenterカスタマーサポート本部はシーメンスのSimcenterブランド製品のお客様のサポートを担当している部門です。Simcenterブランド製品は1D、3D、TEST、CFDなどの製品があります。お客様がSimcenterブランド製品を購入いただいた後に導入トレーニングの実施、メールおよび電話での製品サポート、場合によっては、お客様のところに直接訪問して、トラブルシューティングを実施しています。

部門は大きく分けて「ディレクター」、「マネージャー」、「エンジニア」で構成されています。まず、各部門の「エンジニア」は担当しているお客様と密に連絡を取りながら、常にお客様のお困り事や疑問点などについて対応しています。さらに、定期的にお客様のところに訪問して、プロアクティブなサポートも実施しています。「マネージャー」は各製品ごとのエンジニアのサポート状況のフォローアップおよびプロジェクトを、「ディレクター」は数多くのSimcenterブランド製品全般のサポート業務をマネージメントします。製品ごとにチームが分かれていますので、より専門的なサポートを提供出来る体制になっています。

Q.2 部門やチームのカルチャーをひと言で表現するとどのようなものでしょうか。

「ユニーク」です。新卒で入社した若手社員もいれば、現在の業務と異なる分野から中途入社した社員もいます。

例えば、音に関する研究をしてきた若手社員、過去に車両の衝突解析を業務で実施していたり、自動車の部品の研究開発を担当していた社員など、それぞれ持っている知識や経験などが全く異なります。

このカルチャーは仕事のみではなく、例えば、スポーツカーが好きで実際に購入し、毎週運転しているメンバーや、インドでの長期研修の影響で、カレーや香辛料の種類に詳しくなったメンバーなど、日ごろの生活ではなかなか会うことのできないユニークな人が集まっています。

このような各メンバーのユニークな知識や経験、特徴からいろいろな発想や問題へのアプローチ方法などのアイデアが湧いてくるので、さまざまな業界のたくさんのお客様に対してチームとして対応が可能になると考えています。

 

Q.3 ご所属の部門やチームについて、同業他社と比べて優れていると考えられる点をできるだけ具体的に教えてください。

各メンバーはそれぞれ担当しているお客様あるいはプロジェクトが基本的に異なり、一人で業務を進めがちです。しかし、自分以外のメンバーの案件でも定期的に話し合いながら、チーム全体として対応する、いわゆるチームワークが優れている点と考えています。

このチームワークは日本オフィスのメンバーのみならず、例えば、アメリカやドイツ、ベルギー、インドといった世界各国オフィスのエンジニアたちとも常に連絡が取れるシステムが構築されているため、より多くの情報を迅速に取得することが出来、お客様の満足につなげることが出来る点も強みです。

Q.4 ご所属の部門やチーム(もしくは会社全体)について、入社前の期待値を最も大きく上回ったこと、上回ることができていないことをそれぞれ教えてください。

入社前に抱いていた外資系企業のイメージでは、すべて個人の成果主義で社内での競争も激しいと思っていたので、社員同士の交流などはあまり期待していませんでした。しかし実際は小さな案件から大規模なプロジェクトまでチームメンバー同士が助け合いながら進めることができる点は期待以上になります。

一方、サポート業務の特徴としまして、日本にいるお客様の支援が何より大事ですので、本社や別の国の拠点へ行く機会は期待していたよりは少ないです。ただし、これは最近はweb会議などにより、世界中のどこでも、いつでも大事な案件について話し合うことが出来るようになったことも一つの要因と考えています。

Q.5 ご担当されている業務に求められるスキルセットとマインドセットを教えてください。

CAE(Computer Aided Engineering)ソフトウェアを扱っていますので、基本的な工学の知識は必要になります。ただし、これまでの設問への回答でお伝えしたように、シーメンスではさまざまな分野の知識や経験を積むことが可能ですので、理系出身の学生なら大学などで学んだ基礎的な知識があれば、十分と考えています。

私も入社時にはCAEやNV(Noise、Vibration)の知識はありませんでしたが、社内のさまざまな教育などを経験したことで、日々お客様の技術的な問題についてサポート出来るようになっています。

マインドセットにつきましては、やはり「相手の立場に立って考える」ことだと思います。それぞれのお客様はバックグラウンドを始め、経験されてきた業務など状況がすべて異なります。サポート業務ではまずお客様の立場に立って、一緒に現在の分からないことや問題について考えることが初めの一歩と考えています。

 

Q.6 入社してからご自身が最も成長したと思うことを理由とあわせて教えてください。

コミュニケーションおよびプレゼンテーション能力だと思います。業務上、初めて会うお客様に対してプレゼンテーションをしたり、製品トレーニングを提供することが多いです。正確な情報をお伝えするためには、担当製品についての専門知識に加えて、出来るだけお客様が簡単に理解いただけるような伝え方も大事です。

例としまして、トレーニングを提供した後は必ず、アンケートを確認し、改善点を工夫するようにしています。最近はお客様が私とお話することが楽しいと感じていただけるためにはどのようにすればいいかなどを考えています。あまり固い打ち合わせよりは、楽しく、ある程度笑いのある打ち合わせやトレーニングがお客様も満足いただけると信じています。

Q.7 所属する部門やチームの人の育て方で、特徴的だと思うことはありますか。

自分が所属していて担当している製品のみではなく、希望すれば他部門の製品について勉強したり、経験することが可能です。シーメンスはさまざまな分野の解析・実験のソフトウェアおよびハードウェアを扱っていますので、今後自分のキャリアアップに必要な分野の知識や経験が非常に取得しやすいのが特徴になります。

私の場合も最初は音に関する解析業務を担当しまして、その後、振動に関する解析や最適化解析など幅広い分野の知識を得ることが出来ました。さらに、他部門のプロジェクトにも参加して、今まで気づくことや得ることの出来なかった知識を取得することが出来ました。

Q.8 所属部門の仕事について学生からどのような人が向いているか、もしくは不向きかを問われたら何と答えますか。

サポート業務でお会いするお客様の多くは現在、何か困っているケースが多いです。困っているからこそ私たちサポート本部のエンジニアにご連絡いただき、助けを求めていると考えています。したがって、まずは出来るだけお客様の話をよく聞き、理解できるような人、いわゆる“聞き上手”な人が向いていると思います。

それに対して、相手の話をじっくり聞いて理解するよりは、自分の意見や主張を相手に理解してもらいたい人はサポート業務には不向きと思います。

 

Q.9 あなたが今後1年以内に仕事で成し遂げたいことを最大三つまで、その理由とあわせて教えてください。

①約2年前から続いている、弊社の既存の製品を新しい製品へ移行する「マイグレーションプロジェクト」をお客様が満足していただけるように完了することです。これにより、シーメンス製品を使用いただくことで、今まで以上にお客様が満足し、成果に繋がると考えています。

②まだ経験したことのない分野の弊社の製品知識を取得することです。最近は他部門の製品は製品ごとに独立しておらず、それぞれを繋げることが可能です。特に私が担当しているCAEソフトウェアではこれをCo-simulationと呼んでいます。Co-simulationを正しく実施して、解析を評価するためには他部門製品の知識も必要になります。取得した知識はさらに、チーム内で展開することでチームとしてのスキルアップに繋がると思います。

Q.10 就職活動中の学生に、人生の先輩としてメッセージをお願いします。

就職活動は体力的にも精神的にも大変です。私が就職活動をする前に「自分が好きな分野、適性に合うような仕事を見つけて就職活動をする」というような話をよく耳にしました。ただし、就職活動の中で、本当に自分が好きな分野や仕事を見つけることが出来る人はそこまで多くないと思います。このようなことは入社してから色々経験しないとなかなか分からないことと考えています。

したがって、小さいものでもいいと思いますので、少しでも興味がある分野に関連する企業を調べることから始めたらいいのではないでしょうか。

さらに、焦らずに就職活動をすることも大事だと考えています。私の場合は自国での兵役や日本での留学生活などのために一緒に卒業した学生より5歳以上年齢が高く、高度のスキルや知識もない状況で新卒入社が出来るか、かなり心配しました。

しかし、その点では外資系企業は一般的に歳や国籍はあまり関係なく、私にはぴったりでした。焦らずに就職活動をしていくと必ず、自分に少しでも合うような業界や企業に出会えると思います。


 
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