目次
はじめに
こんにちは、外資就活 IT・ベンチャーチームです。
あなたはベンチャー企業について、どんなイメージを持っているでしょうか。
「Tシャツに短パンで自由な感じ」
「若い人が活躍している」
「新卒で入るにはリスキー」
「成長できそう」
など、いろいろな答えが返ってくるかもしれません。
なかなかイメージが先行しがちなベンチャー企業ですが、今回はそんなベンチャー企業の疑問についてお答えします。
この記事では新卒採用を行っている主なベンチャー企業として、グリー/コロプラ/サイバーエージェント/レバレジーズを取り上げています。
疑問(1)ベンチャー企業とはなにか?
「ベンチャー企業」とは、革新的なアイデアや技術をもとにして、新規のサービスやビジネスモデルを展開する企業を意味します。
ベンチャー(Venture)とは、英語で冒険的事業・利益を狙う投機・思い切ってするといった意味を持ち、ベンチャービジネスとはそのような冒険心あふれるスタンスでビジネスを行うことです。
そのため「ベンチャー企業」とは、まさにベンチャービジネスを担う小規模~中規模の会社のことなのです。
疑問(2)ベンチャー企業って本当に成長できるのか
成長できます。ですが、自分次第です。
ベンチャー企業は大企業にあるような手厚い教育制度がありません。また、与えられた仕事を淡々とこなす事で報酬がもらえるわけではありません。
「誰かがやらなければ、会社がつぶれる」といったような極限の環境で行動することによって経験値が得られます。つまり、成果を出すために、自分自身で考えて実行に移すのです。それがベンチャー企業における成長の元です。成長のために、出来ることは自分がやる、できないこともやるしかないという気概があれば、きっと刺激的な環境であるに違いないと思います。
疑問(3)ベンチャー企業に向いている人の特徴とは
好奇心が強く、変化を楽しめる人
ベンチャー企業は社会に転がる「あんなサービスがあったらいいな」「こんなことが不便だな」という事柄を発見し、それを解決する新規のビジネスモデルをつくっています。常に世の中にアンテナを張り、その変化に即応できなければなりません。グリーの新卒のエントリーシートの中でも「あなたが最近注目しているインターネットサービス(ゲームを含む)を教えてください。またその理由と改善点があれば教えてください」という課題が出ています。ここから分かるように、ベンチャー企業に向いている人は新しいものに興味があり、常にサービスをアップデートさせていこうという気持ちがある人だと考えられます。
企画や戦略を「実現」まで移すプレイヤーでありたい人
ベンチャー企業は、自社で企画したものを商品化し、マーケティングし、マネタイズする必要があります。主に戦略を担うコンサルティングファームや、実行フェーズを担うSIerとは違い、イチから事業を作りだすことから実行までを全て自社で担います。
戦略から実行まで一貫して事業を成し遂げるために必要な様々な業務を行うため、どんな予想外の事象にも恐れず立ち向かう事が出来る人が向いていると考えられます。社内環境も、「最後までやりきること」を強く意識している社員が多く、刺激を受けられるようです。
積極性に自信を持つ人
ベンチャー企業には「自分から仕事を取りに行き、成果を出す」という取り組みによって経験が得られ、それが自身の成長につながるという特徴があります。LINEのある社員は、「自分のやりたい仕事を見つければそれを優先してやらせてもらえる環境がある」と言っています。しかし、いわゆる指示待ちのスタンスで居続けると仕事がもらえないことが多く、仕事がないときも誰かが助けてくれる環境にはないため、積極的に挑戦するマインドや課題発見が得意な人でなければ居続けることは難しいです。スピード感がある自由なベンチャー企業にいるからには、積極的に自分のやる気をアピールし、キャリアアップにつなげてみてはいかがでしょうか。
疑問(4)新卒採用で有名なベンチャー企業と各企業の魅力とは
ベンチャー企業に興味が湧いてきましたか?ここではトップ層の就活生に人気のベンチャー企業をいくつか紹介させていただきます。
企業ごとにも魅力や特長が異なってきますので、自分に合いそうな会社を見つけてみてください。
グリー:定量的なKPI管理でロジカルシンキングが身につく
『聖戦ケルベロス』等のゲーム事業、『GREE』などのSNS事業などを手がけています。最近はVR事業などにも力を入れており、革新的なビジネス追い求める企業でもあります。全ての事業においてKPI管理や定量分析を大切にしており、ロジカルシンキングなどが身につくと評判です。また、チームビルディングという制度があり、月一回飲み会が無料になるようです。他にも従業員向けのサービスが豊富であり、メガベンチャーに近いベンチャー企業といえます。
コロプラ:熱意と穏やかさが併存する社風
スマートフォンゲームを中心に、エンターテイメントで日常を楽しくするということをモットーにサービスを展開しているコロプラ。おなじみの『ディズニーツムツム』もコロプラの作品です。社員の人柄も良く、全体的に人間関係が良好であるという意見が多いようです。「良いものをつくりたい」という熱意を持った社員も多く働いており、熱意とおだやかさが並存する社風です。
サイバーエージェント:実力主義でキラキラとした社風
サイバーエージェントはAbemaTV等のメディア事業、インターネット広告事業でおなじみの広告ベンチャーです。女性社員がダンスを踊った動画が有名になるなど、華やかな社風があります。
ビジネス面でも実力主義、決定スピードが速いことなどが特長であり、「昨日決まった人事が今日実行される」といったこともしばしばあるようです。比較的大きな組織でいわゆる「メガベンチャー」と呼ばれていますが、次から次へと新しいことに挑戦してゆき、組織が変わってゆく変化に富んだ姿勢は大きくなっても変わりません。
レバレジーズ:積極的な人が重宝され、スピード感の速さが魅力的
レバレジーズは人材・ITを切り口に新規事業を展開する会社です。新卒・中途社員問わず、能力とやる気があれば事業部長などに抜擢されるケースがあります。成長できるかどうか、楽しめるかどうかは主体的に動くか否かで評価され、決まるようです。また、皆が楽しく働けるように社内イベントなどが豊富であり、社員も気さくで親しみやすい人が多い雰囲気の企業です。
以上、有名なベンチャー企業を紹介していきました! 社風を感じ取るために是非、インターンや選考を受けてみてはいかがでしょうか?
疑問(5)ベンチャー企業の面接で大切なこととは
ここまで見てきてベンチャー企業の魅力が伝わったかと思います。
しかし中には「でもベンチャー企業の選考は難しそうだし・・・」と思う方もいるかもしれません。
そこで、ベンチャー企業の選考をいくつか突破してきた筆者が感じた、「ベンチャー企業の面接で重要なこと」を伝えていきたいと思います。
ベンチャー企業の面接で大切なことは、「自分自身を面接官にさらけ出すこと」です。初めて会った人に自分自身の価値観や経験をさらけだすなんて恥ずかしい、と思うかもしれません。また、就職活動では自分を良く見せようと面接官の前で演技するという人も少なくないかもしれません。
しかし、さらけ出すことの重要性は以下の2つのベンチャー企業の面接の特徴が関係しています。
1.フラットで話しやすい雰囲気
2.経験を深掘りされる
というのも、ベンチャー企業の面接を数社経験した方によると「面接官は学生と近い距離で、とてもフラットにお話を聞いてくれる」ようです。とても話しやすい雰囲気で、これまでの人生経験について質問してきます。リクルートやレバレジーズが良い例で、選考では「過去の経験によって何を学び、どう自分が変わったか」といったことを細かく問われるようです。
このような人生経験や人柄重視の選考をベンチャー企業が行う理由の一つは、試行錯誤のサイクルが他社と比較して早いため、自身の生活でもPDCAサイクルを回せる人間を欲しているからであると考えられます。過去の成功体験や挫折経験を整理し、それらの経験から何を学んでどう変わったかを自分自身で理解し、言語化して表現する必要があります。
この2点の特徴により、ベンチャー企業の面接では「自分を面接官に対してさらけ出す」ことが大切だといえます。
いつもの自分をそのまま表現すればいいのです。だから、リクルートスーツを着る必要も面接でウソをつく必要もないベンチャーは魅力的ではないでしょうか。
おわりに
いかがでしたか?ベンチャー企業の魅力が存分に伝わったでしょうか。
変化が好きで、何かを生み出すプレイヤーになりたいという熱い思いと積極性を持つあなたはきっとベンチャー企業に合うのではないでしょうか。また、社風も風通しがよく、明るい雰囲気であるため楽しく働けそうですね!
ベンチャー企業は大企業と違った魅力があります。キャリアの選択肢の一つとして是非考えてみませんか?
マッキンゼー ゴールドマン 三菱商事
P&G アクセンチュア
内定攻略 会員限定公開
トップ企業内定者が利用する外資就活ドットコム
もっと記事を読む
マッキンゼー BCG ベイン・アンド・カンパニー アクセンチュア 等の内定攻略記事を会員限定に公開しています