目次
べインに内定するための5つのポイント
こんにちは、外資就活 コンサルチームです。
今回は、結果主義とグローバル・チームワーク・カルチャーを特徴とする、就活生からも絶大の人気を誇る戦略コンサルティングファームであるべイン・アンド・カンパニーのインターン選考の対策について、以下の5つのポイントからお伝えします。
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ES:論理性に注意しつつ端的に
Webテスト:多くが苦しむ鬼門、入念な対策を
ケース面接:思考力と柔軟性のバランスをアピール
インターンシップ:求められているものへの適切なアピール
最終面接:最後の鬼門。ディスカッションを楽しむ
ベインの選考時期と2024年卒のサマーインターン概要
23年卒の選考は「夏」「冬」「春」のタイミングで選考が行われました。
2024年卒の募集概要
24卒のサマーインターンの募集要項がオープンしています。
インターン開催日::2022年8月4日(木)~8月6日(土)/ 2022年8月18日(木)~8月20日(土)の2ターム開催
詳細:
【ベイン・アンド・カンパニー】2024卒 夏インターンシップのご案内
ベインの選考フロー
ベインの選考フローは以上の図の通りです。
ここから各選考フローについて詳しく解説していきます。
ESは『論理性に注意しつつ端的に』
(1) あなたが目標として思い描く5年後の御自身の姿、及びそれを実現する過程で、戦略コンサルティングに興味を持ち志望した理由を教えてください。(200文字以下)
(2) あなたがご自身の強みを生かして問題を解決し、成果を出された経験を説明してください。(200文字以下)
・結果通知方法:締め切りから一週間以内にメールで通知
だいたい2問ほど、200字程度で書くように求められます。
落ちることは少ないが、端的に書くこと
ベインなどの戦略コンサルの選考ではESで落ちることは少ないです。
なので、基本的なポイントさえ押さえていれば大丈夫でしょう。
しかしESは面接時などの参考資料として用いられるので、面接官がESを見たときに論理が破綻していたり、ダラダラとした文章だとマイナスの印象を与えかねないので、論理的に端的に書きましょう。
Webテストは『高いボーダーのため入念な対策を』
・試験形式:玉手箱
・試験会場:Webで実施
・合格ボーダー:正答率9割
・結果通知方法:1週間以内にマイページにて通知
時間がないので、サクサク解く必要がある
ベインの筆記試験は時間がタイトなうえに、合格のボーダーも9割程度と言われており非常に高いです。しっかり本で対策したり、同じテストを採用している企業を受けて慣れておいたりすることをおすすめします。
問題の難易度的には高くはないのですが、スピード勝負なテストなので問題演習をする際にも時間は意識しましょう。
Webテスト40戦39勝の金融業界内定者が実践した『玉手箱・TG-Web攻略法』
録画面接 (一次面接) は『カメラの前で回答する練習をする』
・形式:指定された期間内に自分のタイミングで行う
・内容:志望動機・フェルミ推定
・結果通知方法:1週間以内にマイページにて通知
録画面接の流れ・質問内容
志望動機とベーシックなフェルミ推定が課されます。
準備時間が与えられた後に発表する形で、基本的に1題ですが時期によっては2題出題されることもあります。
■志望動機 (1分)
■ フェルミ推定
① 思考時間 (5分)
② 回答 (5分)
③ 訂正 (1分)
フェルミ推定問題例
■蕎麦屋1店舗の年間売上
■あるスーパーの1日の売上
録画面接突破のためのポイント
・録画に臨む前に、練習で動画撮影して対策する
他のファームではあまり見ない録画形式のケース面接は、なかなか練習する機会がないと思います。
最低でも一度は本番の前に、自分のスマホでケース面接を解いている様子を撮影して、カメラの前でアウトプットを出す練習をしておくことをおすすめします。
取り直し不可の一発勝負なので、注意してください。
・簡潔に分かりやすく伝えることを意識する
録画という形式上、面接官がいません。通常のケース面接で行われるような面接官からの質問がないため、丁寧に分かりやすく思考プロセスについて説明することが大切です。
・志望動機はあらかじめ用意しておく
録画面接で志望動機はほぼマストで聞かれます。1分程度で回答する場合が多いので、準備しておきましょう。
二次面接では『フェルミ推定でつまずかないようにする』
・形式:zoom上で実施・面接官と1対1
・内容:簡単な自己紹介・フェルミ推定・売上向上施策
・雰囲気:面接官にもよるが穏やか
・結果通知方法:数日以内にマイページにて通知
二次面接の問題例・流れ
最初にアイスブレークのために軽い自己紹介を行い、その後にケース面接に移ります。
ケース面接はフェルミ推定→売上向上施策・成長戦略提案の流れです。フェルミ推定は思考時間が3分と短く数値まで求める必要があるため、かなり素早く解く必要があります。その後の売上向上施策は、思考時間なしで面接官とのディスカッションの中で一緒に考えていく場合が多いです。
■国内の矯正用コンタクトレンズの市場規模
■高級ブランド品の中古市場規模の推定、その仲介業者の売上向上策
■マッチングアプリの市場規模の推定、数年後のその推移
■小売店1店舗の1日の売上の推定、その店舗の売上向上策
二次面接突破のためのポイント
・最初のフェルミ推定でつまずかない
最初のフェルミ推定のアウトプットが微妙だと、面接官とのディスカッション時間が長くなってしまい、肝心の売上向上施策まで辿り着かないことがあります。
商材理解に基づいた因数分解・素早く計算することを心がけ、フェルミ推定はサクッと通過できるように頑張りましょう。
・売上向上施策は消費者視点を大切にする
ベインのケース面接では、基本的に受験生でも考えやすい商材に関するケース問題が出題される場合が多く、筋の良い回答を考えるにあたって、消費者視点で考えていくことが大切です。
コツとしてはフェルミ推定で分解した因数を活用すると、売上向上施策や成長戦略を考えやすい場合が多いです。
面接官とのディスカッションの中で、自分の仮説を進化させ、柔軟な思考で問題に取り組みましょう。
【保存版】戦略コンサルティングファーム7社のケース面接完全対策 ー過去問61選・ファーム別出題傾向ー
【現役コンサルが解説】ケース面接で差がつくポイント総まとめ〜多くの指導から見えた「失敗のパターン」と「対策ノウハウ」
「ケース面接演習」実況中継(1)大学生が初めての「フェルミ推定」に挑戦
三次・四次面接では『鋭い質問に対しても粘り強く答えていく』
・形式:zoom上で実施・面接官と1対1
・内容:簡単な自己紹介・フェルミ推定・売上向上施策
・雰囲気:面接官にもよるが穏やか、しかし二次面接よりも緊張感はある
・結果通知方法:数日以内にマイページにて通知
三次面接で通過が決まる人もいれば、四次面接まで行って判断される場合もあり、四次面接まで行われるかどうかはその人のパフォーマンス次第です。
二次面接は比較的年次の若いコンサルタントが面接官ですが、三次面接以降ではマネージャークラスの社員が担当する場合もあり、少し緊張感のある雰囲気になります。
三次・四次面接の問題例・流れ
二次面接と同様、最初にアイスブレークのために軽い自己紹介を行い、その後にケース面接に移ります。
出題形式に関してもほぼ同じ場合が多く、フェルミ推定→売上向上施策・成長戦略提案が基本ですが、四次面接になると少し抽象度の高いお題が出されることもあります。
■日本に存在するエレベーターの数の推定、エレベーター運営会社の売上向上策
■中古車の市場規模の推定、中古車販売企業の売上向上策
■ある家電メーカーの利益減少要因の特定
四次面接ケース問題例
■新型コロナウイルスの感染拡大によって最も打撃を受けた業界と、その業界の改善策
■ある製造業メーカーにおけるDX推進策
■自動車メーカーの売上向上策
三次・四次面接突破のためのポイント
・議論の筋が通っているかを意識する
二次面接よりも論理的・構造的にケース問題に取り組めているかをチェックされます。面接官からの質問に対しては、そのような回答が導けるまでの根拠を示し、どのようなロジックで施策まで辿り着いたのかを伝えるようにしましょう。
・粘り強く議論についていく
二次面接と比べて、面接官からの突っ込みは厳しくなります。論拠が曖昧な点があると、なぜそう思うのかを面接官に深堀されてしまいます。それでもめげずに、議論についていき、仮説をブラッシュアップさせていけるように頑張りましょう。
また、面接官の話をよく聞くことも大切です。議論に詰まった際には、面接官の方からガイドしてくれる場合があるので、自分の考えにこだわりすぎずに柔軟に対応できるようにしましょう。
・施策の妥当性について意識する
三次面接以降では特に、「なぜこの施策が良いのか」というのがより重視されます。その際に考えるべきポイントが「施策でターゲットとする市場の規模はどのくらいなのか」「そのターゲットのどのようなニーズに訴求しているのか」といった点です。実際のビジネスシーンに沿った、本質的な議論を心がけましょう。
ベインからのアドバイス
ベインの採用HPにケース面接で重視するポイントが掲載されています。
面接を受ける方は、必ず一度目を通すことをおすすめします。
インターンシップは『IQとEQの両方が評価される』
・形式:23卒はコロナの影響によりオンライン・オフラインの選択可
・人数:23卒夏は50名ほど(2タームに分けて開催)
・内容:フレームワークについての講義・グループワーク・懇親会
各グループに1~2名ほどメンターとして社員がついて1日に複数回、グループ全体・個人に対してFBをもらえます。
学生4~5人で1グループとして構成されることが多く、参加者は東大・京大・早慶が目立ちます。
インターンの流れ・お題例
■1日目
午前:フレームワーク講義
午後:お題発表・グループワーク
■2日目
全日グループワーク(午前中に少しインプットがある場合も)
■3日目
午前:グループワーク
午後:プレゼン・ラップアップ・懇親会
ジョブお題例
■複合商業施設の利益を向上させるための施策提言
■ファミリーマートの利益最大化のための中長期戦略を提案する
■ある百貨店の事業戦略立案
■あるお菓子メーカーの事業戦略立案
■あるシネコンの事業戦略立案
初日(と2日目の午前)にインプットの講義があります。そして、両日の午後および3日目の午前中を利用し、インプットで得たフレームワークなどを使いながらグループワークを行っていきます。1日に4回程度、社員と議論する機会があり、それを通じてアウトプットを磨いていきます。基本的に、その日に終わらせるべき事に関しては社員から指示があり、それにしたがってワークを進めます。(1日目は事業環境分析、2日目は顧客動向分析、3日目は発表)
インターン突破のためのポイント
・チームとして最大のアウトプットを目指す
ベインのジョブでは、チームとしてのアウトプットが重要視されます。実際に1チームから複数人内定しているチームもあれば、1人もいないチームもあるほど、チームとしての成果が選考通過に大きく影響してくるようです。
・メンターのFBを最大限活用する
先述した通り各班にメンターが配置され、彼らから定期的にFBをもらうことができます。そのため、どんな意見であろうと傾聴し、積極的にそれを活用して、チームのアウトプットをブラッシュアップするように心がけましょう。また、受け取ったFBを反映する力はコンサルタントにとって重要な能力でもあります。そうした資質があることを積極的にアピールしましょう。
・グループの中での振る舞い方も重要・カルチャーフィットを示す
先に記したチームスキルやリーダーシップは、「ベインらしさ」を示すうえでも重要になります。ベインには独自の社風を重んじる傾向があり、ジョブを通して学生が自社にフィットするかどうかを見定めています。説明会やこれまでの社員の方とのかかわりを踏まえてベインへの理解を深め、自分がベインの社風にフィットしていることを示しましょう。
ジョブでは単純なハードスキルのみならず、チームの中でどのようにふるまうか、いかにリーダーシップを発揮するか、といったソフトスキルの面も大きく評価に関わることを忘れないでください。
最終面接は『ディスカッションを楽しむこと』
・形式:zoom上で実施・面接官と1対1
・内容:志望動機・ケース面接 ※事前に英語面接あり
・雰囲気:穏やかであったり緊張感があったりと様々
・結果通知方法:内定の場合、すぐに電話等で連絡がくる
最終面接の前に録画式英語面接がある
最終面接の前に簡単な英語面接があります。形式としては録画で3題ほど出題される質問に、それぞれ1分程度で答えていくというものです。
これで落ちる人はほぼいないと言われています。
最終面接のスタイルはインターンでの評価による
最終面接でしっかりケース面接を課される人もいれば、その場で内定がもらえる人もいます。これはインターンでの評価によって決まります。
内定を出すか出さないか、ボーダーラインにいる人に対しては、最終面接でもじっくりケース力を評価されたり、本当にベインに入社したいのかを問われたりします。
最終面接突破のコツ
・リラックスして議論を楽しむ
最終面接はパートナークラスのコンサルタントが担当するため、緊張感があります。ケース面接での突っ込みも厳しく感じるかもしれません。リラックスして落ち着いて臨み、最大限のパフォーマンスが発揮できるようにしましょう。
・志望動機のブラッシュアップ
インターンを経て、ベインの魅力・なぜベインで働きたいかをもう一度考えましょう。最終面接では志望動機を深堀されることもあるので、しっかりと準備しておくことが大切です。
・インターンの感想をまとめておく
最終面接ではほぼ必ずインターンの感想を聞かれますが、その際にただ漠然と「良かったです」と答えると印象が悪いです。インターンの中で印象に残っている具体的なエピソードを交えて、学びや反省点を伝えられるようにしておきましょう。
ベインの内定者の情報
内定者数は、夏・冬・春あわせて20人前後です。学歴に関しては、東大・京大・早慶や、学部生・院生もバランスよく採用している傾向にあります。
内定承諾後は、課題図書が送付されたり英会話スクールに案内されたりします。
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