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業界別深掘りシリーズ、最終回は「広告代理店」です。業界の双璧である 電通 と 博報堂 を筆頭に、その仕事のリアルと、求められる人物像について解説します。
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【商社・デベ・広告】全体像と魅力の比較② 総合商社編「壮大な夢と、そろばん勘定の両立」
【商社・デベ・広告】全体像と魅力の比較③ デベロッパー編「地図に残る仕事」の誠実さと執念
【商社・デベ・広告】全体像と魅力の比較④広告代理店編 ビジネスとしてのクリエイティビティ
広告代理店の仕事:「答えのない問い」に答えを出す思考の連続
広告代理店の仕事は、常に「答えのない問い」と向き合うことから始まります。そのプロセスは、大きく「戦略立案」と「企画・制作」の2つのフェーズに分かれますが、どちらも華やかなイメージとは裏腹の、過酷な知的労働です。
戦略立案のリアル:「問いを立てる」ことが仕事の半分
クライアントからの「若者向けのプロモーションをしたい」といった漠然とした依頼に対し、まず「そもそも、なぜ若者なのか?」「この商品の本質的な価値は何か?」「競合がひしめく中で、どうすれば注目されるのか?」といった、「正しい問い」を立てることから仕事は始まります。若手は、その問いに答えるための消費者インタビュー、膨大なデータ分析、競合調査といった地道なリサーチに多くの時間を費やします。この過程で、課題の本質を見抜く力が養われます。
企画・制作のリアル:「100個のアイデアと、1個のひらめき」
課題が定まると、次に行われるのがアイデアを出す「ブレスト(ブレーンストーミング)」です。ここでは、営業(AE)、戦略プランナー、クリエイターなど、様々な職種のメンバーが集まり、文字通り何百ものアイデアを出します。そのほとんどは日の目を見ることなく消えていきますが、その膨大な思考の残骸の上に、人の心を動かすたった一つの「ひらめき」が生まれるのです。若手は、その議論の議事録を取りながら、思考のシャワーを浴び、アイデアの発想法を学んでいきます。
広告代理店のリアル:職種間の葛藤とデジタル化の波
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