就活の“服装自由”はどこまでOK？インターンや面接での身だしなみに関する疑問を徹底解説！

面接やインターンでの適切な服装・身だしなみとは？

「こんなスーツはダメ」「こんな髪型が好印象」など様々な情報が飛び交う就活の身だしなみ。特に服装に関して記載がなかったり、服装自由であったりする場合に、どのようにすればよいかわからず悩む就活生は毎年一定数います。

そこで今回は、当サイトのライター達が自分自身や周りの人の就活ファッションについてリアルな情報を提供します。面接やインターンを控えていて服装や身だしなみが不安な方は、ぜひご覧ください。

面接における基本の服装

面接に出かける前に、基本的な服装に関する疑問を解決しておきましょう！

Q.髪型ってどうすればいいの？

これは受ける業界によります。

外資系企業やアパレル系等は、極端に奇抜なヘアカラー・ヘアスタイルでなければOKという場合が多いです。一方で、金融業界等は黒髪、男性なら短髪が好まれるようです。幅広くいくつもの業界を受けたいのであれば、ヘアカラーは地毛と同じ色にし、すっきりと短髪にしてしまうのが無難でしょう。

ただ、選考段階で髪型に厳しい企業は入社してからも同様に自由がきかないということを忘れないでください。ヘアスタイルにこだわりがある、個性を出したいと思う人は選考でもある程度普段通りのスタイルで問題ない企業を受けた方がよいかもしれません。

Q.スーツの色は？どこで買えばいい？

色は黒・紺・グレーが基本です。華美にならなければストライプが入っていても問題ないでしょう。色や柄よりも、体型に合ったサイズを着こなしていることが大切です。

当サイトで何度か紹介していますが、スーツはスーツカンパニーがお手頃価格でおすすめ。シャツは鎌倉シャツなど社会人になっても使えるものを購入してもよいですが、ここで節約したい方はユニクロでも全く問題ありません。

スーツの着こなしは、体型に合っていること・シミやシワがないことが重要になります。こまめにアイロンをかけたりクリーニングに出したりしましょう。クリーニングは一度出してしまうと何日か戻ってこないので、スーツは2着用意しておくと便利です。

Q.鞄・靴などの小物類は？

鞄・靴共に、安く買えるに越したことはありません。安くて機能性が高いものを探しましょう！

鞄は、説明会でいただく配布物を入れるのはもちろん、面接に履歴書等の重要書類を持参していく際に折り目を付けずきれいな状態を保たなければなりません。A4サイズがすっぽり入るものを使用しましょう。色は黒が無難ですが、こちらもスーツ同様、華美にならなければOKです。

ヒールのあるパンプスを履く女性は、特に履きやすさにこだわる必要があります。就職活動中は意外と立っている時間や歩いている時間が長いものです。ヒールを履いたことのある方ならお分かりかと思いますが、長時間立っているとつま先に全体重がのしかかり続け、結果燃えるような痛みに襲われます。圧迫された足の指にはタコだってできます。しかし、だからと言ってヒールのないぺたんこ靴を履いて面接に行くのはお勧めしません。やはり3～5 cm程度のヒールがあった方が、姿勢よくしゃきっとして見えるからです。

パンプスは高級なものが必ずしも履き心地が良いとは限りません。お店に行き、入念に試し履きをして快適な一足を見つけてください。

Q.“服装自由”って本当に自由なの？

一昔前は、「人事の方に『暑いので脱ぎたい方はスーツを脱いでもいいですよ』と言われたから脱いだら、『今脱いだ人は出ていってください』なんてトラップを仕掛けられた」、などという都市伝説が流布していたこともありましたが、現在ではあまり聞きませんね。メールにも、スーツできて欲しい時にはちゃんと、「スーツ着用のこと」なんて書いてありますから、自由と書いてある場合には常識的な範囲内であれば自由だと思います。

しかし、今でも就活にはスーツでという常識なるもの？が存在していることも確かです。私がとあるセミナーに私服で参加したら、私以外全員スーツでした。ちなみに、そのセミナーでは写真が撮られ、ばっちり写されました。というわけで、気にするくらいならばスーツで参加することをオススメいたします。

Q. 就活専用コートは必要？

黒・ベージュ・グレーなどベーシックカラーのものであれば、よくリクルートスーツ売り場に置いてある“いかにも就活生”なコートは必要ありません。建物に入る前に脱ぎ、たたむのですからあまり神経質にならなくてよいです。

私は冬場、セシルマクビーのロングコートで乗り切りました(笑)。ビジネスライクなコートは、就職してからお気に入りのものを買う方がいいかもしれません。

第一印象を左右する就活での身だしなみ

面接の結果には第一印象が影響しやすく、良い第一印象を持たれるには清潔感が大事とよく言われています。清潔感等と言われても、なんだか漠然としていて具体的に何をどうすればいいのかよく分かりませんね。とにかく、面接では見た目も重要ということは間違いないでしょう。

ここでいう見た目とは、イケメンや美女であるということではなく身だしなみをきちんと整えることができており、相手に気持ち良く接してもらえる状態を指します。ついうっかり忘れてしまいがちな身だしなみチェック項目を確認し、あなたの第一印象を5割増しさせましょう！

靴は磨いてあるか？

面接に遅刻しそうになり、玄関に置いてある靴を慌てて履いて家を飛び出すなんてことも大いにあり得ると思います。そんな時、靴が埃をかぶっていたり、つやが無くなっていたら大変です。靴はできるだけ、前日に磨いておきましょう。また外出先で靴が汚れてしまった時のために携帯できる靴磨きも売っています。

おしゃれは足元からなんて言いますし、つい忘れがちですが気を配ってみてください。

スーツが埃やフケで汚れていないか？

靴同様、色が濃いものなので埃やフケが付着するとかなり目立ってしまいます。また冬場は静電気が発生しやすいため、家を出たときに綺麗だったスーツが満員電車に乗ったら隣の人が白いセーターを着ており、その毛がわさわさと付いてしまった！なんてことも実際にありました。就活中は、エチケットブラシを持ち歩く習慣をつけましょう。ミラー付きだったり靴べらつきだったりと、多機能型の商品も多くでているようです。

スーツのシワはきちんと伸びているか？

スーツはこまめにクリーニングをしていつも綺麗な状態に保つのが理想ですが、就活シーズンはクリーニング代もばかになりません。おうちで簡単にできるお手入れをしていきましょう。

シワの取り除きに便利なのがスプレーです。電車移動でも面接でも、長時間座っているとスーツは結構シワだらけになります。帰宅したらすぐにスーツをハンガーにかけ、シワが気になる部分にスプレーして放置するだけ。翌朝にはシワがすっかり伸びています。アイロンをかけるのが面倒だという方にお勧めです。

美しい手元は保てているか？

手元？？？とお思いかもしれませんが、意外と目につくところです。手が荒れているから不採用だなんて話はまずありませんが、清潔感をアピールするための+αという意味で書いておきます。

面接では無意識のうちに、身振り手振りをつけて話をしていることが多いです。また、履歴書を差し出す時、お茶を出されていただくとき、面接中に机上に手を置く時etc… 相手から常に見える位置に手があります。面接が増えてくる冬場は手が乾燥しやすく、下手をするとあかぎれやしもやけで真っ赤になってしまうかもしれません。外を歩く時は手袋をし、ハンドクリームを持ち歩くとよいでしょう。

また女性はネイルアート好きな方も多いと思います。付け爪等はもちろんしない方がよいのですが自爪だとなんだか寂しい…という方は薄いベージュやピンクのマニキュアを塗ったり、長さを短くしたシンプルなジェルネイル程度はしても大丈夫かと思います。要は、派手すぎず適度な爪の長さで整えられていればOKということです。

要するに、正しい就活ファッションとは？

色々なことを書きましたが、就活ファッションで大切なのは相手に気分良く接してもらえる身なりをすることです。

スーツの色やボタンの数、髪型よりも、清潔なものを場をわきまえて身につけることができているかを面接官は見ています。リクルートスーツの着こなしに決まりはないので、必ずしも無理をして周りと同じ格好をする必要はありません。

面接は社会人として、さらにはその企業の社員として働く人を選ぶ場なわけですから、一緒に働きたい！と思わせた者勝ちです。そもそも学生の内面が面接において最も重視されるのですが、第一印象から好感を持たれるファッションによってさらに面接での自己アピールがスムーズになる、ということもあり得るのではないでしょうか。

以下に就活の際の服装や身だしなみに関するコラムを掲載しておきますので、こちらも是非参考にして下さい。

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