地方大生でも効率よく就活を進めるには?~21卒北大生の先輩に学ぶ、賢い就活Tips~

2020/11/11

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はじめに

こんにちは。外資就活 地方大チームです。

「早めに就活を開始してみたけれど、サマーで上手くいかなかった」「就活を始めたばかりで何をしたら良いか正直分からない」という北大生の皆さん。通常の就活だけでも大変なのに、コロナの諸影響で気持ちが途切れてしまいそうですよね...。
しかし状況は違えど、就活に関しては先輩たちも同じようなことで悩んでいたはずです。

そこで今回は、各業界のTOP企業に入社予定の21卒北大生3名に、「就活を効果的に進めるには」というテーマでお話を聞いてきました。
他大の就活生にとっても有益な内容ですので、ぜひ参考にしてください。

21卒北大生紹介
ー属性/就活開始時期/内定業界ー
Aさん:文系学部生/学部3年の5月/大手SIer
Bさん:理系院生/修士1年の5月/大手SIer
Cさん:理系院生/修士1年の6月/五大商社・大手メーカー・大手運輸

企業の求める人物になりきる「演技派俳優」になれ...⁉

ーー自己分析は大変な作業ですよね。自分と向き合うことに加えて、終わりがないというか...。みなさんはどう乗り切っていましたか?

Aさん:市販の本やサイトなど、勧められたものを一通り使っていました。この段階では主に「自分が就活において真に求めるものは何か」という本音をあぶり出していましたね。その本音をベースにして、選考で通じるように修正を加えていました。

つまり 「自己分析の目的は何だろう」ということを考えると余計な時間がかからない と思います。私は、 就活の目的は選考対策ではなく、通過 であると思っています。 手段の目的化には注意が必要 ですね。

Bさん:当時よくやっていたことなんですが、研究室の同期に自己分析を手伝ってもらっていました。他己分析とは違うと思うのですが、自分では思いつかないような角度で深掘りしてくれるのでおすすめです。

ーーCさんはさまざまな業界から内定を貰っていますが、どのような方法で自己分析を行っていたのでしょうか?

Cさん:1つ目は、巷でよくおすすめされているものです。過去の経験を振り返り、大きな出来事をピックアップ。そこを重点的に深ぼっていく。そして、共通の軸となるものを見つけ、それに見合う業界や企業を選ぶという方法ですね。

2つ目は、私のおすすめの方法です。まず、過去の経験を大小に関わらず洗い出す。そして、 志望している各業界・企業が求める性格・価値観を調べたり、自分なりに考えてみます。それを表すような経験を深掘りし、面接でそこを強調して伝えるという方法 です。こちらの方が様々な業界から内定を得られると思います。

筆者 :Aさん・Bさん・Cさんの1つ目の方法は一般的ですよね。一方で、Cさんの2つ目の方法にはハッとさせられました。実績もあるので説得力もあります。確かに、合否を決める権利を持っているのは企業側ですからね。 企業が求める人物像を見抜く洞察力や、それになりきる演技力などが必要になってきそうですね。 演劇サークル”劇団しろちゃん”所属の人なんて就活に強いかもしれませんね。

「ケース対策」が面接・GD対策に...⁉

ーーみなさん就活を1年ほど続けていますね。その中で「これをやっておいて良かったな」というものを教えてください。

Aさんケース対策ですね。「コンサル志望者がやるものでしょ...」と思う人も多いかもしれません。ただ自分自身、ガクチカ・志望動機をはじめとした面接の受け答えを構造化して話すことに役立ちましたね。それとGDにも活かされるのでとってもおすすめですよ。

BさんOB訪問ですね。ネットなどに載っていない生の情報を得られるからです。就活の相談にものってくれる優しい方もいらっしゃいますし。社会人の意見を取り入れることは就活において重要だと思います。

筆者 :ケース対策の入門書というとやはり”東大生シリーズ”でしょうか。北大に限らず地方大ではコンサル業界を見ている人は多くないので、他業界の選考でも差をつけることに役立つのではないでしょうか。

また、OB訪問などで社会人と話す機会を設けることはとても大切だと思います。学生だけの視点だと、キャリア観なども含めどうしても視野が狭くなってしまいます。 現在はオンラインでのOB訪問も普及してきているでしょうし、北大生にとっては追い風となっている のではないでしょうか。

「やみくもなエントリー」やめませんか?

ーー巷では、就活であれをやれ、これをやれ、と言われていますよね。でも実際やってみて、「あまり効果的ではなかったな」と感じるものはありますか?

Bさん「就活は経験値だ」と、とりあえずエントリーしまくることですかね。しっかりと自己分析を行ったり、必要な選考対策をピンポイントでしていけば、エントリー数は少なくても実力はしっかりつきます。なので、闇雲にエントリー数を伸ばすのは効率が良くないと思っています。

ただ、就活では経験がものを言う場面もあると思います。なので、エントリー1つとっても目的を意識した方が良いでしょうね。

ーー思考停止でエントリー数を増やすのは良くないと。Cさんはいかがでしょう?

Cさん:自己分析で述べた前者の方法を否定するわけではないですが、自分の軸に縛られすぎるのも良くないと思っています。そこに縛られると視野が狭くなりかねないですね。さまざまな業界・企業を見ていく中で入社先を決定するのも、結果的に自分のためになると思います。

筆者 :コロナ禍のため、オンラインでのインターンが増えていると思います。北大生にとっては好都合かもしれませんが、逆にエントリー数を増やしやすくなっているのも事実。

経験値を積むことも必要かもしれませんが、Bさんの言うように 一つ一つの機会を最大限活かすように心がけると効率よく就活を行うことができる のではないでしょうか。

「持続可能な就活」のために

ーー就活って正直しんどいですよね。お祈りをたくさんいただいたり、周囲と比較してしまったり...。みなさんはどうやってメンタルケアをしていましたか?

Aさん:よく寝て、よく運動し、たくさん人と話すことですね。

Bさん:銭湯にときどき行っていましたね。実はそこでも同期と自己分析していました(笑)。それと選考後にはご褒美として、ちょっといいご飯を食べに行っていました。

筆者 :これからの時期だと、スノボなんて良いですよね。たまには、就活を忘れて滑りに行っちゃいましょう。頭を空っぽにする時間も大切ですよ。

銭湯もとてもいいリラックス法だと思います。”風呂は命の洗濯”なんて言葉もありますからね。休日にでも、 北大近くの銭湯「たまゆら」 に行ってみてはいかが?

22卒北大生よ、「ココ」を意識しよう

ーー21卒と22卒では状況が大きく異なると思います。ただ、就活を経験した皆さんだからこそ伝えられるアドバイスをお願いします。

Aさん:1つ目は、就活に関わる時間を少しでも良いから増やすことですね。今から奮起しても全然間に合うと思います。

2つ目は、 単位時間あたりの学びの質を大きくすること ですね。そのために、高いレベルの選考に数多く挑戦すると良いと思います。

Cさん:1つ目は、早期選考のあるインターンに参加することです。早期内定を獲得しておくと、やはり精神安定剤になりますね。

2つ目は、後悔のない面接をするよう心がけてください。自分のことをしっかりとアピールできるような面接を意識すると良いと思います。そのために、 メッセージ性を持たせた回答の仕方をすると良い ですね。

ーーコロナ禍での就活という点について、Bさんさんいかがでしょう?

Bさん前例のない状況であるからこそ、先輩の真似をしすぎるのは良くない。しっかりと自分の頭で考えることが大切です。

そして、 自分たちの状況においても有効そうなものであれば積極的に真似をする 。そのバランスが大事だと思います。

筆者 :私も21卒として就活を経験しましたが、就活は運の要素を多分に含むものだと思います。そのため、不合格でも過剰に落ち込む必要はありません。もちろん選考の振り返り・改善をしたり、準備・本番で最善を尽くすことは大切ですが...。

22卒の皆さんも、無理はせず頑張ってくださいね。

おわりに

いかがだったでしょうか。

就活の情報が手に入りにくいと言われている北大生にとっては、とても有益な内容だったのではないかと思います。

上記の内容と重複しますが、21卒と22卒では状況が大きく異なっているので、利用できる部分をしっかりと見極めて効果的に就活を進めていきましょう!

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