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地方就活生の皆さん、今からでも「貯金」ですよ!
こんにちは、外資就活 編集部です。
今回は、地方大学生が東京で就活(上京就活)をする上で直面する金欠問題とその解決策について解説します。
地方学生にとって大きな壁は、 「情報格差」「費用」 です。
情報格差については、外資就活ドットコムを始めとする就活メディアなどを活用いただくとして、今回は「費用」にフォーカスしたいと思います。
交通費も宿泊費も数多くの選択肢が存在します。工夫次第で大幅に抑えることもできるのです。知らないことで損をするのはもったいないですから、当コラムを読んで、是非一度頭に入れておいてください。
今回は、上京就活生の交通費、宿泊費それぞれの選択肢の長所・短所を整理していきます。また最後に19卒で地方就活をした学生からのおすすめ宿泊場所も併せて紹介します。
上京就活の平均費用は約20万円?
交通費や飲食費、リクルートスーツ、就活用品などが主な費用項目です。新卒採用支援事業を行うサポーターズが実施した就活実態調査(17年卒)によると、就活費用の全国平均は約16万円。地域別にみると、関東学生の平均費用が約13万円であるのに対し、地方学生の平均費用は約19万円と、1.5倍近い差があります。中でも四国地方の学生の就活費用の平均は、約43万円とダントツで高く、次いで高いのは中国地方の学生の23万円となっています。
交通費:「早さ、楽さ、安さ」あなたはどれをとる?
移動とはいえ侮るなかれ。コストと利便性を天秤にかけて、移動手段を選択しましょう。利便性は、大きく所要時間と身体への負担の2つに分けられます。
新幹線:早さと楽さが特徴だが、高い。落とせない面接の前にオススメ。
最も高価で、最も楽な移動手段でしょうか。
長所は、その速さと楽さ。短所は、高価であることです。
以下に主要都市の自由席・片道の時間と学割料金(括弧内は正規料金)を記載しました。ご参照ください。
博多‐東京間で5時間、19,040円(21,810円)。広島‐東京間で4時間、15,700円(18,040円)。新大阪‐東京間で2.5時間、11,870円(13,620円)。名古屋‐東京間で1.7時間、9,100円(10,360円)。仙台‐東京間(はやぶさ)で1.5時間、9,180円(11,200円)。
飛行機:早期予約で意外と安価に!超遠距離学生と早期旅程確定時にオススメ。
新幹線と似た要素があります。
長所は、沖縄・九州や北海道などの超遠距離学生にとって時短になる速さ。短所は、直前予約では非常に高価になることと、手続きが少々煩雑であること。しかし、意外と知られていませんが、早期予約でかなり安価に抑えられるという長所があります。
就活は、直前まで予定が確定しないことも多く、早期予約の難易度は高いです。現状の利用学生の多くが沖縄や北海道という超個人的なイメージもあります。とはいえ、多くの学生がそもそも検討していないだけということも十分考えられますので、安さを追求するためにも、また社会人への予習としても是非一度ご検討ください。
夜行バス:安さだけは負けません。体力自慢と金欠学生の心強い味方。
新幹線と真逆です。
長所は、圧倒的な安さ。短所は、身体への負担が大きいことです。夜中に移動するので目的地まで時間がかかることは、実はそれほど問題ではありません。一方で、就活においては十分な休息が取れない可能性が特に問題になります。最近は、独立シートや足元が広いシートなど夜行バスにも様々なタイプがあります。夜行バスを利用するなら、日程が決定し次第迅速に予約し、リラックスできるタイプを安く確保しましょう。
「徹底比較!失敗しない高速バスの検討ポイント3つ」を参考に夜行バスを選んでみてください。
「どの程度休息を必要とするか」や「どの移動手段がどの程度身体に負担をかけるか」は、個人差があります。自分の性質を把握することは、難しいですがしっかり考えましょう。最終目的が内定獲得であることを忘れずに最良の移動手段を選択をしたいですね。
宿泊費:未検討の選択肢多数? 安くて便利な「新サービス」も続々登場
選択肢が多いので、安さ追及が面倒になりがちです。
しかし、最近は便利な新サービスが続々と生み出されています。一般的な選択肢の整理し、続けて未知の選択肢もご提案します。
・友人宅
平均0円/1泊。一番に検討しましょう。
長所は、無料であること、寝坊リスク低減できること。短所は、目的の企業まで距離がある場合は交通費がかさむことと、自由には部屋を出入りできないことです。それを差し引いても圧倒的な長所があるので、第一に検討してみてください。
同じ友人に複数回お願いすることもありえるので、また泊めてもいいと思われる様、礼節を心掛けましょう。
・ビジネスホテル
平均3,500円/1泊。
長所は安全面、体力の回復面、利便性に優れることです。短所は、とにかく高価であることです。以下に目安となるURLと画像を載せておきます。調べてみると意外に安価なホテルもありましたが、都心までの距離が遠くなることが多いようです。
目的の企業が都心ではない場合、一度検討してみてもいいのではないでしょうか。
次節にておすすめのビジネスホテルを2つ紹介しています。
・ネットカフェ
平均2,000円/1泊(12時間ナイトパック)。
長所は、安価であることとネット環境が整っていこと。更にマンガ好きの方ならば気分転換ができることですね。短所は、体力がそれほど回復できないことです。座椅子であることと周囲の「人」の存在を常に感じることでかなり疲れが残ります。また、シャワーや簡単なアメニティはありますが、洗濯ができません。
ネットカフェは、長所・短所がわかりやすいので状況に応じて候補になりえると思います。
次節にておすすめのネットカフェを2つ紹介しています。
・民泊(Airbnb)
平均2000円/1泊。
長所は、体力の回復面と利便性に優れていて、かつ安価であることです。短所は、初回利用への心理的障壁が高いことと、安全面に若干の心配があることです。痛ましい事件もまれに起こっています。
しかし、現在ではサービスとして日本でもかなり普及し、貸出しオーナーや部屋の評判を事前に知ることが出来ます。 個人的には一番のおすすめです。
・就活シェアハウス
平均無料~3000円/1泊または平均3万~4万円/1か月です。
長所は、下宿のように風呂、洗濯、リラックスができ、更に24時間出入りができることなどです。サービスによっては、企業の説明会への複数回参加を条件として、無料で展開しているものもあります。短所は、まだ就活生に普及きっていない発展途上のサービスであることから、心理的障壁がかなり高いことと、展開されている様々なサービス群からの取捨選択が必要であることです。あまりにおいしい話は、ビジネスモデルを軽く調べて、理解した上で臨むとよいでしょう。是非一度、検索してみてください。
「東京にある就活シェアハウスまとめ」を参考に就活シェアハウスを検討してみてください。
お伝えしたいのは、安さのみが重要ではないということです。前提として、就活は、長期間に渡ることも多く、非常に疲弊します。その中で、一人の空間でリラックスすることは本当に重要です。個人的な体験ですが、ネカフェで一夜明かして臨んだ面接で「君、ちょっと疲れた顔しているね」と言われた時、やっぱり顔に出るんだと後悔しました。
上京就活を終えた19卒からのおすすめ「ビジホ」と「ネカフェ」
ビジネスホテル編
「アパホテル」と「スーパーホテル」をおすすめします。
・アパホテル
おすすめする理由は、立地の良さと客室設備が充実度です。東京都心の多くのホテルが最寄駅から徒歩3分圏内にあります。また、全客室にWi-Fiや高品質な寝具を導入しており、リラックスして休息をとることができます。
・スーパーホテル
一番の特徴は、無料の朝食が付いてくることです。また、高品質な寝具を完備し、心地よい睡眠を促す照明にこだわるなど、利用者を癒すサービスに力を入れています。コンセプト「LOHAS」は、「健康と環境、持続可能な社会生活を心がける生活スタイル」という意味であり、就活生にぴったりです。
ネットカフェ編
ズバリ、「自遊空間」と「快活クラブ」です。
・自遊空間
長所は、駅前立地が多さと、にもかかわらず全国的に個室が広いことです。就活生にとって、駅からの近さとくつろげる広さがあることは非常に重要です。また、料理も安くて美味しいと思うので、是非一度お試しください。
一方、フランチャイズ方式を採用しているため、店舗間のサービスの質の差が激しいことが難点です。個人的なおススメは 高田馬場店と亀戸店、目黒駅前店 です。
・高田馬場店: 清潔感や明るさ、接客、個室の広さ全てにおいて良好。
・亀戸店: 店内が清潔でおしゃれ。
・目黒駅前店: 駅近かつ個室が広い。
・快活クラブ
長所は、圧倒的なサービスの質の高さです。正社員に本社研修を課しているらしく、接客や清掃が非常に行き届いています。また、全店舗直営であるため、店舗間のレベル差もほとんどありません。就活で打ちのめされた時に、笑顔で接客されて癒されました。
一方、店舗が主に郊外にあることが難点です。そのため、駐車場を完備した大型店舗が多いという特徴があります。また、長所でもあるサービスの良さから料金が若干お高めとなっています。とはいえ、就活ではしっかりと回復することが大切なので、多少の短所には目をつぶるべきかもしれません。都心には、亀戸駅前店・秋葉原駅前店・池袋東口駅前店などがあります。
「満足いく企業選び」とは、、
就活において、どの業界に何社出すかかは、皆さんに委ねられています。就活初体験である皆さんに、です。さらに、基準とする周囲の友人やネットの情報も曖昧です。だからこそ、お金の制限が行動選択に入り込む余地が大いにあります。第一志望ではないが気になるA社の面接に、「最近金欠だし、第一志望の選考も残っているし」という理由から「行かない」を選択することがありえます。もちろん間違った選択とは言い切れません。どこかで「お金の制限」と折り合いをつける必要は確実にあります。
それでも皆さんには、興味を持った業界や企業を、可能な限り多く検討してほしいと思っています。じっくり検討した結果「行かない」選択をするならば、問題はないでしょう。最終的に入社した企業で困難に阻まれた時、「やっぱりあの時興味をもったA社に行けばよかった」と後悔することなく、粘り強く立ち向かえることは非常に重要です。
当コラムは、皆さんに可能な限り金銭的に自由な就活をしていただき、少なくとも経済的には満足いく企業選びを実現してほしい、という想いで書きました。
まとめ
ここまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。就活は、非常にストレスフルですが楽しい学びや出会いもたくさんあります。そんな就活で金銭的な悩みを持たなくてよいように、当コラムを参考にして頂ければと思います。就活頑張ってください!
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