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明かされてこなかったインターン後の外銀選考プロセス ー外資系投資銀行に受かるための対策シリーズ (4)

はじめに

こんにちは、外資就活編集部金融チームです。

前回まで外資系投資銀行(以下外銀)での面接やインターン対策について書いてきたので、今回は、シリーズの最後として、「インターン後の選考プロセス」について解説します。

インターン後のプロセスは、企業や部門、その人の評価によって異なりますが、今回はゴールドマンサックスやモルガンスタンレー、JPモルガンなどで実際に行われていた代表的な選考プロセスをもとに解説していきます。

インターンでの評価のはかり方

インターンが終わった後、外銀では自分にどんな評価がついたかを知ることができます。なぜかといえば、高評価がついた場合にはリクルーターがついたり、ランチ会に呼ばれたりと企業側が何らかのアクションをとるからです。

それ以外にも、非公開のワークショップに呼ばれる、ESを出していなくても他部門の選考に呼ばれる、などの場合もあります。

ここでは実際にどのような形で企業側の接触があるかについて説明していきます。

メンターがついて本選考まで面倒を見てもらえる

外銀インターンへの参加後に受ける優遇の中で、典型的なものは「メンターがつく」ことです。企業によって異なりますが、大抵は1人の学生につき、1人のメンターがつくことになります。

メンターの具体的な役割としては、インターンで高評価がついた学生を他社に逃がさないようにすることです。そのため、夏にインターンに参加して春選考まで内定を出さない企業の場合、メンターと半年以上付き合うことになります。また定期的に学生と連絡を取り、情報を与えることで、学生の企業に対する理解度を高め、選考で落ちにくくする意図もあります。

ただ、メンターがつく学生は比較的多く、ある外銀ではインターン参加者の7割にメンターがついたようです。そのため、メンターがついても特段自分が優遇されているとは過信せずに、しっかりと対策を進めておきましょう。

ランチ会に呼ばれる

メンターがつく以外の優遇方法で有名なものとして、ランチ会が挙げられます。ディナー会の場合もあるようですが、社員の方の都合上、昼休み中に開催できるランチ会がポピュラーです。

そして、ランチ会といっても様々な形式のランチ会が存在します。当たり前ですが、大別すると、メンターがつく前に開催されるものと、メンターがついた後でランチ会が開催される二つに分けられます。

投資銀行部門など、比較的多くの学生を採用する企業の場合、前者のようにメンターを付けないでランチ会を行うことが多くなります。そして、ランチ会で高評価がついた学生にのみメンターを付けたり、メンターを付けるにしてもランチ会でよかった学生に年次の高いメンターを充てるなどを行います。

一方、アセマネなどの少数の学生しか採用しない部門の場合、メンターを付けてある程度学生の素性を探ってから、他の学生や社員とうまくやれるかを見るために開催する場合もあります。特に、外銀の中でもセールスといったような社外の人間とのコミュニケーションが重要になる部門の場合、ランチ会を複数回行い、徐々に年次の高い社員が呼ばれ、学生のコミュニケーション能力をチェックする狙いもあるようです。

ランチ会では集団面接のように、志望動機や他社の選考状況、インターンの感想などを聞かれます。ただ、ここまでESや面接、インターンを突破してきた皆さんにとってはあまり問題にならないでしょう。それよりも、いかに社員の方と会話のキャッチボールが出来るのかのほうが重要になります。業務面をひたすら聞くのも手ではありますが、社員の方も幾度となく業務面への質問はされているので、趣味や休日の過ごし方などを聞くのもありだと思います。

いずれにしろ、ランチ会も選考の一環ですので、気を抜かないようにおいしい食事を楽しみましょう。

メンター付きのランチ会では見られているポイントが今までとは異なる

ただ、ランチ会といっても、今まで解説してきたような複数人でのランチ会と、メンター付きの個別ランチ会では見られているポイントは異なります。ここからは、個別ランチ会でどのような狙いで、どのような質問がなされるのかについて解説していきます。

メンターとのランチ会は自分の素直な想いを出すべし

メンターとのランチ会では、これまでのインターン選考以上に、学生が入社後に何をしたいのか、どこの部署に興味があるのか、誰と働きたいのか、他社に行かないのかについて確認がなされます。

特に、投資銀行部門は他のセールスやマーケッツ、アセマネ部門と比べて、中でも業務が細分化されています。そのため、内定を出した後に部門の中でもどの業務で働いてもらうかについて決定する際の参考材料としてメンターとのランチ会が使用されることも多いです。

ランチ会では今までの選考で聞かれた内容と整合性の取れた答えをする一方、ある程度は自分の主張もすべきでしょう。
答え方の一例としては、今までの選考では、
「投資銀行の業務で何がしたいの?」
と聞かれても、
「どの業務でも社会へインパクトを与える点は同じなので、こだわりはありません。」
といったようにインターンに参加するためにあまり自分の希望を語ってこなかったのではないでしょうか。

ただ、メンターがついた状態ですと、業務レベルに興味がないことも、その企業に興味がないことと同義とみなされるため、業務の希望まで伝えたほうが良いです。
例えば
「投資銀行の業務で何がしたいの?」
と聞かれたら、
「どの業務でも社会へインパクトを与える点は同じなので、こだわりはありません。ただ、自分の長い時間をかけてじっくりやる性格はM&A事業に向いている気がしています。中でも学生時代はプログラミングに力をいれていたため、IT企業の買収案件に関われるような業務を希望します。」
という様な、より具体性があって、部門の中でも更に業務内容に絞った受け答えをするといいでしょう。

もしもその部門の人員が足りていないようであればいい反応を貰えるでしょうし、既に人員が足りていればその旨を教えてもらえます。反応によってその後の面接での受け答えの判断材料にすることが出来るので、メンターには志望の業務内容までしっかり伝えましょう。

ランチ会も序盤で聞かれる項目は今までのものとあまり変わらない

今まではメンターがどのような意図をもって学生と接触しているかについて述べてきましたが、ここからはより実践的な受け答え方について記述します。その中でも、まずはどのメンターにも聞かれるようなオーソドックスな質問から解説していきます。

企業によって異なりますが、多くの外銀では一人のメンターが毎回異なる年次や、業務の人を連れてきて、話をするという形式が多いです。なぜ複数人の社員の方と学生が会うことになるのかというと、一つ目の目的としては学生に自社のことをもっと知ってもらうためです。先に述べた複数人でのランチ会もほぼ同じような目的で行われていますが、メンターとのランチ会形式の面談の場合、業務だけでなく、更にどの部門やどんな人と一緒に働きたいかを聞かれることになります。

そのため、どの回のメンター面接であっても、将来的に何をしたいのか、どんな業務に興味があるのか、どんな人と働きたいのかといった点は基本的には深く聞かれます。また、高校時代や大学時代にどんなことをやっていたかというような、誰とでも必ず話題に挙がるような内容は準備しておきましょう。

一説によると、「うちの●●部より××社の●●部の方が優れていると思う点を教えて」といったように、他社比較を求める質問もあったようです。インターン面接ではそこまで深く聞かれることはありませんでしたが、しっかりとインターンや公開情報を整理して、ここまでの段階の仮説でいいので、自分の思うその会社の事業部の特徴を抑えておきましょう。

内定が近づいてくると質問内容も変わってくる

どこの部署で働きたいか、なぜこの会社で無ければいけないのか、といった点はどのメンターでも必ず聞かれます。ただ、それもメンター面談の最初のほうだけで、ある程度学生がしっかりしているとメンター側に伝われば、今度はその学生と一緒に働きたいか、学生に内定を出して本当に入ってくれるかの探りをいれるような質問にシフトしてきます。

人柄を問う質問

かなり突飛な質問で人柄を確かめようとしてきます。例えば「あなたが嫌いな人はどんな人?」というような一意見を求めるような質問をしてきます。

このような質問は比較的多く見られますが、外銀の場合は例え「仕事を熱心にやらない人です」というような模範解答のような答えを返しても、「でも仕事はするけどそれでも人間として苦手な人っているよね?それともそんな人はいたことない?」というようにかなり深くまで追求してきます。

このような質問は学生の対応力を試しているというよりは、真の「人柄」を確認しようとしています。ここまでの選考で十分学生の対応力は確認が取れていますので、単純に「この学生はどういう時に不快感を感じるのか」や「どういうことを楽しいと思うのか」といった点を確認してきます。

日系のメーカーなどでは面接の比較的最初のほうに聞かれる質問ですが、やはり能力にある程度のベースがある人しか採用しない外銀側としては「能力≧人柄」というような優先順位になっているので仕方ないところではあります。

ここでは素直に自分の気持ちを述べるか、あくまで想定質問を考えておいて模範解答に近い答えをするかで正解はありません。おそらく素直に答えをいうことで「素直さ」のようなものがメンターに伝わると思いますし、後者のようにしっかり準備をしておくことで「準備力」は評価されると思います。いずれにせよメンターの方の反応やキャラをみつつ、適切な回答をすべきでしょう。

ランチ会終盤で問われる志望度や身辺情報に関しては正直に答えるべき

メンターの方と、メンターの方が連れてきてくれる他の社員との面接も回数を重ねると、他社に行かないかを聞かれる頻度と適切な応答の重要性も徐々に増していきます。
もちろん、これまでのランチ会やインターン選考でも志望度について聞かれはしますが、メンターとの面談が回数を重ねるにつれ、自身の親戚に金融関係者がいるか、健康問題はあるか、そもそも自社への志望度はどの程度のものか、を聞かれるようになってきます。

これらの質問は志望度以外は素直に応えたほうが得策です。特に、周囲に金融機関関係者がいるか、健康に問題がないかはこれだけで選考で落とされることはまずありません。むしろ、業務なように配慮がなされたり、他社の話で盛り上がったりと悪いことはおきません。金融機関、特にプライマリーマーケット業務では徹底的に血縁関係や身体の状態について調べます。そのため、ここで嘘をついてもその嘘は入社するまでに必ずばれるので、下手に嘘をついて後で評価を下げるよりは、ここで本音を言いましょう。

また、他社の選考状況についてもある程度は正直に話すべきです。例えば「他にどこの企業を受けているの?」と聞かれた場合は、「御社ともしもご後縁がなかった場合に備え、△△社と、□□社は受けています」と答えるのが賢明でしょう。逆に「御社以外は一社も受けておりません」と答える方が、嘘っぽく聞こえるため、2、3社は同業界から並列して選考を受けている企業を挙げるべきです。

どちらもなくても本選考に呼ばれる可能性はある

ただ、両方の優遇がなくてもそこまで心配することはありません。多くの外銀がメンターかランチ会制度を採用しているのに対し、いくつかの企業や部門はインターンが終わってもすぐには実際の採用活動には動かない場合もあります。

事実、某外銀の運用部門ではメンターやランチ会なしにインターン参加から3ヵ月以上たってから本選考に呼ばれ、内定を頂いたようです。もちろん、ランチ会やメンターがつくことは高評価の証拠としては明らかですが、かといってそれらに呼ばれないことで自分に低評価がついていると考えない方が賢明です。

インターン後に行われるその後の優遇方法

インターンに行ったからと行って、全ての企業がメンター制度やランチ会制度を導入しているわけではありません。そのため、ここからは他の優遇ルートを紹介いたします。

本選考スキップで早期内定が一番のゴール

学生としては最も嬉しい優遇方法がこのルートです。このルートに乗るには、複数回のメンター面談が投資銀行の場合は必須になります。ただ、マーケッツやセールスなどの職種に関しては、インターン後に数回面接があってそのまま内定ということもあります。

質問内容に関しては、先のメンターとのランチ会の内容と酷似しています。ただ、マーケやセールスの場合は時折計算能力を問うフェルミ推定やケース面接が行われる場合があります。これらの対策方法に関しては、別記事を参考にしてください。

本選考での優遇

また、本選考で優遇がなされることもあります。優遇方法としては大きく分けて二つあります。

一つ目は、いくつかの本選考プロセスをスキップする場合です。既にインターン参加前に集団面接と個人面接を済ませているため、その後に行われる本選考でいくつかのプロセスに参加することなく、選考終盤まで進むことが出来ます。この優遇方法はありがたいものではあるのですが、早期内定に比べると内定が出る時期が遅いため、学生によってはインターンから時間がかかり、早く就活が終わらないという欠点があります。

もう一つの優遇方法は、明らかな面接での難易度低下です。既にインターンや面接である程度のこちらの事情が分かっているため、企業側の面接での質問の難易度が下がったり、数問の質問だけで逆質問に移行するというものです。この優遇方法がとられる場合には、逆質問に多くの時間がとられますので、しっかりと聞きたいことを整理しておくことが重要となります。

まとめ

インターンで高評価がつくとメンター制度にしろ、選考プロセススキップにしろ、何らかの形で優遇がつきます。ただ、その方法は多岐にわたるので、インターン後に企業側から接触がなくても、落ち込む必要はありません。

早期段階からメンターという形で優遇された場合は、再度志望動機を固め、入社後の働き方をイメージしておきましょう。
また、優遇ルートに乗ってなくとも、本選考では呼ばれる可能性は非常に高いので、諦めずに企業研究などを行っておきましょう。

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