「CAB」とは?徹底解説~対策方法とおすすめ問題集~

「CAB」とは?徹底解説~対策方法とおすすめ問題集~

2025/06/02

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eyecatch

こんにちは。外資就活 編集部です。

多くの就活生が避けて通れないもの、それは Webテスト です。学生の皆さんの多くはWebテストと聞くとSPIや玉手箱をイメージするかもしれませんが、今回はその中でも比較的珍しいテストであるCABについて解説します。

このコラムでは、 CABの概要や、実際に出されている企業 を紹介し、高得点を取るうえで意識すべきことを解説していきます。
就活が本格化すると、説明会やOBOG訪問、選考など様々な予定が入り、CABの対策に割く時間が少なくなるため、今のうちにこのコラムを読んでCABの対策法を知り、余裕を持って就活を進められるようにしましょう。

CABの概要

そもそもCABとは

CABとは日本エス・エイチ・エル社が提供する適性検査の1つです。正式名称は「Computer Aptitude Battery」。直訳すると「コンピュータ職適性診断テスト」です。その名の通りCABはIT業界の企業で多く用いられている適性診断であり、IT職に必要な論理的思考力や問題解決能力を測るような問題が多く出題されます。

CABは他のWebテストと同じく、能力検査と性格検査の二つで構成されており、能力検査の中には暗算、法則性、命令表、暗号などの項目があります。また、受験方法としてマークシート型の対面形式と、自宅のパソコンから受験が可能な「Web-CAB」の二種類があります。

CABが出題される企業

先述のとおりCABはIT系の職種や理系専門職の選考に用いられることが多いです。以下にCABを使用している企業の一例を紹介します。

【SPI採用企業】
富士通
日立ソリューションズ・クリエイト
東京ガスiネット
インテックソリューションパワー
カプコン【プログラマー】
Amazon
NTTコミュニケーションズ
など

例にあげたように、CABは、多くの大手企業でも採用されており、この中には、足切りとしてCABを用いている企業も少なくはありません。

また上記に挙げた企業以外にもCABを用いている企業は存在し、 人気企業ほどボーダーが上がる 傾向にあるため、難関企業を目指す皆さんは早い時期から対策をしておくべきです。

※適性試験の形式は企業・年次によって変更される場合があります。ご自身の志望企業がCABを実施しているかどうか、必ず選考体験記やコミュニティで最新の情報を確認しておきましょう。

選考体験記・エントリーシートを検索する
コミュニティで質問する
※相談室・コミュニティの利用には会員登録が必要となります

CABの試験科目と例題

ここではCABの具体的な出題内容を見ていきましょう。
受検科目は企業によってさまざまですので、自分の受ける予定の企業をきちんとチェックしましょう。

実際の問題は、以下のような形式で出題されます。

能力検査:暗算

暗算は皆さんになじみがある玉手箱と同じく、簡単な四則演算を短時間で解いていく問題です。


(1)37×53=○○

(2)0.3×0.7÷5-0.01=△△

能力検査:法則性

法則性テストは並んでいる図形の中から法則性を見つけ出し、欠けている部分に選択肢の図形を埋める問題です。

能力検査:命令表

命令表では、図形を変化させる命令がいくつか提示され、それに従った結果図形がどのように変化するかを選択肢から選ぶ問題です。

能力検査:暗号

暗号では、暗号を通過した図形がどのように変化するかを見て、暗号の内容を当てる問題が出されます。

性格検査

CABの性格検査はGAB、玉手箱と共通した内容が出されます。4つの選択肢の中から最も自分に近い選択肢とそうではない選択肢を選びます。


(1)芸術家や画家を尊敬する (2)抽象的な物事を考えるのが好きだ (3)与えられた仕事は最後までやり遂げる方だ (4)優柔不断な方だ

CAB対策方法

CABの点数を上げるにはどのようにすれば良いのでしょうか?
ここでは、3ステップに分けて解説しますので、ご自身の状況に合わせて対策してみてください。

Step1:問題集を解く

CABの問題形式を知るためにも、まずは問題集1冊を買って1度解いてみましょう。あまり多くの参考書に手を出す必要はなく、 一つの問題集を繰り返し解く ことが大切です。
また本番のCABはかなり時間的制約が厳しいため、問題集を解く際は、ストップウォッチで時間を測るなど、 本番さながらの緊張感をもって勉強 するのがおすすめです。一問一問にかける時間をしっかり管理することで、より質の高いCABの学習を行うことができます。

Step2:企業の適性検査を受験する

ご自身の志望企業でCABを受験する前に、CABを採用している企業の選考にエントリーし、 CABの実践経験を積み ましょう。CABには問題数に限りがあるため、受験回数を重ねると、「見たことのある問題」に遭遇することが多くなります。そのため、 一度テストセンターやwebテスティングを受けて解けなかった問題は、問題を覚えているその日のうちに解き方を調べておき ましょう。

Step3:適性検査でわかった弱点を問題集で克服

CAB受験後に解けなかった分野については、問題集で重点的に対策しておきましょう。Step1では本番を意識しているため「時間を測って解く」とお伝えしましたが、Step3は 自分の弱点を潰すことを目的 としているため、1問1問じっくりと時間をかけて大丈夫です。なので、 正答率が高まるまでは、確実に解けるようになることを意識 しましょう。

CABのおすすめ問題集

CABの問題集のうち、難関企業内定者おすすめの問題集を2冊ご紹介します。
もしこれからCABの問題集を買おうとしている方がいらっしゃれば、ぜひ参考にしてみてください。

これが本当のCAB・GABだ! 2027年度版 【Web-CAB・IMAGES対応】

CAB対策のはじめの第一歩としては、著名なWebテスト対策本を執筆しているSPIノートの会が出版している「これが本当のCAB・GABだ!」をお勧めします。
本書ではCAB、GAB、IMAGESの対策を一つの本ですることができ、効率的な対策が可能です。CABを出題する企業は限られているため、CAB使用企業が第一志望ではない場合、本書で十分な対策が可能です。

これが本当のCAB・GABだ! 2027年度版 【Web-CAB・IMAGES対応】

CAB・GAB完全対策 2027年度版 (就活ネットワークの就職試験完全対策)

上記の本だけでは物足りないという方には、就活ネットワークが出版している「CAB・GAB完全対策」をお勧めします。

この問題集にはCABの問題が実際の難易度かつ豊富な量掲載されています。本書を2~3周やりこむことで、基本的に どの企業の選考でも通過できるくらいの実力がつきます
ただ、他のCAB対策本と比べて問題の量が多く、難易度も高いため、しっかり時間をとって勉強しないと挫折しかねないのでご注意ください。

CAB・GAB完全対策 2027年度版 (就活ネットワークの就職試験完全対策)

CABの対策は早めに終わらせておこう

いかがだったでしょうか。

今回のコラムでは、CABの内容とその対策方法をご紹介しました。

IT業界を志望する就活生にとって、CABを避けて就活をすることは不可能と言っても過言ではありません。どうせやらなくてはいけないなら、これから本格的に就活を始める皆さんは少しでも早く対策をしておくことで志望企業へと近づくことができるのではないでしょうか。

今からできる事はたくさんありますので、ぜひ他の記事も参考にして対策をしてみてください。

皆さんの就活が少しでも有利に進むことを願っております。

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