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就活生なら知っておくべき総合商社の魅力|トップ商社マンにインタビュー

はじめに

以前に実施されました会員限定「トップ総合商社」非公式OB訪問でのインタビューの内容をお届けいたします。今回の記事を今後の就職活動に生かしていただければ幸いです。

社員さんご紹介

今回OB訪問させていただいたのはトップ総合商社5年目のAさん(仮名)です。

Aさんは就職活動時はコンサル、投資銀行、総合商社から複数内定を貰っていながら、総合商社でのキャリアを選んだそうで、現在は情報産業関連の業務を行っています。では、当日の質問に移っていきたいと思います。

人と人を繋いで新しい価値を生み出す

―複数の内定先があった中で、なぜ商社を選んだのですか?
◆コンサルや投資銀行もキャリアとして検討したのですが、商社は外部からのアドバイザリーではなく自分が事業主体になれる点に魅力を感じました。

例えば投資銀行はM&Aアドバイザリーとして企業の助言役を務めたり、トレーディング業務では株や社債の売買を行って儲けようとしますが、商社は自らが実際に企業に投資するだけでなく、事業を成長させる為に、ネットワークを活用したりアイデアを提供したり、様々な試行錯誤を重ねて自ら事業を発展・創造しようと考えます。

商社が昔のように中間事業者ではなくなってきている所が面白いと感じたんですね。

―商社ならではの良さはどこだと思われますか?
◆まず仕事面での良さは、人と人を繋ぎ合わせてネットワークから価値を創出する面白さがあること。

例えば、単独では競合関係にある日本のA社と韓国のB社ってメーカーがあるのですが、両者のプライドが非常に高く2社だけでは絶対に商売は成立しなかったはずなのですが、商社が間に入ったことで、今1,000億円規模の物流ビジネスに育っています。

商社が間に入り知恵を絞って様々な価値を提供していくことで、これまで生まれなかったはずの事業が生まれる、という点が魅力だと思います。

―複数ある商社の中でなぜX社を選んだのですか?
◆正直、他の総合商社との違いはよくわからないけれど、色々総合商社をOB訪問した中で、他の商社の方はかなりお疲れモードというかそんな雰囲気でした。でもうちの社員の方はみな明るくノリが良かったので、直感的にいいなと思いました。

―実際に入ってみて御社で良かった点はどこですか?
◆入社前は商社の仕事は皆でワイワイできて、感覚的に楽しいだろうってイメージがあったのですが、それは全く違って何よりも事実関係や論理を元に仕事を積み上げていく点が良くも悪くも重要だと感じました。

数億・数百億規模の予算を仕事で扱うとなると、プレッシャーも大きい。だけど常に頭を使う楽しさ、仕組みや契約をつくるやりがいはある。

その中には苦しみもあるけど、本当の自信がついたと実感できると思います。

最初の2~3年は仕事を覚えるのに精いっぱいですが、5~6年経って仕事の全体像が見えてくると、面白くて達成感を感じられるようになると思います。

―入ってから今までの中で一番印象深かった仕事について教えてください。
◆入社2年目のときに、モバイルコンテンツで世界No.1の企業とパートナーを組んで展開しています。

あるとき、「本社のイタリアに行って来い」っていきなり派遣され、経営陣の目の前で英語で日本のモバイルコンテンツの潮流についてプレゼンを命ぜられました。

お偉いさんの前でつたない英語で説明して、かなり緊張しました。でも終わった後は以前よりも度胸がついたと思います。

人を大切にして、徹底的に育ててくれる現場

―キャリアについて教えてください。
◆30代後半でチームリーダー、40~50歳で室長になって、部長には選ばれた人がなるイメージです。室長クラスから複数案件を任されマネージする側になります。

―こういったキャリアのステップを踏む時に、どういった人が評価されるのですか?
◆リーダーシップやヒューマンスキルが重要です。
商社マンは良くも悪くも人が好きである一方、噂好きな人も多いです。

例えば部下に仕事をやらせて自分の成果にするといった、下に嫌われるようなことをすると、上まで情報が耳に入り、評判が悪くなります。

昔はかっちりした年功序列の縦社会だったけど、変な人が上に行かなくなって本当にいい人が上司になりつつあるし、足の引っ張り合いもそれほどありません。

自分たちでものを作るわけではなくパートナーがいないと始まらない仕事だから、人とうまくやれるスキルが何より重要です。人が全ての商売です

―「商社は人が財産」とはよく言われますが、人を大事にしてるなって実感できるエピソードはありますか?
◆多様な経験を積ませてくれるところが魅力です。仕事面では投資系の新規事業の案件で、3年目で何十億円と予算規模の案件を任せてもらったことがあり、懐が深いなぁと感じたこともあります。

研修面では、海外研修員制度や海外修業生制度があります。

またローテーション制で投資と物流の両部門の経験をさせてくれたり、財務会計講座で金融知識を徹底的に叩き込まれたり、独自のアカデミーがあって、ロジカルシンキングやプレゼンテーションスキルを磨くこともできる。

最近はハーバードと提携して経営関係の研修プログラムを開発しています。

―ハーバードといえば、MBAに行かれる方も多いのでしょうか?
◆社費で支援してくれるプログラムはあるんだけど、MBAに行く為にはかなり高い評価が必要になります。知り合いだと仕事をしっかりやって朝5時に起きて2時間勉強して出社して・・・って人もいます。

MBA卒業生は、社内で活躍している人も多い一方、会社を辞める人も少なくなく、起業や転職をしていたりもします。

例えば会社を興して、マネックスと提携して事業を行ったり、シリコンバレーで日本のケーキを売ったりしている人もいます。

また、離職率は非常に低いです。辞めた人は同期120人のうち3人くらいと、日本企業の中では最低水準の離職率です。

―商社は若手を大事に育てているというイメージがあって、逆に考えると大きな仕事は任せてもらえないではと考えておりますが、実際任せてもらえるかどうかを教えてください。
任せてはもらえます。何千億とか大きな予算を持つプロジェクトには携われます。ただリスクを取ったり方針を決めたり最終的な意思決定をするのは40歳以上になってから。

でも、自分が本当にやりたいことがあったら徹底的に調べ上げて、ロジックを詰めて、「これやりたいです!」って言って認めてもらえれば、間接的に意思決定に携わることはできます。

だけど商社のビジネスって計画を完全に詰めていかなければならない、つまりテストで70点取ればいいものじゃなくて、100点をとらなきゃいけないから、その辺シビアに考えて計画する必要はあります。

商社の事業の幅は広いとはいえ、あくまで組織的に動く。もし自分自身で意思決定をしたいと思うのなら、起業するのがベストだと思います。

どんな無理難題でもやり切る力が必要

―商社で働く上で大切なことは?
◆何より信頼を得ることが重要だと思います。嘘をつかない、ルールを守る、話を聞く、気遣いをする、責任感をもつ。

あたりまえのことだけど、パートナー企業に認められる為にあたりまえのようなことを愚直にやり続ける、という伝統的な商社業界の律儀な側面があると思います。

―もう一度就職するとしたらやはり商社にしますか?
◆商社を選びます。待遇・仕事の機会など総合しても、商社は非常に良い業界だと思います。

―では、商社以外で選ぶとしたらどうしますか?
◆まだまだ成長著しいIT業界です。

おわりに

いかがでしたでしょうか?商社の仕事、やりがいやそれらの魅力についてお送りしました。志望業界選びの参考になさってください。


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