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23卒の広告志望の就活生です。
以前に回答で、普段の生活の中で「インプット×アウトプット」を習慣づけていて、その一環としてニュースやある出来事に対して感じたことを書き留めていらっしゃるとのことでした。
具体的にどのようにされていたか、参考にしたいのでもし差し支えなければ一部を見せていただくことは可能でしょうか?
宜しくお願いいたします!

この質問への回答 1件

ふみきり

22卒で総合広告代理店に入社しました。今年で3年目になります。 恥の多い就職活動を送ってきました。失敗経験含め色々お話しできると思います。 就活に限らず、何でも質問お待ちしております。

ご質問ありがとうございます。
また、回答のタイミングがすっごく遅れてしまい、申し訳ございません。

以前の回答はこちらのものですね。
https://gaishishukatsu.com/box/questions/32146


具体的に書き留めている内容をここに書くのはちょっと恥ずかしいのですが笑、基本的には以下のステップで書き留めています。

- あるニュースや本に触れたり、SNS上でバズっているコンテンツを見たり、何か作品を鑑賞したりした時点で、まずどう感じたかを(一言で良いので)書いてみる。率直に「ここが面白かった」とか、その程度のことでも良いと思います。

- 見聞したものに関連する、その背景にある事実やすでに述べられている様々な解釈について、軽くリサーチしてみる。

- 1日の終わりなど、決まったタイミングで改めてそのものについて考えてみて、「これってつまりこれのこの部分とこういう関係にあるってことなんじゃないか?」と類推/対比してみる。


僕は素人の学生で、頭の回転も遅い方なので、「何か突飛で画期的な考えを思いついて言葉にする」ということはなかなかできていないな、と思っています。

その一方で、「自分は〇〇を見て感動した!その理由は、自分は過去にこういう経験があって~」とか、「自分は〇〇について~~のように考えている、その理由は~」とかみたいな形で、自分がある事象に対してどんな考えを持っているのか、(少なくとも就活前に比べて)言語化できるようになったな、と自負しています(もちろんまだまだだな、と感じることも多いのですが笑)。

これは面接でも同様だと思います。例えば将来やりたいことや趣味、(広告志望でいえば)好きな広告などについて話す機会は多くありますが、それらを自分のこれまでの思考の軌跡と結び付けながら話すことができると、相手に自分のオリジナリティを伝えられるようになります。

以上、ご期待に沿うような回答ができたかは分からず恐縮ですが、ご参考になれば幸いです!


(以下は余談ですが…)

最近読んだ北村紗衣さんの『批評の教室』という本に、「作品に触れるときの心構えとして『チョウのように舞い、ハチのように刺す』というフレーズを意識すると良い」と書いてありました。

これはつまり、
① ある作品に触れたら、関連する様々な背景を調べたり比較をしたりすることで、作品自体について深く知ることができる
② ①で軽いフットワークで作品の背景を理解した上で、自らの考えを説明する(批評する)際には、何か一か所突っ込むポイントを入れてそこを掘り下げるのが良い
ということなのですが、まさしくこれは就活における「自己分析」にも転用できるな、と思いながら、上の回答を書いていました。

具体的には、
①は、自分のこれまでの経験や趣味、これからのビジョンなど、自分を多面的に知ろうとすること
②は、そこからESや面接を通して自分自身を相手に伝えていく中で、ガクチカ・強みと弱み・志望動機全てに通ずる「自分の軸」を定めながら言葉にしていくこと
という点で、共通性があるんじゃないか、という意味です。

この本は特に、「自分の好きなものを言葉にするのが苦手」という人にはオススメです。

回答日:2021/12/17

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