会員登録すると
このコラムを保存して、いつでも見返せます

こんにちは。五大商社、大手デベロッパー(MM)、大手広告代理店(電博)から内定を獲得した慶應生の者です。
第1回で「意思決定のフレームワーク」を定め、第2回で「リアルな情報」を収集しました。しかし、情報が揃えば揃うほど、決断はむしろ難しくなります。頭では各社のメリット・デメリットを理解していても、心が「決めたくない」と叫んでいる。そんな状態でした。
第3回となる今回は、私の思考プロセスの中で最も苦しく、そして最も重要だった部分――収集した情報を基に、各業界の魅力的な「光」の部分と、どうしても拭えなかった「影」の部分を、どのように天秤にかけていったのか、その葛藤の全てをお話しします。
【商社・デベ・広告】複数内定で見えた「人生の軸」の見つけ方②企業の本音収集編
【商社・デベ・広告】複数内定で見えた「人生の軸」の見つけ方③各業界の「光」と「影」を徹底比較編
【商社・デベ・広告】複数内定で見えた「人生の軸」の見つけ方④最終決断 論理を超えた「覚悟」の決め方編
総合商社:世界を動かす「圧倒的なスケール」と「個人の無力さ」
光:20代で味わう、国家予算規模のビジネス
商社の最大の魅力は、言うまでもなくその「 仕事の大きさ(スケール) 」でした。私がOB訪問でお会いした社員の方々は、誰もが生き生きと、自分が関わるプロジェクトの壮大さを語ってくれました。「今、東南アジアで数千億円規模の発電所プロジェクトを動かしているんだ。これが完成すれば、数百万人の生活を支えることになる」「アフリカの食糧問題を、日本の農業技術を輸出することで解決したい」。彼らの語る言葉一つひとつが、世界経済のダイナミズムと直結していました。
20代のうちから世界を飛び回り、国家間の取引に関与し、時には歴史を動かすかもしれない。その圧倒的なスケール感と、それに伴う高い報酬は、私の挑戦心を掻き立てる、抗いがたい魅力でした。若いうちからタフな環境に身を置き、ビジネスの最前線で戦いたいという想いに、最も応えてくれる場所が商社であることは間違いありませんでした。
影:「配属ガチャ」という名の、人生を左右するルーレット
...
会員登録して全ての内容を見る
続きは外資就活ドットコム会員の方のみご覧いただけます。
外資就活ドットコムはグローバルに活躍したい学生向けの就職活動支援サイトです。会員登録をすると、「先輩のES・体験記」や「トップ企業の募集情報リスト」など、就活に役立つ情報をご覧いただけます。
この記事を友達に教える


