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こんにちは。五大商社、大手デベロッパー(MM)、大手広告代理店(電博)から内定を獲得した慶應生の者です。
今回は、多くのトップ就活生が最後に直面する、最も贅沢で、そして最も過酷な悩み――「複数内定からの、最終決断」について、私の思考の全プロセスをお話しします。
【商社・デベ・広告】複数内定で見えた「人生の軸」の見つけ方②企業の本音収集編
【商社・デベ・広告】複数内定で見えた「人生の軸」の見つけ方③各業界の「光」と「影」を徹底比較編
【商社・デベ・広告】複数内定で見えた「人生の軸」の見つけ方④最終決断 論理を超えた「覚悟」の決め方編
私がこの三業界を併願した理由と、就活で気づいた「共通の問い」
就職活動を始めた当初、私の頭の中にあったのは、「商社=世界を飛び回る豪快な体育会」、「デベロッパー=高学歴エリートのおっとり集団」、「広告=センスで勝負するクリエイティブな変人」といった、極めて単純なイメージでした。それぞれのアプローチは違えど、社会の根幹をダイナミックに動かしている点に、漠然とした共通の魅力を感じていたのです。
しかし、選考を進め、数十人もの社員の方々とお会いする中で、このステレオタイプは心地よく裏切られていきました。商社の社員は、豪快であると同時に極めて緻密な分析家であり、デベロッパーの社員は、穏やかでありながら絶対に引かない交渉人であり、広告の社員は、クリエイティブでありながら誰よりもロジカルな戦略家でした。
そして私は、これら三業界に共通する、ある本質的な問いに気づきました。それは 「既存の価値観や枠組みを疑い、新たな価値(バリュー)を定義し、創造できるか?」 という問いです。
商社は、単にモノを右から左へ流すのではなく、事業投資を通じて新たな産業構造を創り出す。デベロッパーは、単に建物を建てるのではなく、新たなライフスタイルや文化、つまり「時間の過ごし方」を提案する。広告代理店は、単に広告を作るのではなく、新たなブランド価値や市場そのものを創り出す。
業界のイメージで選ぶのではなく、自分がどのフィールドでこの「価値創造」を成し遂げたいのか。私の視点が切り替わった瞬間でした。
「内定ゴール」の罠 ― 達成感の裏で始まった、本当の苦悩
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