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こんにちは。私は、26卒でコンサルティング業界や金融業界を中心に就活をしていました。今回は私や周囲の友人のの経験を基に、生成AIを活用した就活術をいくつかご紹介します。これから就活を行う皆さんの参考になれば幸いです。
近年、生成AIの進化は目覚ましく、就活においても生成AIを駆使すれば、エントリーシート(ES)の添削や面接対策、企業分析まで、さまざまな工程を効率的に進めることができます。また、企業側も生成AIを用いて選考に関わるコストを削減したりするなどの動きが進んでいます。
この記事では、生成AIを活用した就活の効率的な進め方や裏技、応用例を紹介します。
生成AIを就活に活用するメリット
生成AIを活用することで、就活の負担を大幅に軽減できます。主なメリットとしては以下の通りです。
- 質の向上(ESの文法チェックやロジックの整理など)
- データ分析(企業研究や業界分析を効率的に行える)
- 面接対策(模擬質問の作成や回答の添削が可能)
これだけのメリットがあるので、使わない手はないと思います。実際に、私も生成AIを積極的に活用し、効率的に就活を進めていましたし、周りの友人も同様に生成AIを活用していました。
生成AIを活用した就活術
以下では、具体的な活用方法を4つご紹介します。
① 業界研究・企業分析
企業分析や業界研究もAIを使うことで効率化できます。
【ニュースやレポートの要約】
企業の最新情報をAIに要約させることができます。私は、出願した企業のIR資料やニュースリリースなどをpdfでダウンロードし、ChatGPTなどで要約させたものを読んでいました。
また、一部の金融企業等の面接では、時事的な質問や直近の興味のあるM&Aに関する質問をされることもあるので、EDINETや日本経済新聞 電子版などのサイトからキーワード検索をして情報のインプットを行っていました。
【競合分析】
競合企業と比較した特徴を抽出する際にも、生成AIツールを用いていました。強み・弱みの分析や業界動向、今後の成長戦略など、幅広い分析を素早く行うことができます。
特に私はコンサルティング業界を志望していましたが、複数の企業同士を一度に比較し、注力領域を調べた状態にしておくと、ESや面接の志望動機に納得感が生まれ、非常に有効です。
② エントリーシート(ES)の添削
ESの作成は、多くの就活生にとって最も負担が大きい工程の一つです。例えば生成AIを活用すると、次のような効率化が可能です。
【文法や表現の改善】
私はまず、Google DocumentやNotionでESの下書きを行ってから、生成AIツールで添削を行っていました。具体的には、プロンプトに
「私は株式会社〇〇の総合職を目指す新卒の就活生です。ESの設問に〜〜とあり、この回答として〜〜と書きました。文法や表現を適切な形に直してください。」
などと入力し、体裁を整えていました。
設問に対する回答になっているか、という内容面の添削ももちろん、細かな文法や敬語などのポイントも明確に指摘してくれるため、大変効率的です。
場合によっては、そのESをさらに社会人や先輩にも添削をしていただいていました。
【キーワードの最適化】
企業の求める人物像に合致するキーワードを挿入するため、Perplexityなどの生成AIツールを使って、企業のリサーチを行っていました。Perplexityは、複数のリソースから情報を検索してくれるため、信頼度も高く、非常に有効です。
実際に私も、ESに含めるべきキーワードを生成AIツールで調べ、自分のガクチカなどとも絡めながらESに盛り込んでいました。
③ 面接対策
面接の準備の際にも生成AIは活躍します。
【想定質問の作成】
企業ごとの頻出質問をAIでリストアップし、想定質問集を作ることができます。
【回答の添削】
自分の回答を録音し、文字起こしツールを使ってAIにチェックさせ、より論理的な構成に修正することもできます。私はGoogle Documentの文字起こし機能やtl;dvのGoogle Meet 文字起こし機能をよく活用していました。
【模擬面接のシミュレーション】
AI音声機能を使って実際の面接練習を行うこともできます。実際の面接に近い形で、即興で回答できるように何度もトレーニングされることをお勧めします。
また、AIとだけでなく、実際に先輩や社会人とも面接練習をされることを強くお勧めします。やはり人間と面接するとなると、AIとは違った緊張感や人間らしいコミュニケーションの取り方も発生します。場数をなるべく多く踏み、回答の精度を高めましょう。
④ ポートフォリオ・プレゼン資料の作成
クリエイティブ職やコンサルティング業界、外資系投資銀行を志望する場合は、ポートフォリオやレジュメ、プレゼン資料の作成が重要になります。
【デザインの提案】
AIを活用して洗練されたスライドやポートフォリオを作成しましょう。私はESとともに課されたクリエイティブ系の課題の中で、画像生成AIで出力したイメージ図やイラストを多用していました。(もちろん、画像生成AIで出力した旨はしっかりと記載します。)
画像生成系であれば、CanvaやStable Diffusion、Midjourneyあたりが使いやすくおすすめです。
【プレゼン練習】
AIに音声フィードバックをもらい、話し方を改善できます。こちらも面接と同様で、AIとだけでなく、実際に先輩や社会人とも面接練習をされることを強くお勧めします。プレゼン後に質疑応答の時間があるのでれば、AIにプレゼン資料を読み込ませ、想定質問をいくつか考えてもらうのも手かもしれません。
生成AIの活用における注意点
情報の正確性の確認
AIが生成する情報は必ずしも正確とは限りません。誤ったデータや過去の情報が含まれる可能性があるため、生成された内容を必ず一次情報(企業の公式サイト、最新ニュースなど)と照らし合わせて確認するべきです。Perplexity等であれば、情報リソースも表示してくれるため、情報がいつ更新されたものなのか確認する癖をつけておくと良いと思います。
オリジナリティの確保
AIが生成する文章は便利ですが、他の就活生と似たような内容になりがちです。対策として、AIが作成したアイデアを参考にしつつ、自分の経験や考えを反映させて独自性を持たせると良いと思います。
さいごに
生成AIを活用することで、ES作成、企業分析、面接対策、ポートフォリオ作成など、就活のさまざまな工程を圧倒的に効率化できます。特に、適切な裏技や応用方法を知っておくことで、他の就活生と差をつけることが可能です。
学業やサークル等で時間のない中で、適切にAIを用いて効率的に就活を進めることで、より内定に近づくことができると思います。AIを味方につけて、よりスマートな就活を進めましょう!
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