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近年、理系院生の中で” 文系就職 ”する方が増えてきています。
面接官は彼らに対し、しばしば 「理系院生なのに、なぜ自身のバックグラウンドを活かした理系職種ではなく、文系職種を目指しているのだろう?」 と興味を持ちます。
理系院生の皆さんはそんな問いに対して十分に答えられるレベルで、ご自身の理系院生としての強みを理解していますか?正しく面接でアピールできていますか?
私は理系院生ですが、受けた企業・職種はいわゆる”文系就職”と呼ばれるものばかりでした。恥ずかしながら私は面接で理系院生としての強みを活かせないまま、夏のインターン選考までなんとなく就活をしていました。
しかし、とある投資銀行の冬のインターンの面接で、そもそも自分の強みの伝え方が大きく間違っていたことを認識させられました。
文系就活において 理系院生というステータスは、それ自体が大きなアピールポイントであるかのように誤解されがち ですが、アピール方法を間違えればどんな「強み」であろうと面接官には伝わりません。
今回は私の失敗談をもとに、本当にアピールするべき理系院生の強みを紹介します。理系院生に限らず「どうすれば自分の強みを面接でアピールできるか」についてお悩みの方も、是非とも私の失敗談を参考にしていただければ幸いです。
誤解していた”理系院生の強み"
私は就活において
②転勤がないこと
③優秀な人がいる環境があること
という3点を重視しており、それらに合致するコンサル・投資銀行を受けていました。
そして、私が理系院生としての本当の強みを理解する前に面接官にアピールしていた「理系院生の強み」は以下の通りです。
・仮説思考が得意
・研究で鍛えられた体力的・精神的なタフさ
自分で改めて見ると笑ってしまいます。なぜなら、 これらの強みは必ずしも理系院生でなければ身につかないものではないからです。 仮説思考の力は多くの文系学部生も強みとしてアピールしてきますし、タフさのアピールなら体育会系学生の十八番でしょう。このように他の就活生にも広く当てはまるような浅い自己PRを堂々と語っていたかと思うと、恥ずかしい限りです。
とはいえ、夏のインターンの選考だと志望動機を深くまで聞かれるケースは少なく、”ノリ”で面接を受けて何とかなることも多々ありました。
そのため冬のインターン選考までは、「これではだめだ」と気付くことができなかったのです。
ズレたアピールでは詰められる
先述のとおり、私はとある証券会社・投資銀行部門の冬のインターンの面接を受けた際に面接官からフィードバックを受けました。そこでようやく正しい文系就職における「理系院生としての強み」をアピールする必要性に気付いたのです。
この章では、その時の様子を紹介します。
また、私には投資銀行部門に行きたい特別な理由などありませんでした。
「かっこいいから」
「稼ぎたいから」 ……
その程度でした。もしかしたら皆さんの中にも私のように、特に面接官の心に刺さりそうな志望動機など用意していない方がいるかもしれません。そういった方は特に、以下に紹介する私が文系就職で「撃沈」した面接でのやりとりをご覧ください…
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就活も佳境に差し掛かった冬インターン選考の時期であった。
就活を始めた夏前は「投資銀行部門を目指しているけど、いける自信はない」と思っていた。しかし、かっこいいし稼げるという理由だけで投資銀行部門を目指し、ここまでやってきてしまった。
憧れていたからこそ「インターンに行きたい!」と意気込んでいたが、現実を突きつけられる面接が待ち受けていたのであった・・・
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