【伊藤忠商事内定ES完全解説シリーズ 第6回】志望動機編 - なぜ伊藤忠でなければならないのか

【伊藤忠商事内定ES完全解説シリーズ 第6回】志望動機編 - なぜ伊藤忠でなければならないのか

2025/09/10

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本記事の対象読者:
・説得力のある志望動機を作りたい就活生
・「なぜ他社ではダメなのか」を明確にしたい方
・企業研究を志望動機に活かしたい方
・入社後のビジョンを具体化したい方

こんにちは。2026年卒として伊藤忠商事、三菱商事、三井物産を含む複数の総合商社から内定を獲得した者です。

「志望動機が薄い」「他社でも同じことができるのでは?」これは多くの就活生がESや面接で指摘される問題です。志望動機は単なる憧れや興味ではなく、自分の価値観・経験と企業の特性が深く結びついた必然性を示す必要があります。

本シリーズ第6回では、これまでの分析を統合し、「なぜ伊藤忠商事でなければならないのか」を三層構造(理念層・戦略層・文化層)で論理的に構築した方法を詳細に解説します。特に、金属・資源事業への志望理由と、入社後の具体的なキャリアビジョンをどのように描いたかを公開します。

この分析により、皆さんが企業研究の成果を説得力のある志望動機に昇華させる方法を習得できることをお約束します。

第6章:志望動機の最終的な差別化戦略

6-1. 「なぜ伊藤忠なのか」の三層構造による論理構築

志望動機の構築において、私が最も注力したのは「なぜ他の商社ではなく伊藤忠商事なのか」を三つの層(理念層・戦略層・文化層)で体系的に説明することでした。単発的な魅力ではなく、私の価値観と経験が伊藤忠商事の本質と深く共鳴する構造を論理的に組み立てることを重視しました。

第一層:理念レベルでの共鳴(三方よしとの価値観一致):

伊藤忠商事の創業理念である「三方よし」について、私が最も強く共感したのは、この理念が単なるスローガンではなく、現代の事業運営にも実際に反映されている点でした。

野球部での「全階層の選手が価値を感じられる仕組み構築」の経験は、まさに「チーム(売り手)・個人選手(買い手)・大学・地域社会(世間)」すべてが利益を得る構造を作ったものでした。この経験を通じて、短期的な効率性よりも長期的な関係者全員の利益を考える重要性を実感していたため、伊藤忠商事の「三方よし」は机上の理論ではなく、実践的な経営哲学として深く理解できました。

具体的な共鳴ポイント:
・野球部での「個人犠牲を強いる組織運営」から「全員が価値を感じる組織運営」への転換
・伊藤忠商事の「短期利益追求」から「ステークホルダー全員の長期的価値創造」への経営転換
・両者ともに「持続可能性」を最重視する価値観

第二層:戦略レベルでの共鳴(マーケットインとデータ活用):

伊藤忠商事の「マーケットイン」戦略と私の野球部でのデータ分析導入経験には、深い共通点がありました。

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