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入社1年目で事業をリードしたプロデューサーが語る富士通の「つくれるコンサル」

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「若手でも責任ある立場になれる」と聞くと、ベンチャーやスタートアップを思い浮かべる人がいるかもしれない。そんな思い込みを見事に覆してくれるのが菱田貴史さんの存在だ。富士通という伝統ある大企業において、入社1年目(配属4カ月目)の段階からプロジェクトの中心的存在として活躍した。

長崎県や日本水泳連盟といったクライアントとの最前線で議論を交わし、ものづくりをリードしている。その背景には、菱田さん自身が掲げる個人のパーパス(存在意義)と、
「つくれるコンサル」チームという新たな組織の形があった。菱田さんの歩みを知れば、富士通のイメージが大きく変わるはずだ。

〈Profile〉
菱田貴史(ひしだ・たかし)
富士通株式会社 デジタルタッチポイント事業部 第二ソリューション部 プロデューサー。大阪市立大学大学院工学研究科 電子情報系専攻修了。2020年に配属約束コース(現・JOBマッチングコース)で富士通へ新卒入社。新型コロナウイルス対策チームに所属し、入社1年目(配属4カ月目)で「つくれるコンサル」チームのプロデューサーに抜てきされ、健康管理システムやワクチン接種証明システムなどの開発・提供に従事。チームで開発した健康観察チャットサービス「N-CHAT」が2021年、グッドデザイン賞を受賞。

 

構想だけではない。2~3日でシステムを開発できるチーム

――菱田さんが担っている業務内容を教えてください。

菱田:富士通内に立ち上がった新型コロナウイルス対策チームに所属し、感染予防のための健康管理チェックシステムや、ワクチン接種証明システム、濃厚接触者との接触をチェックする仕組みなどを開発しています。

僕自身は「つくれるコンサル」チームのプロデューサーという役割を持ち、クライアントと接する中で出てきた課題に対応して動いています。

――「つくれるコンサル」チームについて詳しく教えてください。

菱田:従来の受託開発とは異なる、新たなものづくりのチームとして生まれた組織です。チームのトップには、社内外から人を集めたり指示を出したりする「つくれるコンサル イントレプレナー」がいます。

さらに、世界の技術の潮流に詳しい「つくれるコンサル CTO(Chief Technology Officer)」、アイデアを具現化する「つくれるコンサル デザイナー」、高速でアジャイル開発していく「つくれるコンサル スプリンター」、そして各ポジションの間に立ってプロジェクトを進めるのが「つくれるコンサル プロデューサー」です。

僕はプロデューサーに加えて、動画を制作するデザイナーの役割も一部担っています。

――近年はDX(デジタルトランスフォーメーション)支援に注力するコンサルティングファームも増えています。そうした競合プレイヤーとの違いはどこにあるのでしょうか。

菱田:システムを「つくれる」という部分です。コンサルタントは、クライアントの未来を描いて資料を見せることはできると思いますが、僕たちは実際に動き、2〜3日で開発してシステムそのものを見せることもできます。

「もう新人扱いしない」。入社3カ月でも価値提供を求められた

――菱田さんが関わったプロジェクトについて聞きたいです。

菱田:入社後の研修を経て、2020年6月に新型コロナ対策チームに入りました。その段階で長崎県をクライアントとするプロジェクトが動き出しており、僕は途中から参加した形です。

そのプロジェクトは、長崎県独自の健康管理システム「N-CHAT」の開発・実装を進めていました。富士通では、それ以前から濃厚接触者を追跡する接触者健康管理システムを開発しており、長崎県からの依頼を受け、より便利に、より良い形でリリースすべく動いていました。

――新人研修を終えたばかりのタイミングで、喫緊の課題に対応するプロジェクトへ身を投じたのですね。

菱田:チームの上司からは、配属初日の段階で「もう新人扱いしないからね」と言われました。入社3カ月目だろうと関係なく、自分のスキルで貢献できることを見つけ、実行しなければいけない環境でした。

そこで、僕が最初に見いだした課題は「健康管理アプリの周知」です。長崎県が「アプリを使ってほしい」と考えている事業者の中には、アプリの存在や活用方法を認識していないところも少なくありませんでした。そこで、一般的な広報物だけでなく、分かりやすく伝えるための動画コンテンツ(*1)を提案しました。
*1 富士通:新型コロナウイルス対策感染症プロジェクト

――なぜ動画だったのでしょうか。

菱田:僕は大学時代にコロナ禍になる前から、オンライン予備校講師のプロとして、難関大志望の学生を3年間指導してきた経験があり、動画制作やYouTubeの活用が得意でした。現時点の自分のスキルを発揮でき、かつクライアントへ早急に価値提供できるのは動画コンテンツだと考えました。

プロジェクトにおける役割は「誰が最も適任か」で決まる。年次は一切関係がない

――菱田さんは配属4カ月目の段階でプロデューサーに抜てきされ、日本水泳連盟のプロジェクトを担当したと伺いました。

菱田:長崎県のプロジェクトで動画がリリースされた後、日本水泳連盟の支部長を務められている長崎大学の教授から連絡を頂きました。「N-CHATの仕組みを、水泳大会に出場する学生選手の健康管理に活用したい」というご相談でした。

僕は学生時代を通して水泳に打ち込んできた経験があり、運命的なものを感じて「自分がやるしかない」と真っ先に手を挙げました。その結果、配属4カ月目でプロデューサーを務めることになりました。

――プロデューサーとなれば、チーム内で手を動かすだけでなく、クライアントとの折衝も最前線で担当するわけですよね。富士通のような大企業で、1年目にしてその役割を担えることに驚かされます。

菱田:「つくれるコンサル」チームにおいては、年次は一切関係なく、「誰がプロジェクトに最も適任なのか」を考慮して、役割がアサインされます。僕は水泳大会に出場する選手の気持ちが理解できるし、大学時代の後輩などに実情を聞いて、大会における健康管理の課題をリアルに把握することができました。

そうした「知見」を基に第1回の打ち合わせから中心となって参加し、「N-CHAT」をどのようにブラッシュアップすべきなのかなど、選手と大会運営側に寄り添って議論をリードできたと感じています(※2)。
*2出典:内閣官房

――とはいえ、プロジェクトを進めていく上では関係者との意思疎通がうまくいかなかったり、実現困難な要望が寄せられたりなど、苦労も少なくなかったのではないですか。

菱田:健康管理システムでは、大会に参加する選手自身に日々の健康状態を入力してもらいます。リアルタイムに入力できないときにも、過去の日付を何日もさかのぼって確認・入力できる仕様としていました。クライアントからは「3日前までしか入力できないような、厳密に管理できるシステムにしたい」という要望がありました。

これについてはチーム内で慎重に議論し、最終的には「やるべきではない」と回答しました。理由は二つあります。一つは、さかのぼれる期間を制限するシステム変更には多大な労力と時間が掛かり、システムの運用に影響を及ぼすからです。

そしてもう一つは、利用者をシステムで縛ることが本来の目的に向かうとは思えなかったからです。

本質的には、システムで縛るのではなく、日頃から各チームや選手の健康観察の意識を高めることが大切だと考えています。それが最終的に選手のコンディションを整え、良い記録を出すことにつながるのではないかと伝え、クライアントにも納得してもらいました。

僕たちは受託開発を担っているわけではありません。チームとして、クライアントやユーザーに寄り添うホスピタリティを大切にしていますが、最終的に実現すべきなのはクライアントやユーザーに幸せになってもらうことです。

ですので、クライアントの要望をただのみ込むのではなく、時には「言うべきことを言う」プロデューサーでなければならないと感じています。

目標に掲げたのは「MADE IN JAPANの復権」。その舞台として富士通を選んだ理由

――菱田さんはなぜ、入社1年目の段階から大きな役割を担えたのでしょうか。学生時代も含めたバックボーンを知りたいです。

菱田:先ほども触れたように、僕は学生時代までずっと水泳に打ち込んできました。水泳は常に自己ベスト記録との戦いであり、過去の自分自身がライバルです。大学時代には「どうすればより速いタイムを出せるのか」を論理的に考え、フォームの見直しや練習メニューの改善を続け、PDCAサイクルを回していました。

その結果、100メートルの平泳ぎでは、高校自己ベストから大学自己ベストの間で5秒縮めることができました。水泳の100メートルで5秒を縮めるのは並大抵のことではありません。水泳選手として培った向上心は、確実に今につながっていると思います。

――就職活動ではどんな軸を持ち、どのような企業を検討していましたか。

菱田:当初目指していたのは、自分の研究知見を生かせる国内製造業大手です。大学卒業後、大学院へ進み、太陽電池や太陽光パネルの研究をしていました。ただ、就活を進めていくうちに、単に学んだことを生かせるだけでなく、自分の人生の目的をかなえられる場所がいいと思うようになりました。

国内製造業というと斜陽のイメージを持っている人も多いでしょう。ですが、必ずしもそうとは言い切れません。例えば2014年から2018年までの累計の国際特許出願件数を見れば、日本は世界第2位(*3)。アメリカや中国と比較してもまだまだ負けていません。かつ、日本の製造業には高いスキルを持つベテランも多く、培ってきた技術力は今なお大きな強みです。

そうした事実を踏まえて、僕は「MADE IN JAPANの復権」を目指したいと考えました。日本の製造業を変えるためには、どんな場所に身を置くべきなのか。コンサルティングファームやベンチャーも含めて検討する中で、「配属約束コース」(現・JOBマッチングコース)で募集していた富士通に強く引かれました。
*3 出典 経済産業省 特許庁

――当時の配属約束コースとはどのような仕組みですか。

菱田:学生が富士通のさまざまな部署の求人内容を比較して応募し、該当部署の部長クラスとの面接を経て入社できる仕組みです。僕はこの方法で、「つくれるコンサル」チームの先輩とも出会いました。

「つくれるコンサル」チームは、「モードチェンジ」「自分史上最高」「才能ファースト!」「スピード&モチベーション」といったキーワードを重視しており、若手が活躍できる環境だと知りました。才能豊かな人たちとともに豊富な成長機会を経験し、僕自身の「MADE IN JAPANの復権」というテーマに早くから取り組める場所だと感じて、富士通への入社を決めました。

富士通全体を「つくれるコンサルチームのような人材」で埋め尽くしたい

――これから入社する新卒の学生も、菱田さんのように早くから事業リーダーを担う機会をつかめるでしょうか。

菱田:富士通は今、年功序列型からフラットな組織へと変化しつつあります。年次に関わらず、自分の思いを発信できる人にチャンスが与えられる会社です。僕が関わっているプロジェクトで言えば、ほとんどのメンバーが平成生まれです。さまざまな人が早期からチャンスをつかんでいますよ。

そんな環境だからこそ、年次を気にせずに意見を言える人に入ってきてほしいと思います。「先輩だから」「後輩だから」といったタテの関係ではなく、才能やスキルを尊重してチームをつくっていきたいですね。

――スキル面では、どんな人が富士通で活躍できると思いますか。富士通を目指すに当たって磨いておくべきことがあれば教えてください。

菱田:テクノロジー面で尖っている人、新しい技術に精通していたり興味を持っていたりする人は活躍の機会が多いと感じます。

あるいは、僕が動画制作を武器にしたように、学生時代の経験の中にも強みのピースがあるかもしれません。加えて僕は、水泳や研究で培ったPDCAサイクルを回す力を強くアピールしました。面接の際にはオリジナルの資料を作って、自己分析した内容をプレゼン(*4)しました。

*4:面接時のプレゼン資料

――菱田さんは今後、富士通でどのようなキャリアを歩みたいと考えていますか。

菱田:富士通での仕事を通じて、僕は「MADE IN JAPANの復権」を起点に、自分自身のパーパス(存在意義)として「自分自身と、これまでに関わってきた人たち、これから関わる人たちの幸せに貢献したい」と考えるようになりました。

現在の「つくれるコンサル」チームでは、ビジネスで社会課題を解決し、関わってきた人たち、これから関わる人たちを幸せにする仕事ができていると感じています。このチームでさらに社会に役立つことを実践し、将来的にはイントレプレナーとして新たな課題を見つめる立場になりたいと考えています。


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