こんにちは、外資就活 編集部です。
日系企業の冬インターンの募集も本格化してきました。今回は、就活生に人気のデべロッパーの内定に向けて、10月からやるべきことをご紹介します!
本シリーズでは日系難関企業である、総合商社、広告の就活の進め方についても紹介しているので、是非チェックしてみてくださいね。
【23卒保存版】日系トップ業界志望者の就活スケジュール・対策内容まとめ ~商社・広告・デべ編~
目次
デべロッパーの選考スケジュール
デべロッパーの選考スケジュールの大まかな流れを以下の図にまとめてみました。
ご覧のとおり、デべロッパーでは9月~11月にかけて秋・冬インターンのエントリーの受付を始めます。
デべロッパーはインターン選考が厳しいぶん、参加して高い評価を得ると手厚い優遇が受けられることもあります。
2022年卒 各社インターンの選考フロー
三井不動産 :夏:書類選考(Webテ)→録画面接→GD
冬:書類選考(ES、Webテ)、OR 書類選考(ES、Webテ)→面接2回
住友不動産 :書類選考(ES、Webテ)→面接
野村不動産 :書類選考(ES、Webテ)→面接
東急不動産 :書類選考(ES、Webテ)→面接1回→GD
森ビル :書類選考(ES、Webテ)→GD→面接2回
東京建物 :夏:書類選考(ES)→面接2回
冬:書類選考(ES)→GD→面接2回
NTT都市開発:書類選考(ES、性格検査)→GD→面接
【23卒保存版】デベロッパー各社のインターン重要度を解説!早期選考などの優遇も
対策はいまからでも遅くないので、今回の記事を参考にしっかり対策して冬インターンの選考に臨みましょう。
デべロッパーの就活を始める際にやっておくべきこと3選
就活を始めるに際して、どの業界を受ける場合も必ずやっておくべき3つのことを紹介します。
これらを終えて初めて、スタートラインに立ったと考えてください。
1. 多くの選考に参加し、場数を踏む
日系企業の選考に限った話ではありませんが、ある程度の「場慣れ」は、選考で最大限のパフォーマンスを発揮するために必要不可欠です。
どれほど志望理由を練り込み、友人たちとグループディスカッション(GD)の練習をしていたとしても、選考の場ではなかなか思い通りのパフォーマンスが発揮できないこともあります。初めは慣れない面接への不安や緊張から、必要以上に態度が硬くなったり、準備していた発言内容をど忘れしてしまうものです。
これらの悩みは、本番の面接やGDなどで実践経験を積んでいくことで大幅に解消されます。今のうちから本番の緊張感を味わい、場数を踏むことで、春の本選考の時期には過度に緊張することなく、リラックスして選考に臨めるようになります。
2. 最低限の自己分析
インターンや本選考を受けるにあたり、志望理由を作成する際は、就活サイトのコラムや企業のHPに載っている程度の内容は頭に入れておきましょう。
しかし、単にそれらの情報を基に「御社(業界)の〇〇な点に興味を持ちました」と述べるだけでは不十分です。これでは企業について調べた情報を並べているだけです。面接では、自分の体験談なども交えながら、「なぜ、〇〇という点に興味を持ったのか」まで話すことで、誰もが納得する志望理由になります。
ここで必要となるのが自己分析です。「自分はどのようなことに興味を抱く人間なのか」をハッキリさせることで「なぜ興味を持ったのか」を合理的に説明できるようになります。
自己分析に関しては以下のコラムを参考にしてください。
3. OB訪問の必要性を知る
あらゆる業界に共通して言えることですが、同じ業界内での各社の差別化は非常に困難です。同じ業界に属している会社ということは、当然ながらどの会社も業務内容はほとんど同じです。
しかし、就職活動では「その企業でなくてはいけない理由」を合理的に説明しなければならず、選考で出会う面接官全員を納得させる必要があります。
そこで有効なのがOB訪問です。OB訪問で実際にその企業で働く社員の話を聞くことで、企業ごとの文化や違いが明確になり、「その企業でなくてはいけない理由」を見つけやすくなります。また、OB訪問を通じて得たリアルな情報というのは、ESの執筆や面接での突飛な質問への対応にも大いに役立ちます。
秋ごろからOB訪問をしている学生は決して多くない、本選考が近づくにつれてOB訪問をする学生が増えてアポが取りにくくなる、といった理由から、早めにOB訪問を始めることを強くお勧めします。
【OB訪問を200回受けた現役商社マンが語る】「僕が一緒に働きたいと思う学生」
OB訪問を最大限活用できる質問10選 総合商社編
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【スライドで学ぶ vol.008】内定者が語る総合商社OB・OG訪問の極意|五大商社のヒトの違い
デベロッパーへ向けて9月からやるべきこと3選
1. 次のインターンに向けた選考の準備
デベロッパーはインターンに参加できれば、様々な形で優遇してもらえる業界です。
例えば本選考の1次面接が免除になったり、本選考の前に社長や会社の重役などに会食に誘ってもらえることもあります。また、夏のインターンですべてが決まるような業界ではなく、秋冬のインターンに参加して高評価を得ることができれば、内定を取る上で大きな強みとなります。
ただし、デベロッパーのインターンは選考フローが本選考のように長く、途中で多くの学生が落とされます。つまり秋や冬の早い段階から綿密な対策が必要です!
志望理由では「なぜデベロッパーの中でも、その会社なのか」、「(学生時代の活動を書くだけではなく)その行動を取った自分はどういう人間なのか」を意識して書いてみてください。また自分の経験を誇張しすぎると、信用第一であるデベロッパーの面接で高評価は得られません。ありのままの経験を、自分だけの目線でしっかり分析し、それを言葉にしましょう。
とはいえ、秋の時点で完璧なESを書くのは難しいと思います。自分のESに自信が持ちきれない場合は、選考を経験した先輩などに添削を頼みましょう。
そしてその際は、自分の経験や人間性、または「なぜその会社に行きたいのか」がわかりやすく伝わるかはもちろんのこと、「自分の経験や人間性とその会社に行きたい理由に乖離がないか」というポイントも確認してもらいましょう。
さらに、GDをインターン選考に取り入れている企業が非常に多いです。
22卒では、東急不動産、森ビル、東京建物、NTT都市開発がGD選考を行いました。
お題はデべロッパーに特化したものが多く、参加人数も多いため独特の形式であると言えます。GDに慣れておくことはもちろん、過去の出題を調べて対策しましょう!
2. OB訪問
OB訪問をやるべき理由は2点あります。
1つ目の理由は、仮にインターンに落ちた場合でも、OB訪問が本選考での優遇につながる可能性があるからです。優遇のパターンは様々ですが、普通に本選考に臨むのとは倍率が大きく変わってくるため、デベロッパーを狙うのであればOB訪問は欠かせません。
2つ目の理由は、ESや面接の材料になるからです。OB訪問で得た情報は自分しか知らない唯一無二の情報としてESや面接で話すことができます。例えば「社員Aさんの『○○』という言葉に共感した」と面接で話せば、面接官もネットから拾ってきたのではない社員の生の声を聞いてくれていると感じるはずです。
また、デベロッパーは社員数が少ないため、本選考が近づくほどOB訪問のアポがとりにくくなります。実際に筆者も4年生の4,5月はOB訪問を受けてくれる社員さんを探すのにかなり苦戦しました。なるべく早くから動き始め、情報を集め続けるに越したことはありません。
3. 街を歩く
こちらは気晴らし感覚で大丈夫です!
「街を歩く」とはつまり、「志望するデベロッパーの物件を見に行く」ということです。三菱地所なら丸の内のオフィスビル、三井不動産であればミッドタウンなどがありますね。各社のホームページから手がけた物件は簡単に調べられます。
こうした物件巡りはOB訪問と同じくESや面接に活かすことができます。デベロッパーの本選考では「ウチのどの物件が好き?」などという質問がよくされます。この際に一度も物件を見ていないと、「なぜ好きなの?」「思い出は?」などの追加の質問にうまく答えられなくなります。
また、さらに踏み込んだ質問として「じゃあその物件に足りない要素はなんだと思う?」のようにマイナス要素を聞いてくるパターンもあります。なので物件を見に行った際は、その場で感じた楽しさだけではなく、「何があればさらによくなるか」ということを考えながら歩くのがお勧めです。
街を歩くこと自体は楽しいですし、自然とその会社を好きになったりもするので、負担にはならないと思います。本選考直前になると呑気に物件巡りなど出来なくなるので、今の時期に友達と気晴らし感覚で行ってみましょう。
今から対策してデベロッパー内定を掴もう
いかがでしたか。
就活ルールの変更や昨今のコロナ事情により、日系企業への就活は先行きが見通しづらくなっています。しかし、志望する企業に入る方法が「選考を受け、それを通過すること」であることに変わりはありません。
今回のコラムを参考に、良いスタートダッシュを切ってくださいね。
マッキンゼー ゴールドマン 三菱商事
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