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元首相・元米国務長官がOBに?!~エリート学生集団、日米学生会議の実態とは(1)

人気企業のインターンを蹴ってでも行く価値あり~日米学生会議とは

はじめまして。早稲田大学のHOKUTOと申します。今回、僕が過去に参加した「日米学生会議」について紹介させてもらいます。

大学入学当初から「将来は世界で活躍する人材となる」という漠然とした目標を持ち続けていた僕にとって、この経験は目標へ向けた確かな一歩となりました。結果的に、この春から総合商社への就職という道を決めたことも、日米学生会議から受けた影響が大きかったと感じています。

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日本最古の学生団体~始まりは84年前

そもそも「日米学生会議」とは何か。初めて聞く方も多いと思いますので簡単に説明します。

「日米学生会議」は日本で最も古い国際学生交流団体と言われています。

創設は1934年。日米関係の悪化が懸念されていたこの頃、米国の対日感情の改善と日米相互の信頼回復を目指し、「世界の平和は太平洋にあり、太平洋の平和は日米間の平和にある。その一翼を学生も担うべきである」という理念の下、発足しました。

それ以来、日米学生会議は日米関係を考察すると共に、両国をめぐる様々な問題について議論を重ねてきました。しかし近年の急速なグローバル化の進展や新興国の発展を経て、今日ではその時代に沿ったテーマを取り上げ、日米の観点のみならずより広い視野を持ち、グローバルな視点から物事を考え、ディスカッションしていくことが求められます。

本会議では、日米両国から選抜された代表の学生達(日米各28人程度)が、約1カ月間に渡る共同生活を送るとともに、様々な議論や活動を行います。会議全体を通じて、日米両国の参加者間の相互理解をひとつの目的としています。

要するに、日本とアメリカから選抜された代表の学生達が、議論や活動を通して交流する会議という認識でいいかと思います。企業のインターンでもありません。しかし、人気のインターンを蹴ってでも、日米学生会議を目指す学生も少なくありません。その理由(ワケ)は、日米学生会議が類稀な人材を輩出する団体であることに、数多くの学生が気づいているからかもしれません。

世界中で活躍する日米学生会議出身の著名人達

日米学生会議には84年の歴史があると先述しましたが、途中、戦争や資金不足の影響で二度の中断に追い込まれました。しかし、無事に今日まで継続され、昨年の夏で第69回の開催を迎えました。私は第68回(アメリカ開催)に参加しました。

これまでに69回も開催されているだけあり、日米学生会議には多くの著名なOB・OGが世界中に存在します。僕は友人に日米学生会議を紹介され、それがキッカケでエントリーしました。そのため、メンバーとなるまでOB・OG達の存在を知りませんでした。後に日米学生会議のOB・OG達のことを調べた時は、さすがに驚きました。

著名なOB・OGに宮澤喜一(元内閣総理大臣)、ヘンリー・キッシンジャー(元アメリカ国務長官)、村井七郎(元大蔵官僚, 元三和銀行副頭取)、八城政基(元新生銀行取締役会長)、グレン・S・フクシマ(エアバス・ジャパン取締役社長)、橋本徹(日本政策投資銀行代表取締役社長)、茂木健一郎(脳科学者)、今井義典(元日本放送協会NHK副会長)、カート・トン(元駐日首席公使)、槙原稔(元三菱商事社長)、天野順一(元三井物産副社長)、アレン・マイナー(サンブリッジ代表取締役会長兼CEO)、八木健(ベイビュー・アセット・マネジメント代表取締役)、内古関宏(ヴィジョネア社長)、山崎繭加(元マッキンゼー・アンド・カンパニー、元ハーバード・ビジネス・スクール日本リサーチ・センター)らがいます。この他にも、数え切れないほどの官僚(特に外交官)や国際弁護士・医師・政治家など、多くの人材を世に輩出してきました。

話は少し逸れますが、「日米学生会議」は英語で「Japan America Student Conference」とされ、頭文字を取って度々「JASC」と略されます。そしてJASCのメンバーとなると、「JASCer」と呼ばれるようになります。JASCのキーワードに「Once a JASCer, always a JASCer」という言葉があり、OB・OGとの強固な繋がりが一生続くことを示しています。

その証拠に、こんなエピソードがありました。

昨年、僕がアサインされていた政府系の派遣プロジェクトの時のこと。民間人を米国へ派遣する外交プロジェクトで、僕たち派遣団はカリフォルニア州ロサンゼルスのビジネスフォーラムに出席していました。その際に上記のグレン・S・フクシマさんに会うチャンスがありました。僕が伝えたかったワードはただ一つ、

「Hi I’m Hokuto. I’m a JASCer!」と話しかけると、

グレンさんは「Oh wow really!? Here’s my card!」

と言ってビジネスカードを差し出してくれて、一瞬で名刺交換が完了しました(笑)。

他に言葉はいりませんでした。このように、知らぬ間にOB・OGとの強固な繋がりが世界中に出来ています。

ちなみに、グレンさんはJASCに参加した際に同じく参加者であった女性と出会われ、その方が現在の奥様となっています。グレンさん以外にもJASCer同士の結婚が結構多いので、「日米学生会議」は「日米結婚会議」と称されることもあります(笑)。相互理解をひとつの目的としたこの会議でそのような結果が生まれることも、僕は非常に納得がいきます。このトピックはまた別の機会があれば、書きたいと思います(笑)。

日米学生会議で手に入れられるもの

日米学生会議では本当に多くのものを得ることができます。

人によっても異なりますので体系化して書くことが難しいです。しかし、よく言われるものを中心に少し紹介します。

(1)英語でのディスカッション能力

当たり前のことかも知れませんが、まずは(1)英語でのディスカッション能力でしょうか。春にJASCのメンバーが選抜されてから、夏の本会議まではアメリカ側代表の学生達と直接会うことはありませんが、事前活動があります。メンバーはテーマ別に「分科会」というディスカッショングループに分けられます。

同じ分科会に所属しているメンバーと何度もスカイプミーティングが行われました。僕のグループには中国人留学生も所属していたため、日本・アメリカ・中国の3カ国を繋ぎ、時差に悩まされながらも議論を続けました。限られた会議の時間の中で、自分が伝えたいことを如何に英語で端的に表現するのかを常に意識していた約半年間でした。

参加者全員と顔を合わせる本会議でもそれは同じで、確実に自分の意思を示すこと、効率的な議論の進め方などを常に考えていました。

(2)一生の繋がり・仲間

また、先述した通り(2)一生の繋がり・仲間が出来ます。

相互理解と一口で言っても、ピンと来ないかもしれません。本音の対話です。上辺だけの「忖度」を含んだような議論は会議が始まって1、2日程で終わり(笑)、それ以降は生易しいものではありませんでした。

政治的な見解も、宗教的な見解も、個々のバックグラウンドも全部違います。それぞれの異なる価値観を認め合いながらひとつの答えを導いていくことは本当に困難でした。

しかし、そこでぶつかり合うことから逃げずに粘り強く向き合い続けた結果(約1カ月間の共同生活で強制的に逃げることが出来ない環境です)、その様な価値観の違いを認め合うことが出来て、初めて相互理解ができた気がしました。

この様なプロセスを共に経験した仲間達とは、今でもやはり強い信頼関係があります。日米学生会議において得られるものは人それぞれですが、この「一生の繋がり」が一番価値のあるものだったという方が最も多く、僕もそう感じています。

第70回のエントリーが間もなく締め切り

少しでも興味を持った方はエントリーしてみることをオススメします。第70回(アメリカ開催)のエントリー締め切りが2018年2月15日(木)に迫っていますので、気になる方は下記URLより詳細をチェックしてみて下さい。

http://kjass.net/jasc-japan/outline-form-index.html

今回は日米学生会議の概要を紹介しましたが、次回はさらに掘り下げ、日米学生会議という異質な環境について、またそれが僕にどの様な影響を与えたのかについて書きたいと思います。

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