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外資系投資銀行では英語が必須?
英文履歴書、TOEIC・・就活生の英語への不安は中々解消されることはありません。海外居住経験のない外資志望者も少なくはなく、仮に内定を得ても心配の種は中々尽きないことでしょう。
それでは実際、投資銀行に就職した後に業務でどれくらい英語を使っているのでしょう?
投資銀行内での英語使用頻度を例に、実情を見てみましょう。
また、参考として内定者のTOEICの点数も見てみましょう。
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英語の使用頻度の違い
結論から言うと、絶対に英語が必要になってくることは間違いありません。
投資銀行は国境を超えた金融マーケットを相手にしているので、社内メールは英語が基本、ニューヨーク、ロンドンに電話をかけることもありますし社内にも外国人は多いです。
ただ、投資銀行内には英語を頻繁に使う部署と使わない部署があります。
英語を使う順に並べてみると以下の通り。
オペレーション>IT>マーケット>投資銀行部門(IBD)・アセットマネジメント
フロントオフィスにおける英語
投資銀行のフロントオフィスには、
セールス部門
マーケット部門
投資銀行部門(Investment Banking Division=以下IBD)
アセットマネジメント部門
といったセクションがあります。
英語使用頻度については、 それぞれ対象となるクライアント、マーケット によって変わってきます。
顧客が日本の事業法人だけなら日本語オンリーで問題ないわけですが、勿論そうもいかず、英語ができることにこしたことはありません。
IBDは若手のうちはそこまで英語を必要としません。
クロスボーダー案件、上司が外人、NY、ロンドンとの連絡の際には必要になります。
加えて、上司が外国人になる場合もあり、その際は社内のどの部署よりも英語を使うことになります。
また、これも部署によって変わりますが、英語による会議の議事録を取る必要がある場合もありますので、喋れずとも聞けるようになっておくことをおすすめします。
昇進すると電話会議、海外出張などが増えてきます。
電話会議の内容は、海外案件のアップデートや海外オフィスの同僚とクロスボーダーM&Aの提案内容の検討といった日々の情報交換から、コミッティー(案件の審査を行う会議)での海外バンカーの説得まで幅広くあり、英語の出来不出来は自らの業績に直結します。
こうなってくると、「英語ができない=クビ」を意味せざるを得ないことになります。
これはマーケット部門・アセットマネジメント部門でも同じことが言えます。
(勿論、英語が全く成長しない人はいません。皆鍛錬していずれレベルがあがっていきます。)
バックオフィスおける英語
バックオフィスには、
IT部門
などあり、ハイレベルな英語力が必要とされます。
とりわけ オペレーション部門では本社との連絡、クライアントとの連絡等英語を使う機会が非常に多い です。
そのため、帰国子女の採用が中心となっています。
一方、日系からスペシャリストをキャリア採用する場合、英語の得手不得手は問われませんので、英語が苦手な方も存在します。
IT部門では本部がインドやシンガポール、ニューヨークなどに存在するため、英語での交渉力が必須となります。
また、コンピューターは英語基準で動いているので、エラーもすべて英語。
英語に慣れていないと部署にはついていけません。
(ただし、オペレーション部門ほど帰国子女で固められている、というわけではありません)
帰国子女 で固められるバックオフィスにおいては、TOEICスコアで言えば900は常識。選考でも 英語のグループディスカッション があったりします。
実際、24卒の内定者を見てみても、バックオフィスで帰国子女もしくは海外経験のある人が9割以上を占めていたようです。
こうしたことから、フロントオフィスとバックオフィスでは内定者層が少し変わってきます。
結局のところ、投資銀行の世界で出世するためには英語は必須と言えます。
日頃から英語に触れるよう意識しましょう。
外銀内定者のTOEICスコア
今回は、外資系投資銀行に内定した21卒から25卒の学生約100人のTOEICスコア分布を紹介します。
このデータからは、平均点が 866点 、中央値が 890点 、最頻値の範囲が 950から975点 という結果になりました。やはりTOEICの点数は非常に高い点数となっていることがわかります。
しかし、実際には800点以下の学生も多くいますし、中には英語系のテストスコアがない状態でも内定を獲得している学生もいます。したがって英語だけが全てではありませんので、英語に自信がない学生でもそのほかの自分の長所を伸ばしていくことで内定に近づくことができるでしょう。
英語は必要だか今すぐに必須条件として求められるものではない
今回の英語の必要性について、いかがでしたでしょうか?
実際、業務においては、やれることだ増えるほど英語の使用頻度・必要性は上がってきます。しかし、初期時点から完璧な英語を求められることは多くありません。
それでも、英語はやっておくに越したことはありませんので、日頃から少しでもいいので英語に触れる意識を持っていきましょう。
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