概要
“IT”を軸に将来のキャリア形成を考える理系学生にとって、『将来どのような武器を身に付けていくか』というのは重要な問題です。ITスキルはもちろん、業界に特化した専門性、外国語、マネジメントスキル――技術だけではなく+αの武器を持った理系出身者の市場価値は高く、活躍フィールドはさらに広がります。
近年、IT領域において特に注目されている金融業界。ニュースなどで“フィンテック(FinanceとTechnologyを組み合わせた造語)”という言葉を聞いた方もいるかもしれません。今回のセミナーでは、金融領域の中でも、特に証券取引所という最先端ICTを数多く活用している分野を取り巻く“今”をご紹介します。取引所のシステムがいかに高速性、安定性、拡張性を兼ね備えているかで、その国のマーケットの価値が決定まると言っても過言ではありません。資本市場における唯一無二の重要な役割を持つ取引所には、世界水準のシステムを構築・運用することが求められており、その挑戦にどのように取り組んでいるのかを紹介します。
セミナーでは、取引所システムで活用されている最先端ICTや、システムの開発から運用・保守に至るまでの一連の業務について、実例をもとに解説し、業務理解を深めると同時に、専門性の高い働き方、社会に大きな影響を与えるシステムの“モノづくり”に関わる醍醐味、若手社員の挑戦を知ってもらいたいと考えています。
また当日は、世界最高水準の高速性・信頼性・拡張性を兼ね備えた現物商品売買システム『arrowhead』について理解を深めてもらうグループワークを予定しています。過去の市場動向から今後の発注件数を予測することで、どのようなシステムが世の中から求められているか、またその達成のためにはどのような障壁があるかを実際に体験いただけます。
金融に関する専門知識は不要ですので、「高い専門性を有したプロフェッショナルを目指したい」という方からのご参加をお待ちしています。
プログラム内容
■第1部 IT部門の業務紹介
・取引所と最先端ICTの活用事例
・取引所システムの開発概要
■第2部 世界最高峰システムarrowhead(※)のキャパシティに関するグループワーク
・過去の市場動向から今後の発注件数を予測
・売買システムに必要なキャパシティの推定
・将来的な次世代システムのあり方の検討
※世界最高水準の高速性・信頼性・拡張性を兼ね備えた、東京証券取引所の現物商品の売買システム
開催時期
2020年1月8日(水)17:00~20:00(受付開始 16:40~)
開催場所
株式会社日本取引所グループ本社
東京都中央区日本橋兜町2番1号
主催
理系ナビ
応募締切
一次締切:2019年12月8日(日)
二次締切:2019年12月22日(日)
募集人数
20名程度
※席数に限りがございます。お早目にご応募ください。
応募にあたっての注意事項
当イベントは理系ナビ主催になります。応募には理系ナビへの会員登録が別途必要になります。ご了承ください。