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リクルートに関する先日のご回答とても勉強になりました。リクルートに近い「正しく過程が評価される」カルチャーの企業としてキーエンスも挙げられると思うのですが、どのような印象をお持ちですか?

この質問への回答 1件

相談室回答者

営業5年、事業開発4年。副業7つ、起業1つほど。 文系で新規事業企画・開発系のクリエイティブサイドに行きたい方、なんでも質問どうぞ。

ご質問ありがとうございます。
キーエンスへの印象ですが「マイクロマネジメントの成功者」という印象です。

リクルートもキーエンスも根本は一緒で、社員に対し制約を設け、その中で活躍することで統一化された営業行動や具体成果に導くことが出来る。そのための組織構造という認識です。また同様にその制約を「文化」として定着させることで実現していると思います。

こうした制約を守る際には大体2パターンに集約されると考えています。1つは「それを守ることが素晴らしい物である」とすること。もう1つは「苦しさを超えるだけの価値(=報酬・褒賞)がある」とすること。
リクルートは「理想状態として目指すべきもの」としており、その制約の中で動くことを苦とは思わないことが前提になっていますが、キーエンスの場合はかなりのマイクロマネジメントと高い報酬によってこれをバランスさせている印象です。
5アポないと外出できないけど、達成すれば2,000万強の給与が手に入る。この両天秤じゃないでしょうか。

キーエンスは年収に目が行きがちですが、提供している商材や関わる業界も社会意義が大きいものですので、内部ではそういった表面的な価値観とは異なる、目指すべき理想があるのかもしれません。いかんせん外向きに情報があまり出ていない会社ですので、上っ面の印象でしかありませんが・・・

キーエンスだけでなく、社内に存在するロールモデルを正しく守っていれば売上が上がっていく事業構造の業界は一定数存在します(私のいたデベもそんな感じです)。こうしたレールの中で自分の能力を昇華されるキャリアもありだと思いますし、レールから逸脱し、今はまだ社会にない価値を築いていくキャリアもありだと思います(リクルートはこっち側ですね)。

回答日:2023/01/23

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