メガバンクから内定を得たものです。
メガバンクについて2点質問です。
①他の会社に転職するとなった時に、本社で専門性を高めることは重要だと考えていますが、メガバンクはやはり学歴によって出世コースが決まっているものなのでしょうか？
②私は一社でキャリアを終える予定はないのですが、今後銀行員の市場価値はどんどんと下がり、転職が難しくなって行くのでしょうか？

①ある程度は学歴によって決まります。
最初から本部に配属される人は、ジョブ型採用を除けば東大・京大です。他に、運と実力があれば最初の異動で行く優秀な方もいます。
どこに転職するかにもよりますが、本社勤務を経ずとも第二新卒あるいは多少専門性を認められれば事業会社の財務・経理・経営企画等に転職する事は可能です。（もちろん普段の業務や資格地獄と戦って成果が出せているという前提はありますが…）
②どうなんですかね…笑
小さい話と大きい話をしてみます。
まず小さい話。
初期配属で1番多い法人営業を例にとって身につくスキルを列挙して、どんな仕事に活きるかを考えますと、
法人営業
　基本的な礼儀作法
　役職者とのコミュニケーションを苦に感じない
与信管理、融資審査、決算書の見方
　会社状況の良し悪し
　銀行が会社の何を見て融資をしているのか
…胸張れるハードスキルはこの程度ですかね。笑
お偉方を相手にするビジネスでの営業や、銀行を相手にする資金調達部門での引き合いはありそうですね。
大きい話ですと、AML（アンチマネーロンダリング）に関する規制に関する業務への引き合いは今後も強そうです。
9.11を受けて世界中で規制が厳しくなった当分野ですが、日本は国際機関から「まだまだ」という判定を受けています。（詳しくは某大手テクノロジーコンサルさんがレポートを出されていますのでご参照ください。）特にテクノロジーの発展で仮想通貨や送金技術が進化してきた昨今、マネーロンダリング対策は急務になっており、これらを扱う業者は管理体制強化を指示されています。
これを受けてBig4を始めとするコンサルティング会社は業務フローの精査から組織体制の強化に至るまでのソリューションを提供していますし、印刷会社はeKYCシステムを、システムベンダーは現場での法令対応を効率化するシステムの開発に取り組んでいます。
その中で実際に規制に対応している現場の知見というものは非常に求められているかつ今後も価値があると感じられる部分だと思います。
余談ですが、新規開拓に困った私はこういった業者を狙って新規取引を獲得していました。笑

銀行員になると新聞やニュースで取り上げられた社会的な事象に対して、どんな会社がどう動いているor動くようになるのかという事を広く考える事が癖になりますので、ビジネスマンとしての基礎は身につくかと思います。
銀行に入ったんだから長期間勤めるべき！だとは思いませんし実際に私もそうしていませんが、
必死に頑張って得られるものがある仕事だとは思います。
入社される場合は頑張ってください！！
長々と語ってしまいすみませんでした！笑