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仕事の選び方についての質問です。
世間一般では「やりたい仕事や、興味がある分野(=好きなこと)をやれ」とよく就職活動中の学生に向けた声 アドバイスを聞きます。
私自身はこの考えには同意しており、好きでないものを長く続けることは無理だろうと思うのですが、一方で自分が好きなことを仕事にすると得られる収入が低いことに納得できずにいます。
というのも自分の価値観として自分が受けた以上の教育を下の世代に施したいということや、自分の趣味にはお金がかかるという理由があるためです。
このように「やりがい」と「報酬」が乖離してしまっている場合、やり甲斐はあるが清貧、やり甲斐はないが小金持ち、果たしてどちらを取るべきかをどのような側面から判定して判断すべきなのでしょうか?
何かしらのアドバイスを頂けると幸いです。

この質問への回答 1

Junko Sasaki

新卒で日本IBMにSEとして入社。一貫してサービスビジネスに従事。2007年に執行役員。2007年から中国に赴任、2,300人の中国人のリーダー。2011年に日本マイクロソフトに執行役として入社、法人向けサービス責任者。日本のベンチャー、サイバーセキュリティのファイア・アイを経て、独系医療機器メーカーザルトリウスの日本法人社長。現在は安川電機、三井住友信託銀行の社外取締役。 趣味は観劇(年間70-90本)、歌(ロック、ゴスペル。ほぼ毎月ステージに立つ)、読書、旅行。

質問ありがとうございます!

あるあるの悩みですね。でもゼロイチで考える必要、ないんじゃないでしょうか?

やりたいこと、やれること、Marketabilityのあること(=儲かること)に重なる部分は絶対にあるはず。重なりが大きいか小さいかの問題。

やりたいことをふやしたり、やれることをふやしたりして、重なりを大きくしていけばいいんです。

「自分が受けた以上の教育を下の世代に施したい」というのはあなたのビジョンですね。「自分の趣味にはお金がかかる」というのはあなたの個人的なWill。どっちかひとつを取るではなく、時間配分をして、その時間配分を時間の経過で変えていけばいいだけでは。やっているうちにVisionとWillとMarketabilityが重なる部分、重なるタイミングは絶対出てきます。想いがあれば。

ものごとを違う側面から見るきっかけになれば幸いです。

回答日:2021/10/18

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