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野菜くんさんの専門外かもしれませんが、アドバイスいただけたらと思い、質問を送らせていただきます。生保の資産運用についてお伺いしたいです。先日、生保の資産運用の志望動機について、生保を志望する理由、生保業界が第一志望の理由→中でも資産運用を志望する理由(株や企業分析の経験を活かしたい)という形で志望動機を述べました。しかし、面接官から「やりたい業務が企業分析や株の経験を活かしたいなら資産運用業界を志望しなさい」と諭されました。これはどうするのが正解だったのでしょうか、、。何かアドバイスいただけると嬉しいです

この質問への回答 1件

野菜くん

新卒で野村證券に入社し、リテール営業に従事。現在は外資系運用会社にて機関投資家営業。

面接官の方の仰る通りだと思います。私が面接官でも多分同じことを言います。

生命保険会社もインハウスで株式投資を行っていますし、もちろん企業分析も行なってはいるのですが、運用会社がアクティブファンドを運用するときの時のようにミスプライシングを捉えて積極的にアルファを狙いに行ったりすると言うよりは政策保有であったり、どちらかというとパッシブな投資がメインであるという理解です。ゴリゴリアクティブな運用は保険会社も運用会社に委託していたりします。

また保険会社の運用は圧倒的に債券主体です。もちろん債券運用でもアルファを狙っていない訳ではありませんが、それよりもいかにして負債(将来的な保険金の支払い責任)と資産(契約者から受け取った保険料)のバランスを取るかということにフォーカスしています。意味がわからなければALMで検索してみてください。

ということで、一般的に学生さんや運用業界外の方が想像する運用(これから伸びる企業を探して売ったり買ったり)は運用会社が行なっているものであり、保険会社が行なっている運用というのはやや毛色が違います。

多分、質問者様は業務への理解がまだ足りておらず、それゆえに弱い志望動機になっているのだと思います。今更間に合うかは知りませんが、保険会社の運用部門に勤める先輩や知り合いを探して話を聞いた方が良いのではないでしょうか。

回答日:2021/05/15

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