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ファンドの若手で評価されるような方に共通するスキルセットやマインドセットはありますか?

この質問への回答 1

相談室回答者

投資銀行の投資部門でのPEやディストレスト投資業務、米国MBAを経て、現在はPEファンドで様々な企業への投資、経営支援を担当。

個人的な感覚ですが、何でも貪欲に経験し学び、そして応用していくような方が最終的には最も成長し、素晴らしいプレイヤーになっているように思います。また、企業のオーナーや経営陣の懐に入り込むような人間力もとても大事だと思います。

PEファンドの仕事、対象とする事業、そこで求められるスキルは多岐に渡ります。若手の時点でそれを揃えることは難しいでしょうし、10年やっていたとしても全てを兼ね備えることが出きるのかは分かりません。(私はできていません。)そのため、どのような案件、課題に出会っても、そこでちゃんと向き合って学ぶ力、過去の経験や他の案件の学びを応用していく力が求められると思います。

また、PEの仕事は一人ではできません。チームメンバー、アドバイザーの皆様、投資先経営陣や従業員の皆様と協働し、一つのゴールを目指していくことになりますし、そもそも売り手の心を動かし、企業/事業を売却する、PEファンドを株主に迎えるという大きな判断をしていただく必要があります。こういったチームワークスキルや人の心の機微を感じ取り、案件をプロデュースしていく力が求められますので、いわゆる「人間力」もとても大事になってきます。

私自身、いつまでたっても「難しい仕事だなぁ」と思いますが、それ以上にやりがいのある仕事です。もしPEファンドを目指していらっしゃるのであれば、ハードスキル・ソフトスキル両面を磨いていただきチェレンジしてみてください。応援しております。

回答日:2021/03/10

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