こんばんは。
21卒でコンサルの本選考を控えた者です。
転職などが一般的であるコンサル業界において、志望動機やキャリアプランを問われた時、転職を前提としたプランを語ることは−評価に成り得るでしょうか?
日系メーカーや金融などの企業では基本的にはN Gだと思いますが少し違う文化のコンサル業界ではどうなのか知りたいです。
宜しくお願い致します。
この質問への回答 1件
相談室回答者
外資コンサルファームに勤務中。SAP及びRPAなどのシステム案件、データ分析を軸としたコンサルティングプロジェクトを経験。なんでも聞いて下さい!
こちら大変に良い質問ですね。私も就活をしているときは、同様のことを考えましたし、現在同じことを課題に思っている方も多いかなと思います。
まずNGかNGじゃないかについて答えますと「絶対NGでは無いが、面接官によってはNGの可能性も。1度の選考でそのNGとなる可能性はリスクが大きいので、キャリアプラン全体の論理性が崩れない程度にニュアンスを変えて話すのがよい」です。
以下、具体的に回答させていただければと思います。
■コンサル会社も長く働いてもらえた方が嬉しい
例に出していただいた日系メーカーや、金融ほどでは無いかと思いますが、コンサルの会社としても長く働いてくれそうな学生は成長/活躍機会も増えるので、魅力的に映ります。人事部からしても、(極端な例で)1~2年で辞める意思のある学生は、採用コストの増加にも繋がりますので評価は高くはならないかと思います。ですので、面接の場で「転職」や「コンサル会社を(極端に)成長の場」との表現を出すのは控えた方がいいですね。会社としては、成長してもらうことはもちろんですが、その成長した能力を、自社内で発揮してくれることを望んでいます。
■面接ではうまくニュアンスをコントロールして伝えるのがおすすめ
面接での伝え方としては"転職"というワードを出すのはあまりふさわしくないのは前述の通りですね。直接"転職"などのキーワードを拒否しない面接官だったとしても「拒否するタイプの面接官である可能性をケアしていない発言」は少なからずマイナスの印象となってしまうので。具体的なニュアンスを変える方法としては、「辞める」というワードを「まずは〇〇年」や「○○年後、今よりも高い視座で業界全体を見渡したい」などに置き換えられれば、キャリアプランなどの論理性も維持しつつ、質問に答えられるかなと思います。
志望動機やキャリアプランは相当な確率で質問される項目ですので、転職するストーリーでも「まずは管理職を目指して頑張る気持ちもある(その後/または常に転職は検討しているが)」と伝えるなど"入社後5~6年くらいは会社にいるだろうな"くらいのイメージを持ってもらえるようなトーク内容を準備しておくのがベーターです。
■面接での伝え方例
以下、2つほど伝え方の一部を例としてあげておきます。
・「すぐに活躍する確信は持てていない状況ですが、"まずは3年間"、コンサルの現場で課題解決に取り組み、社会人としての素養を身につけたいと思っています。」
・「3年後や5年後、今の自分の経験では、明確に"コレをしている"とお話することは難しのですが、御社のような複数の業界をまたぐプロジェクトが動いている環境に身を置き、業務を経験することで、"次第に自分のキャリアプランが明確になる"と思っています」
■まとめ
以上、面接での答え方について、私自身の経験と、これまで就活生の方のお話を参考にご説明させていただきました。使えそうな部分をエッセンスとして活用いただけましたら嬉しいです。
また別途、面接での受け答えなど、疑問点ありましたら質問お待ちしております!
今後の面接、応援しております!
回答日:2019/10/09
