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第4回:ライバルが対策を怠る「動画選考」と「Webテスト」で差をつける
こんにちは。商社、デベロッパー、広告などから内定をいただき、最終的にデベロッパーの道を選んだ慶應生の者です。
第3回では、面接で語りたくなる戦略的なESの書き方について解説しました。ESという論理の戦いを終えた後、多くの学生が油断しがちな「動画」と「Webテスト」という二つの関門が待っています。しかし、ここでの準備の差が、後の面接に進めるかどうかを大きく左右します。
今回は、デベロッパー業界特有ともいえる、これらの選考を突破するための具体的な技術と対策を解説します。
・【デベロッパー】「街づくりがしたい」を内定に昇華させる思考法①なぜ「効率の悪さ」こそが最大の武器になるのか
・【デベロッパー】「街づくりがしたい」を内定に昇華させる思考法②情報戦の本質と、"対話"という最強の武器
・【デベロッパー】「街づくりがしたい」を内定に昇華させる思考法③書類選考の現実と、"物語"という最強の武器
・【デベロッパー】「街づくりがしたい」を内定に昇華させる思考法④油断という落とし穴と"入場券"を確実に手にする技術
【動画選考】:「雰囲気」で合否が決まる、30秒の舞台
デベロッパー就活特有の選考とも言えるのが、この動画選考です。他業界ではあまり見られないこの選考は、多くの就活生にとって、どう対策すればよいか分かりにくい、厄介な関門かもしれません。
なぜデベロッパーは「動画」を重視するのか?
それは、ESの文字情報だけでは伝わらない、あなたの「 人柄」「熱意」そして「コミュニケーションの雰囲気」 を、効率的に、かつ直感的に把握するためです。特にデベロッパーの仕事は、地権者や行政、テナントなど、多様な関係者との信頼関係構築が不可欠です。動画で伝わるあなたの印象は、その素養を測るため、そして「この学生と実際に会って話してみたいか」を判断するための一つの重要な指標となります。特に、数千、数万の応募があるインターンシップ選考では、ESよりもまず動画を見て、次の選考に進める学生を判断している企業も少なくないと聞きます。
10時間かけて落ちた、私の失敗談
かく言う私も、この動画選考には散々苦しめられました。昔話をさせていただくと、あるデベロッパーのインターン選考で「2分間の自己PR」というお題が出たことがあります。当時の私は、原稿を完璧に覚えて話さないと気が済まない性格でした。
午後の3時頃から撮影を始め、途中で噛んで撮り直し。ど忘れして撮り直し。滑舌が悪くて撮り直し。気づけば、窓の外は真っ暗になり、時計の針は深夜12時を指していました。9時間撮り続けても、納得のいく動画は完成しません。その日は諦めて寝ることにし、翌朝、なんとか1時間で撮影を終えました。計10時間を費やした動画を満を持して提出した結果は、無情にも書類選考落ち。
今では笑い話ですが、当時は本気で悩みました。この経験から私が学んだのは、動画選考で求められているのは 「完璧な原稿の暗唱」ではなく、「自分らしい魅力的な雰囲気を、自信を持って伝えること」 だ、という極めて重要な事実でした。
内定を掴む動画の「準備」と「本番」の技術
その後の試行錯誤の末に、私が確立した動画撮影のポイントをご紹介します。
【準備編】
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