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第1回:GD(グループディスカッション)完全攻略法
こんにちは。商社、デベロッパー、広告などから内定をいただき、最終的にデベロッパーの道を選んだ慶應生の者です。
今回から始まる新シリーズでは、デベロッパーの内定を掴むための、より実践的な「対人選考」の戦略について解説していきます。
その第一歩として、今回は「グループディスカッション(GD)」を取り上げます。 三井不動産 、 住友不動産 などを除く多くの大手デベロッパーの選考で課されるこのGDは、多くの学生が苦手意識を持つ関門です。しかし、デベロッパーのGDで求められているのは、天才的なアイデアではありません。チームを円滑に動かし、質の高い結論へと導くための 「議論の設計力」 です。
私が実践し、全てのGDを通過してきた、再現性の高い戦略についてお話しします。
・デベロッパー内定者が明かす対人選考攻略法①GD編 - チームを勝利に導く議論設計術
・デベロッパー内定者が明かす対人選考攻略法②一次・二次面接編 - 個を際立たせる対話戦略
・デベロッパー内定者が明かす対人選考攻略法③覚悟と相性が問われる最終面接
・デベロッパー内定者が明かす対人選考攻略法④内定という通過点―プロフェッショナルへの思考転換
大前提:「実体験」こそが、あなたの発言を唯一無二にする
まず、GDにおける「発言の中身」に関する、最も重要な心構えをお伝えします。
多くの学生が、GDで「正解」を言おうとして、「地域住民との共生が重要です」「環境への配慮が必要です」といった、誰でも言える一般論に終始してしまいます。これは、残念ながら評価されません。面接官は、そのような正論を聞きたいのではなく、あなたという人間が持つ「独自の視点」を知りたいのです。
では、どうすれば独自の視点を示せるのか。その答えは、「実体験」にあります。あなたの発言に、具体的な実体験を紐づけること。これが、その他大勢から抜け出すための絶対条件です。実体験に基づく発言が重要な理由は、2つあります。
1. 圧倒的なオリジナリティが生まれるから :
あなたの実体験は、他の誰にも真似できない、あなただけのオリジナリティの源泉です。「私が留学先で見た〇〇という街の広場は、住民の憩いの場になっていました。その経験から、今回のテーマである△△においても、まず考えるべきは…」と語り始めるだけで、あなたの発言には誰もが耳を傾け、議論に深みが生まれます。「〇〇さんがいたから、この結論に至った」とチームに思わせる価値は、実体験から生まれるのです。
2. 揺るぎない説得力が生まれるから :
短い時間で結論を出すGDにおいて、根拠のない発言は議論を停滞させます。「〇〇という施策が良いと思います。なぜなら、私がアルバイト先で同様の取り組みをした際に、顧客満足度が△△%向上したからです」。このように、実体験はあなたの発言に、揺るぎない「根拠」と「納得感」を与えます。
議論のテクニックを学ぶ前に、まずは自分の経験を棚卸しし、「この経験は、GDでこう活かせるな」とシミュレーションしておくことが、全ての土台となります。
議論を設計する「5つの重要ポイント」
それでは、私がGDで常に意識していた、議論を設計し、チームを勝利に導くための5つのポイントを解説します。
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