
HRデータは“宝の山”。AI、コンサル、SaaSという三つの力を結集し、「人と組織の可能性」を解放する
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2025/11/20
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三菱商事グループ発、三つの専門組織が統合して生まれたエムシーディースリー(以下、MCD3)。戦略を描く「コンサルティング」、AIで価値を創出する「データサイエンス」、そして変革を社会実装する「SaaSプロダクト開発」。この三つの力を一気通貫で提供し、企業や社会が抱える複雑な課題を解決へと導く。特に、これまで見過ごされてきた人事領域のデータ分析では、業界の常識を覆すソリューションを提供。3社統合によるシナジーを原動力に、MCD3は今、新たな拡大フェーズの真っただ中にいる。「大企業の安定性」と「自ら事業を作る挑戦」が共存するこの場所で、“人と組織の可能性”を解放する。そのダイナミックな挑戦の中心にいるのが、MCD3だ。
※内容や肩書は2025年11月の記事公開当時のものです。
スケールとスピードの交差。技術の力で、リアルな産業を動かしていく
――就職活動では、どんな軸を持っていましたか。
横山:正直に言うと、明確に「これをやりたい」という強い意思を持っていたわけではありません。ただ、漠然とAIやデジタルを活用して顧客の事業や社会課題を解決する仕事には興味を持っていました。工学部で情報系を専攻し、プログラミングやデータサイエンスを学んでいましたが、当時はちょうどAIが注目され始めた時期。学問としても面白く、自然とこの領域にのめり込んでいきましたね。
学生時代には、バイオ系のベンチャー企業でエンジニアインターンも経験しています。生物学者のためのデータ解析アプリを作る仕事を通じて、「現実世界の膨大で複雑な現象から示唆を取り出す、そのために数理的な技術を用いる」ことの醍醐味(だいごみ)を実感しました。このやりがいは、現在行っている人事データの分析でも共通しています。
――最終的にMCD3(当時はMC Digital)を選んだ決め手は何だったのでしょうか。
横山:元々は大学院への進学を決めていました。偶然当社の求人情報を目にする機会があり、興味本位で「話を聞いてみる」ボタンを押したのが全ての始まりでしたね。CTOと面談し、話をするうちに「ここは面白そうだ」と思い、気が付けば最終面接、そして内定。スピード感も含めて運命的な出合いだったと感じます。
――どんなところが面白そうだと感じたのですか。
横山:私が10人目の社員だったのですが、周囲は優秀なメンバーばかりで、純粋にこの人たちと働くのは楽しいだろうな、と。また、設立間もないタイミングではあるものの、三菱商事のグループ企業として、テクノロジーを駆使してリアルな産業の変革に携われることもポイントでした。
資源、電力、自動車、コンビニ…。三菱商事が手掛ける事業は、いわば社会のインフラそのものです。そこにAIやデータサイエンスの力を掛け合わせて、新しい価値を生み出すというのは、GAFAMのようなBig Techでもできない経験だと感じました。
同じ船に乗る仲間として、事業を動かす立場でデータを扱える。この“インサイダーとしての視点”は、一般的なテック企業やSIerでは味わえないと思います。
――今振り返って、その選択は正解でしたか。
横山:もちろんです。大企業のスケールとベンチャー特有のスピード感が共存しているのがこの会社の特徴で、どちらか一方では得られない経験にあふれています。特に、会社の成長とともに自分自身もどんどん挑戦の幅を広げられる点は魅力ですね。
入社当初は10人ほどだった組織が、今や250人規模へと拡大し、事業領域もAI・データサイエンスに加え、コンサルティングやSaaSプロダクトの開発など多岐にわたります。そうした変化の中で、自らの手で仕組みを作り、仲間と共に会社を成長させていく。そんな経験ができる環境はそう多くありません。あのとき「面白そう」だと感じた直感は、今振り返っても間違っていなかったと思います。
「感覚」から「データ」へ。眠っていた情報を、AIで価値ある知に変える
――現在の仕事内容について教えてください。
横山:人事(HR)領域を中心に、AIやデータサイエンスを活用して企業の組織課題の解決に取り組んでいます。例えば、エンゲージメントサーベイの分析や人材配置の最適化支援など、企業が抱える“人”に関するテーマをデータから読み解くのが主なミッションです。
エンゲージメントサーベイは、従業員の働きがいや満足度を把握するために、多くの企業で実施されています。ところが、「サーベイを取っても結果を有効活用できていない」ケースが非常に多い。そこで私たちは、サーベイ結果にプラスして残業時間や上司の360度評価、離職率などのデータを掛け合わせ、AIを駆使した統合分析を行っています。それによって、部署ごとの課題が明確になり、打つべき施策を具体的に提案できるようになるわけです。
データを“集める”だけのステージから、適切に“生かす”時代へ。組織全体で課題を可視化し、継続的に改善を重ねる流れを生み出しています。
――もう一つの「人材配置」では、どのような取り組みを行っているのでしょうか。
横山:これも非常に面白いテーマです。何千、何万人規模の企業になると、「誰がどんなスキルや経験を持っているのか」を正確に把握するのはほぼ不可能だと言えるでしょう。その結果として、一部の管理職の勘や印象に頼って異動や配置転換が行われています。
一方でMCD3では、社員の皆さんが毎年提出する目標設定シートや職務経歴書などのテキストデータをAIに読み込ませ、スキルや経験を自動的に構造化できるようにしています。そうすれば、「Aさんはこういう経験を持っているので、この部署で力を発揮してもらおう」といった最適な人材配置を実現することができます。人の経験や能力を“言語情報”から正確に把握できるのは、AIだからこそ可能なアプローチです。
――人事データには、まだ活用されていない可能性が多いのですね。
横山:これらの事例に限らず、人事データの多くは数字ではなく「言葉」で書かれた情報です。面談記録やアンケートのコメント、キャリアビジョンなど、全てテキストベースの定性的な内容で構成されています。これらは従来、分析が難しく、ほとんどの企業が活用し切れていませんでした。しかし、そこには非常に重要な示唆が秘められている。いわば“宝の山”なんです。
生成AIや自然言語処理の技術を活用し、定性的な情報を定量的に扱えるようにすることで、「感覚的な判断」から「データに基づいた意思決定」へと進化します。そしてそれによって、人や組織が本来持っている力を最大化することができる。これが、HR領域で果たすべき本質的な価値だと考えています。
――横山さんの話を聞いていると、人事という仕事そのものが大きく変わりつつあると感じます。
横山:そうですね。実際にクライアントからも、「これが見たかった」という声や、実際に「異動配置や組織風土改善の施策がデータで変容した」という事例も数多く届いています。AIというと、「何となくすごそうだけど何ができるか分からない」と言われることもありますが、経営の意思決定に役立つデータや示唆を出せると、皆さんの表情もガラッと変わりますね。
私たちは三菱商事グループの案件だけでなく、製造や流通、金融など幅広い業界のクライアントと共にHR領域の変革に取り組んでいます。最新テクノロジーを通じて「これまで見えなかった構造」を明らかにし、企業や人の成長を支援する。そのプロセスこそが、私にとって一番のやりがいです。
事業を作る。組織を育てる。MCD3で広がるキャリアの選択肢
――入社からこれまでの5年間で、どんな成長を感じていますか。
横山:一番大きいのは、「どんな状況でも何とかできる」という自信がついたことです。入社当初は社員10人の小さな組織でしたから、とにかく何でも自分でやる必要がありました。データサイエンティストとして分析を行うことはもちろん、プロジェクトマネージャーとしての役割も担いますし、時には経営管理や事業運営の仕組み作りまで携わってきました。
成果を出せばまた次の打席が回ってくる環境なので、気が付けば事業責任者として営業や採用まで担当するようになっています。もちろんプレッシャーもありますが、挑戦の機会が多い分、得られる学びも圧倒的に多い。幅広い経験を通じて、「未知の領域でも自分なら何とか形にできる」という自信につながったように思います。
――今は組織も大きくなっていますが、これから入社する人も同じようなダイナミズムを感じることはできるのでしょうか。
横山:はい、それは間違いなくあります。統合を経て250人規模になりましたが、事業も組織もまだまだ発展途上です。入社数年の若手でも、手を挙げれば新サービスの開発や自社採用に関わることもできます。
むしろ今のフェーズだからこそできる挑戦や、感じられるやりがいは確実に増えていますね。会社としての土台が整いつつある分、より大きなスケールのプロジェクトや新規事業に関わるチャンスが広がっていますし、事業・組織をどう拡大していくか、経営に近い視点で考えられる面白さもあります。
仕組みやルールを形作り、その上で新しい挑戦をどう仕掛けていくか。今後入社する人にも、ぜひ事業や組織を進化させる楽しさを味わってほしいですね。
――その他にも、MCD3で働く魅力や他社にはない特徴があれば聞かせてください。
横山:MCD3は、単に「与えられた仕事をこなす」だけではなく、自分の手で会社や事業を動かしていく実感を得られる場所です。AIやデータサイエンスを通じて社会に価値を届けることはもちろん、その過程で自分自身も大きく成長していける環境だと感じています。
専門性を突き詰めたい人もいれば、チームを率いたり、新しい事業を作ったりと、目指す方向は人それぞれ。自分の強みを生かしながら、会社と一緒に次のステージを築いていけるのがMCD3の魅力です。変化を楽しみながら、自分の可能性を広げていきたい。そんな人には、これ以上ない舞台だと思います。
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