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大手デベロッパーで働く社会人1年目です。就活の「直感に反する現象」を採用側の論理から解剖する連載、第3回です。
今回の逆説は、就活で最も残酷な現象かもしれません。持ち駒の面接はすいすい通るのに、本命の選考だけ落ちる。志望度と合格率が、なぜか反比例する。「一番行きたい会社に、一番実力を出せない」というこの現象には、精神論では片づかない、はっきりした構造があります。
・第一志望に「だけ」落ちる人の共通点
・その背景・理由:志望度の高さが、面接を「正解探しのクイズ」に変える
練習のつもりの会社に受かり、本命に落ちた友人
就活仲間に、明確な本命を持つ男がいました。ある業界の最大手一社に、学生時代の経験からくる強い思い入れがあり、他社はすべて「練習」と公言していたほどです。
企業研究の深さは、仲間内で群を抜いていました。統合報告書を読み込み、中期経営計画を暗記し、OB訪問も本命に集中投下。練習と呼んでいた他社の選考は、実際に順調でした。緊張しないから、よく喋れる。深掘りにも柔軟に返せる。彼は練習企業から複数の内定を取り、私たちは本命も間違いないだろうと思っていました。
結果は、本命の二次面接で敗退でした。
彼の振り返りが、印象に残っています。「あの面接だけ、自分が自分じゃなかった。頭の中で『この回答で減点されないか』ってずっと検算してた。気づいたら、面接官の顔じゃなくて、面接官の採点表を見て話してた」。
これは彼だけの話ではありません。私自身も、志望度の高い企業の面接ほど、出来が悪かった自覚があります。そして周りを見渡すと、「本命にだけ落ちた」という声は、驚くほどありふれていました。
私の場合、症状は準備の段階から出ていました。本命の面接前夜は、想定問答を何度も書き直し、当日の朝まで「もっと良い言い回し」を探し続ける。持ち駒の面接では一度もやらなかったことです。仕上げているつもりで、実際には、正解のない問いに正解を探す袋小路に、自分から入り込んでいました。
「緊張のせい」では説明が足りない
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