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大手デベロッパーで働く社会人1年目です。就活の「直感に反する現象」を採用側の論理から解剖する連載、第2回です。
今回のテーマは、就活で最も多く発せられる嘘、「御社が第一志望です」。学生は全員これを言い、面接官は全員が言うことを知っている。それなのに、志望度の質問は絶対になくならない。この茶番のような問答は、いったい何のために続いているのか。社会人になって「選ぶ側」の会話を聞くようになった今、あの質問の正体が見えてきました。
・「御社が第一志望です」を、面接官は信じていない
・その背景・理由:それでも聞き続ける本当の理由
全員が「第一志望」と言う部屋で、私は考え込んでしまった
就活生の頃、忘れられない場面があります。
ある企業の面接前、控え室で一緒になった学生と雑談をしていました。彼は別の業界が本命だと、屈託なく話していました。ところが数十分後、面接室から出てきた彼は言いました。「第一志望ですって言っといた。まあ、みんなそうでしょ」。
みんなそう。実際、その通りだと思います。複数の業界を受けていれば、第一志望は物理的に一社しかあり得ません。それでも全員が全社に「第一志望です」と言う。面接官も、目の前の学生が他社を受けていることくらい百も承知のはずです。今の就活は複数内定が前提の時代で、内定を得た学生の6割以上が就活を続けるという調査もあるほどです。企業側がそれを知らないはずがありません。
当時の私は、この問答を「お互い分かった上でやる、熱意確認の儀式」だと解釈していました。つまり、嘘でもいいから言い切れるかどうかのテスト。でも、この解釈は半分間違っていました。
もちろん、言い切りを純粋に求める会社が存在するのも事実です。特に採用人数の多い会社の序盤の選考では、覚悟の宣言そのものをふるいに使う場面もあります。ただ、選考が進み、面接官の年次が上がるほど、この儀式的な側面は薄れていきます。彼らは儀式に付き合うには、忙しすぎるからです。
「熱意のテスト」という解釈が見落としているもの
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