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大手デベロッパーで働く社会人1年目です。就活の「直感に反する現象」を採用側の論理から解剖する連載、第18回です。
面接を終えた学生の感想で、よく聞くものがあります。「めちゃくちゃ突っ込まれた。圧迫っぽかった。たぶん落ちた」。回答のたびに「なんで?」「それはどうして?」と重ねられる、あの深掘りの連打。多くの学生がこれを、疑いや否定のサインとして受け取り、面接室で防戦一方になります。でも採用側の論理では、深掘りの意味は正反対です。今回は、この読み違いが生む悲劇と、深掘りの正しい受け方を書きます。
・面接官の「なんで?」5連発は、圧迫ではなく救済だった
・その背景・理由:深掘りは、時間という資源の投資である
📖 シリーズ目次(全20回)はこちら
◀ 前回:第17回 内定辞退を引き止めない会社ほど、入社後の居心地がいい
▶ 次回:第19回 「特技も実績もない普通の学生」を、大手が毎年採り続ける理由
「詰められた」面接に受かり、「和やかだった」面接に落ちた
私自身の就活の記録から、対照的な二つの面接を挙げます。
一つは、ガクチカへの質問が延々と続いた面接です。なぜその課題に取り組んだのか。なぜその方法を選んだのか。他の選択肢は考えなかったのか。その判断は今でも正しいと思うか。同じテーマへの「なんで」が、数えた限りで七回続きました。途中からは答えに詰まり、「そこまでは考えていませんでした」と白旗を上げた場面もあります。手応えは最悪でした。結果は、通過でした。
もう一つは、質問が広く浅く流れた面接です。ガクチカ、志望動機、趣味、逆質問。どの回答にも二の矢が飛んでこず、面接官は柔らかく頷き続け、時間ぴったりに和やかに終わりました。手応えは悪くない、少なくとも失点はしていない。そう思っていました。結果は、不合格でした。
当時は、この不一致を運だと思っていました。今は違う説明を持っています。深掘りの連打と、頷きだけの進行。あの二つの面接で私に配られていたのは、面接官の「時間」という、有限の資源でした。そして資源は、見込みのある対象にしか投資されません。
面接官の側に立つと、深掘りは「もったいない」から生まれる
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