
【徹底ガイド】理系学生が探究する BIG4 FAS 〜各社の特徴〜【後編】
2025/02/21
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こんにちは。大学院で環境学を専攻し、都市気象やサステナビリティの研究に取り組んでいる学生です。新卒でFASに就職する渡しは、就活の際にFASについて徹底的に調べ上げました。
【前編】の記事では本記事では、FAS業務の全体像と主要サービスラインの特徴を紹介しました。【後編】の本記事では、 BIG4各社(DTFA、KPMG FAS、PwCアドバイザリー、EYストラテジー・アンド・コンサルティング)の詳細な特徴 を紹介したいと思います。参考にしていただけますと幸いです。
Big4 FAS各社の特徴と詳細
全体的な共通点
2. 他部門との連携:監査、税務、コンサルなど多彩な専門家がそろい、ワンストップサポートが可能
3. 組織規模の大きさ:研修制度やキャリアパスが充実し、若手も早期に大規模案件を経験できる
ここでは最近の取り組みや組織方針を踏まえ、 デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー(DTFA) 、 KPMG FAS 、 PwCアドバイザリー 、 EYストラテジー・アンド・コンサルティング の順に見ていきます。
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー(DTFA)
【会社概要】
- 従業員数:約1,656名(2023年5月末現在)
- 本社:東京都千代田区丸の内3-2-3
- スローガン:「日本のビジネスを強く、世界へ。」
【特徴】
DTFAは、日本のFAS業界でも特に規模が大きく、M&Aアドバイザリー、クライシスマネジメント、イノベーションビジネスの三つの領域に重点を置いています。M&A支援に関しては、国内外の案件に強く、特にクロスボーダーM&Aに関しては世界中のデロイトのネットワークを活かしたサポートが可能です。クライシスマネジメントでは、不正調査や事業再生、金融犯罪リスク分析などを行い、企業の経営危機を未然に防ぐだけでなく、発生したトラブルを最小限に抑えるための対応にも力を入れています。特にフォレンジックやターンアラウンド支援の専門チームが充実しているため、財務・会計面だけでなくコンプライアンスや法的リスクにも深く関与できるのが特徴です。
また、DTFAはデジタル技術の活用にも積極的で、バーチャルデータルーム(VDR)やAIを活用したデータ分析基盤を導入するなど、M&Aや事業再生の業務プロセスを効率化し、クライアントへの提供価値を高める工夫を続けています。近年では、ESG(環境・社会・ガバナンス)分野への対応を強化し、カーボンニュートラルやサステナビリティ経営に関するアドバイザリーサービスの提供にも力を入れています。
【魅力ポイント】
DTFAの最大の魅力は、案件の幅広さとグローバルなネットワークだ。M&A支援においては、国内の中小企業から大手企業まで、幅広い規模の案件を手がけるため、若手のうちから様々な経験を積むことができます。さらに、デロイトのグローバルネットワークを活用し、海外のメンバーファームと連携しながらクロスボーダー案件に関われる点も、キャリアの成長には大きなプラスとなります。
また、DTFAは専門知識を学ぶ研修や実務経験を積めるOJTの機会が豊富に用意されています。特に財務やM&Aだけでなく、ESGやDXなど新しいトレンドにも強い関心を持っている人にとっては、社会課題とビジネスの接点を実務を通じて学べる環境が整っているのも魅力的です。
M&Aだけでなくクライシスマネジメントやイノベーション領域も網羅している点が魅力的。環境リスクや社会課題への対応を財務面からサポートする姿勢に注目したいです。
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