会員登録すると
このコラムを保存して、いつでも見返せます

こんにちは。外資就活ドットコム コラムチームです。
「Big4コンサルって戦略コンサルと何が違う?」「Big4は戦略コンサルの滑り止めになる?」「両方受けるのは現実的?」——コンサル志望28卒就活生からよく寄せられる疑問です。
結論から言えば、 Big4は戦略コンサルの「滑り止め」ではありません 。両者は採用フロー・求められる人材・キャリアパスが微妙に異なり、Big4を「滑り止め」と思って準備すると確実に落ちます。一方で 併願自体は推奨 で、戦略の対策がBig4にも活きるシナジーがあります。
本記事では、Big4(DTC・PwC・EY・KPMG)と戦略コンサル(MBB・ATカーニー等)の 5つの違い 、サマーインターン併願時の判断軸、両方を本気で狙うための対策法を整理しました。読み終えるころには、自分の戦略が決まっているはずです。
※ファーム名・業務内容・選考フローは年度・部門により変動します。最新情報は外資就活ドットコムの募集情報ページでご確認ください。
まずBig4と戦略コンサルの違いを正確に理解する
Big4とは(4大監査法人系コンサル)
Big4は 4大監査法人グループのコンサルティング部門 を指します。
[Big4の正体]
- DTC(デロイト トーマツ コンサルティング):デロイト系
- PwC コンサルティング:PwC系
- EY ストラテジー・アンド・コンサルティング:EY系
- KPMGコンサルティング:KPMG系
[各社内の主要部門(DTCの例)]
- 戦略コンサルティング(DTFS等の戦略部門)
- テクノロジー(IT・DX)
- マネジメント(オペレーション・人事)
- 監査・税務(会計監査)
Big4の中でも、 戦略部門(DTFS、PwC Strategy&、EY-Parthenon、KPMG-Strategy) は採用人数が少なく、戦略コンサルに近いポジショニング。 総合系部門 は採用人数が多く、より幅広い業務をカバー。
戦略コンサルとは
[戦略コンサルの主要ファーム]
- MBB:マッキンゼー、BCG、ベイン
- 戦略系専門:ATカーニー、Strategy&、Roland Berger、L.E.K.
[業務領域]
- 経営戦略・新規事業
- M&A戦略
- 組織変革
- 全社デジタル戦略
[特徴]
- 採用人数:各社5-30名/年(極めて少数)
- 平均プロジェクト期間:2-6か月
- クライアント:大企業のCEOクラスへの提案
▶ 関連: 【2026年最新】戦略コンサル Tier別ランキング
5つの違い:Big4 vs 戦略コンサル
違い1:扱うプロジェクトのスコープ
[戦略コンサル(MBB等)]
- スコープ:「企業の中期経営戦略」「新規事業の方向性」
- アウトプット:戦略提案書(経営層向け)
- プロジェクト期間:2-6か月(短く深く)
- 1人あたりのプロジェクト数:年間4-8件
- インパクト:CEO・経営陣の意思決定への影響大
[Big4総合系]
- スコープ:「DX変革プロジェクト」「業務改革」「システム導入」
- アウトプット:戦略+実行(運用支援含む)
- プロジェクト期間:6か月-2年(長期型多い)
- 1人あたりのプロジェクト数:年間1-3件
- インパクト:実装フェーズまで関わる
[Big4戦略部門]
- 戦略コンサルとほぼ同じスコープ
- ただしBig4のグループ全体(監査・税務・IT)と連携可能
違い2:年収カーブ
[戦略コンサル MBB(参考レンジ)]
- 1年目:900-1,100万円
- 3年目:1,200-1,500万円
- 5年目(マネージャー):1,800-2,500万円
- 7年目(プリンシパル):2,500-3,500万円
- 10-12年目(パートナー):5,000-8,000万円
[Big4総合系]
- 1年目:500-700万円
- 3年目:700-900万円
- 5年目(マネージャー):1,200-1,600万円
- 10年目(シニアマネージャー):1,700-2,200万円
- 15年目(パートナー):3,000-5,000万円
[Big4戦略部門]
- 1年目:700-900万円(戦略コンサルに近づく)
- 5年目:1,500-2,000万円
- 10年目:2,500-3,500万円
年収面では戦略コンサルが圧倒的 。Big4総合系は半分程度のレンジ。Big4戦略部門は中間。
違い3:選考フロー
[戦略コンサル MBB]
- ES締切:4月下旬-5月上旬
- 1次面接:ケース面接(フェルミ・ビジネスケース)
- 2次面接:ケース面接 + 人物面接
- 最終面接:パートナー面接 + ケース1問
- マッキンゼー特有:PSG(オンラインゲーム形式)
- BCG特有:オンラインケース(独自形式)
[ES通過率] 30-50%
[最終通過率] 5-10%
[Big4戦略部門]
- ES締切:5月中旬-下旬
- 1次面接:ケース面接(資料読み取り型のDTFS等)
- 2次面接:ケース面接 + 人物面接
- 最終面接:パートナー面接
[ES通過率] 40-60%
[最終通過率] 10-15%
[Big4総合系]
- ES締切:5月下旬-6月中旬
- 1次面接:人物面接 + ケース基礎
- 2次面接:パートナー面接
- ジョブ型サマーインターン:チームでのプロジェクトワーク
[ES通過率] 50-70%
[最終通過率] 20-30%
通過率はBig4総合系が最も広い。 戦略コンサルは10倍以上の競争率 。
違い4:求められる人材像
[戦略コンサル MBB]
- 圧倒的な論理的思考力
- ハードワーク耐性
- リーダーシップ・自走力
- 海外大・東大・京大など最難関大学が多い
- 企業内の同期も「論理性勝負」型の人材
[Big4戦略部門]
- 論理的思考力(戦略コンサルに近いレベル)
- 専門性志向(業界別の深掘り)
- チームワーク重視
- 多様な大学から採用(戦略コンサルより幅広い)
[Big4総合系]
- 論理的思考力(基礎レベル)
- 業務の幅広い理解
- クライアントとのコミュニケーション力
- 専門スキル(IT・人事・財務等)への関心
- 多様なバックグラウンド(理系・文系問わず)
「 論理性極めるならMBB、幅広いキャリアを描くならBig4 」が一般的な傾向。
違い5:キャリアパス
[戦略コンサル MBB出身]
- 5年でマネージャー → 起業・事業会社経営層
- パートナー昇格は10-12年目(極めて狭き門)
- 退職後:PEファンド、スタートアップCxO、起業
[退職率] 5年以内に60-70%が退職
[Big4戦略部門出身]
- 5年でマネージャー → 戦略コンサル転職、事業会社、起業
- パートナー昇格は12-15年目
- 退職後:戦略コンサル、事業会社、独立コンサル
[退職率] 5年以内に40-50%が退職
[Big4総合系出身]
- 5年でマネージャー → 事業会社、IT企業、起業
- パートナー昇格は15-20年目
- 退職後:事業会社マネージャー、IT/SaaS企業、独立コンサル
[退職率] 5年以内に30-40%が退職
戦略コンサルは「短期集中型キャリア」、Big4総合系は「長期安定型キャリア」 という色合いの違い。
「Big4は戦略コンサルの滑り止め」は誤解
Big4戦略部門の選考独自性
[Big4戦略部門の特徴]
- DTFSの「資料読み取り型」ケース面接
- PwC Strategy&の業界別ケース
- EY-Parthenonの「課題解決+実装」型ケース
- KPMG-Strategyのデータ分析型ケース
[滑り止めにならない理由]
- 採用基準が「戦略コンサル準拠」(ハードル高い)
- 独自のケース形式への対策が必要
- 「とりあえず受ける」では落ちる
- パートナー面接で「本気度」を厳しく見られる
Big4総合系を「滑り止め」にする場合のリスク
[失敗パターン]
- ES:戦略コンサルで使った内容をそのまま流用 → 「総合系の業務理解が薄い」と判断され落ちる
- 面接:戦略コンサル志望の話ばかりする → 「うちが第一志望ではない」と判断
- ジョブ:戦略提案ばかり考える → 総合系の「実装フェーズ」を理解していないと評価されない
Big4は独立した志望対象として準備が必要 。「滑り止め」と思って準備すると、戦略コンサルもBig4も落ちる事態に。
▶ 関連: 【28卒】Big4コンサル サマーインターン徹底比較
併願戦略:両方受けるなら時間配分が鍵
推奨パターン1:「戦略コンサル第一志望」
[時間配分]
- MBB対策:60%
- ケース面接(フェルミ・ビジネスケース)
- PSG/オンラインケース対策
- パートナー面接準備
- Big4戦略部門対策:30%
- 各社のケース形式への対応
- 業界別の専門知識
- パートナー面接準備
- Big4総合系:10%
- ES提出のみ(セーフティネット)
推奨パターン2:「Big4第一志望」
[時間配分]
- Big4戦略 + 総合系対策:70%
- 各社の特色を理解
- ジョブ型インターン対策
- 業界別専門性のアピール
- 戦略コンサル対策:20%
- チャレンジ枠として(受かればラッキー)
- ケース面接の基礎レベル
- 業界研究の深掘り:10%
- DXやIT変革など、Big4の強み領域
推奨パターン3:「Big4 vs 戦略 まだ決められない」
[時間配分]
- 共通対策(ケース・ES・自己分析):60%
- Big4対策:20%
- 戦略コンサル対策:20%
- 第一志望は6月中旬までに決定
未決の場合は サマージョブを両方経験して比較する戦略 もアリ。実際の業務を見て第一志望を確定する。
「両方を本気で狙う」対策プラン(5/9-7/15)
第1週(5/9-5/15):基礎固め
□ ケース面接の基礎学習(フェルミ推定50問)
□ ESテンプレート完成(戦略・Big4で共通)
□ 各社の事業理解(業界本+IR資料)
□ 戦略コンサルES提出(5月上旬)
第2-3週(5/16-5/29):ES提出 + ケース対策本格化
□ Big4戦略部門ES提出(5月中旬)
□ Big4総合系ES提出(5月下旬)
□ ケース面接 ビジネスケース演習30問
□ TG-Web/玉手箱対策
□ 模擬ケース面接3回(友人 + OBレビュー)
第4-5週(5/30-6/12):選考本番期
□ 戦略コンサル1次面接(ケース面接)
□ Big4戦略 1次面接
□ Big4総合系 ES通過後の対応
□ 模擬ケース継続(弱点克服)
第6-8週(6/13-7/9):最終面接 + ジョブ準備
□ 戦略コンサル 最終面接
□ Big4戦略 最終面接
□ Big4総合系 ジョブ型インターン参加
□ サマージョブ前の準備(業界知識・チームワーク)
第9-10週(7/10-7/24):サマージョブ実施
□ 戦略コンサル サマージョブ(3-5日間)
□ Big4戦略 サマージョブ(5日-1週間)
□ Big4総合系 サマージョブ(1-2週間)
自己診断:自分はどっちが向いている?
戦略コンサル MBB向き
□ 圧倒的な論理性・分析力
□ ハードワーク耐性が極めて高い
□ 短期で集中的に成果を出したい
□ 経営層への提案に憧れる
□ 海外大・東大・京大などのトップ校
□ 起業・スタートアップCxOを目指す
Big4戦略部門向き
□ 論理性 + 専門性志向
□ 業界の深い知識を磨きたい
□ チームでの仕事が好き
□ Big4のグループ全体の連携を活かしたい
□ 戦略から実装まで関わりたい
Big4総合系向き
□ 幅広いビジネスを学びたい
□ チームワーク・コミュニケーション重視
□ 専門スキル(IT・人事・財務)への関心
□ 長期安定型のキャリアを志向
□ ワークライフバランスを意識
まとめ:併願はあり、ただし「滑り止め思考」はNG
- Big4と戦略コンサルは「規模・年収・キャリア」が異なる別業界
- Big4戦略部門は戦略コンサルに近い水準、総合系は別軸の特色あり
- 「Big4=滑り止め」と思うと両方落ちる、独立した対策が必要
- 併願時の時間配分は第一志望60%、第二志望30%、その他10%が基本
- 未決なら6月中旬までに第一志望を確定し、サマージョブで比較するのも有効
「 両方を本気で狙う 」のはあり。ただし 滑り止め思考は厳禁 で、両者を独立した志望対象として準備するのが28卒の合理的戦略です。
外資就活ドットコムは、皆さんの28卒就活を体験記・募集情報・コラムの3軸でサポートします。
関連記事
会員登録すると
このコラムを保存して
いつでも見返せます
マッキンゼー ゴールドマン 三菱商事
P&G アクセンチュア
内定攻略 会員限定公開
トップ企業内定者が利用する外資就活ドットコム
この記事を友達に教える


