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目次
- 1 目次
- 2 ボストン コンサルティング グループ (BCG) に内定する5つのポイント
- 3 2025卒ボストン コンサルティング グループ (BCG) の春インターンの募集要項
- 4 ボストン コンサルティング グループ (BCG) の選考時期
- 5 ボストン コンサルティング グループ (BCG) の選考フロー
- 6 ESは『面接で用いられることを想定して書く』
- 7 Webテストは『しっかり対策しないと優秀な人でも落ちる』
- 8 筆記ケースは『時間配分に気をつける・紙に回答をまとめる練習をする』
- 9 個人面接 (2回) は『基本的なケース問題を反復して練習することが大切』
- 10 インターンの評価ポイントは『論理的思考力と人間性』
- 11 インターン後の面接は評価の良かった人だけが案内される
- 12 ボストン コンサルティング グループ (BCG) 内定者の情報
目次
ボストン コンサルティング グループ (BCG) に内定する5つのポイント
こんにちは、外資就活 コンサルチームです。
今回は世界的に有名な米系戦略コンサルティングファーム、ボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)のインターン・ジョブ選考から内定までの対策について、まず以下の重要な5点について触れ、次に選考フローごとの詳細な対策からお伝えします。
-
・ES:面接に引き継がれることを念頭に書く
・適性試験:東大生でも徹底的な対策を。かなりの人が落とされる
・ケース筆記:ケースの答えを紙の上でまとめる練習をしておく
・個人面接(2回):基本的なフェルミ・ケース対策をしっかりと行う
・インターン:評価要素は「論理的思考力と人間性」
2025卒ボストン コンサルティング グループ (BCG) の春インターンの募集要項
2025卒のボストン コンサルティング グループ (BCG) の春インターンの募集要項は以下の通りです。
エントリー締切:2023年1月18日(木) 15:00締切
インターン開催日:2024年3月27日(水)~3月29日(金)
【ボストン コンサルティング グループ(BCG)】Spring Internship
ボストン コンサルティング グループ (BCG) の選考時期
22卒・23卒・24卒では「夏」「冬」「春」のタイミングで選考が行われました。
参考として24卒のエントリー締切のタイミングは次の通りでした。
-
・夏…6月上旬
・冬…10月中旬
・春…1月下旬
募集がでていないか、外資就活の「募集を探す」や企業の採用HPをこまめにチェックするようにしましょう。
ボストン コンサルティング グループ (BCG) の選考フロー
BCGの一般的な選考フローは上記の通りですが、BCGはリファラル(内定者からの紹介)などの特別ルートが設けられていることで有名です。とはいえ多くの学生は一般ルートで受けることになるので、今回は一般ルートに準拠して解説していきます。
ESは『面接で用いられることを想定して書く』
(1) 学業以外に力を入れていたことについてご記入下さい。(趣味、スポーツ、サークル活動等)(100文字以下)
(2) 今までの人生の中で成し遂げたことで、人に話したいことは何ですか?(200文字以下)
(3) 一生のうちに必ず成し遂げたい夢は何ですか?(200文字以下)
・結果通知方法:2週間以内にメールで連絡
ESの比重は適性試験と比べると高くないとは考えられます。しかし、後々の個人面接を担当する試験官は目を通すので、聞かれても困らないよう、自分が話しやすい・自信を持って話せる、なおかつウケのいい内容が望ましいです。
ESでは、他のコンサルティングファーム同様、ロジカルで一読しただけで内容がさっと頭に入ってくる文章を書くことを心掛けてください。
BCGのESの設問は100~200文字程度の短いものが多いため、端的に伝える力が求められます。
・文字数が短いので、元々書いておいた他社のESの内容を要約するいい機会になった。
・「人に話したいこと」など、設問自体が人間味を問うていると感じた。
・特に気をつけた点はない。ほとんど読んでいないのではないか。
・【保存版】「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)」の発見・整理・伝達方法【例文付き】
・【事例付き】どんな企業でも通過するエントリーシート(ES)の書き方~7つのポイント~
・【必見!】ES提出前のチェックポイント5選
Webテストは『しっかり対策しないと優秀な人でも落ちる』
BCGでは例年「SPI」が出題されます。
・試験形式:SPI(言語、数学)
・試験会場:テストセンター
・合格ボーダー:正答率8~9割
・結果通知方法:1週間以内にマイページにて通知
東大生でも徹底的な対策を
一昔前まで、BCGのwebテストは最も通過難易度が高い試験といわれていましたが、近年はボーダーラインがやや下がっているようです。とはいえ少しでも油断すると落ちてしまうような高い水準が求められるテストであることには変わりありません。
内定者によると知り合いの東大生が何人も落ちていることから、そのレベルは尋常ではないことがわかります。倍率としては、10人に1人しか通らないとか。
対策としては市販の参考書を何周もし、正答率を高める以外にありません。SPIのテストセンターは、問題自体はそこまで難しくないが、出題数の多い、いわゆるスピードテストです。こういったタイプのテストは、問題の形式と出題範囲に慣れさえすれば点数を大きく伸ばすことができます。したがって徹底的に対策をすることを強くオススメします。
ここで気を抜いてしまって落ちてしまってはフェルミ推定・ケース面接対策も水の泡ですので、気を抜かないようにしましょう。
・知り合いの東大生が落ちていてあまりにもボーダーが高い試験なのだと思った。
・BCGが女性スタッフを求めていることや知り合いの合否状況から、女性は合格点のボーダーが別に設定されているのではないかと思った。
・SPIのみの対策はしていなかったが、危なかったと思う。
・SPI対策の教科書~SPI採用企業一覧から対策本まで全てを解説~
22・23卒で実施されたデザイン思考テストは『D判定以上なら通過する可能性が高い』
22卒・23卒では、デザイン思考テストが実施されました。
デザイン思考テストについて馴染みがない方も多いと思いますが、「自ら本質的な課題を発見し、解決策を考え出す力を測るテスト」です。
デザイン思考テストについて、外資就活のこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
・【25・26卒保存版】1から解説!デザイン思考テスト対策(例題付き)
22卒から導入されたデザイン思考テストですが、BCGが選考においてどの程度重視しているか分かっていません。
22卒では試験的に実施されたため、デザイン思考テストのスコアは選考には大きく影響しないと考えられていました。一方で、23卒ではスコアがE(最低評価)の場合は、ES・適性試験の段階で不合格にされているケースが多くありました。
D判定でもテストを通過して内定を獲得した23卒もいるので、D判定以上であればデザイン思考テストのスコアで不合格にされることはないでしょう。
なお、24卒ではデザイン思考テストが実施されなかったようですが、25卒以降の選考で再び実施される可能性は十分にあります。出題された場合に備えて、最低限の準備を行っておくと良いかもしれません。
筆記ケースは『時間配分に気をつける・紙に回答をまとめる練習をする』
・時間:1時間程度(問題を解く時間は30分程度)
・試験会場:Zoom上で実施
・内容:ビジネスケースを紙面上で解く
・結果通知方法:2週間以内にマイページにて通知
ケースのアウトプットを紙面上にまとめるのは慣れが必要
ケース筆記はBCG特有の選考フローです。とある市場への参入是非や、事業の展開方法などについてお題が出され、紙面に自分のアウトプットを書いて提出します。
22卒・23卒・24卒はZoom上での実施となり、不正が出来ないよう、カメラオンにした状態で筆記ケースを制限時間内に解き、メールで解答を送るという形式でした。
口頭であれば説明が容易な事でも、紙面では伝わりづらいことがあります。考えを図表したり、順序を考えて記述したり様々な工夫が必要となります。自分の考えを初めて話す相手に、しっかりと伝わるメモを作成する能力が必要です。これはケースに慣れているだけでは養えない力なので、別に練習しておくといいでしょう。
時間配分に気をつけよう
BCGの筆記ケースでは問1に基本的なフェルミ推定、問2にビジネスケース問題が出題されることが多いです。
受けた人の話を聞くと、よくある失敗として問1のフェルミ推定に時間をかけすぎてしまい、問2を考えるのに十分な時間を割けなかったという声が多かったです。
時間配分にはくれぐれも気をつけてください。
・医者数のフェルミ推定、医療戦略の策定
・美容師数のフェルミ推定、エージェントサービスへの参入の是非
・ビジネススーツの市場規模推定、売上向上施策の立案
個人面接 (2回) は『基本的なケース問題を反復して練習することが大切』
・面接官、学生の人数:面接官1人:学生1人
・時間:30分×2回
・試験会場:Zoom上で実施
・内容:一般的なケース問題から抽象的なケース問題まで
・結果通知方法:1週間以内にマイページにて通知
面接の流れと出題される問題
個人面接は2回行われますが、22卒・23卒・24卒では1回目の個人面接で評価の良かった人がその場で次の2回目の面接に案内されていました。
そのため2回の面接は同日に行われ、残念ながら2回目の面接に案内されなかった場合はほぼ確実に不合格となります。
面接官によりますが、最初に自己紹介のアイスブレークの時間をとってくれることが多いので、軽い自己紹介を考えておくことをおすすめします。
また、自己紹介の流れから、個人的なプロフィールに関連した出題が多い傾向にあります。例えば、自己紹介の中で「趣味が甘いものの食べ歩き」と言うと「ケーキ屋の売上推定と売上向上施策を考えてみて」と出題されることがあります。
1回目の面接では他のファームのような基本的なケース問題が出題され、2回目ではディスカッション形式で抽象的なお題について面接官とディスカッションをする、という面接パターンが多かったようです。
参考までに、実際の選考で出題された問題について以下に掲載します。
・とあるアパレルメーカーの店舗の年間売り上げ規模と向上策
・携帯電話の国内市場規模とSONYの戦略案
・ピアノの市場規模・売り上げを上げるための施策案
・〇〇という社会課題の原因は何か、解決するにはどうすればいいか
・〇〇を経営する際の重要な論点は何か
・〇〇旅行に訪れる日本人の数と、その数の変化の要因、増加させるにはどうしたらいいか
・(酒の種類)の市場規模と、それを売る場合の勝ち筋
・野球とサッカーどちらをやろうか迷ってる人に野球をやらせるにはどうするか
・鰹漁船1隻の売り上げ推定、および漁獲量と一匹あたりの値段を向上させるにはどうしたらいいか
ケース問題以外に聞かれた質問例
・なぜBCGを志望するのか
・これまで行なってきたことは何か
・将来何がしたいのか
・ファーストキャリアとしてのBCGとはどういった意味を持つか
基本的なフェルミ・ケース対策はもちろんのこと、論理的思考力を鍛える
BCGの個人面接では、基本的なフェルミ・ケースが出題されます。
そのため、まずは基本的な問題からコツコツと練習をしていくことが大切です。
また、BCGの個人面接はディスカッション形式で進んでいき、面接官から投げかけられた質問に対してテンポ良く答えていくことが求められます。
頭の回転の速さだったり、視野を広く持てているかが評価されるので、普段から論理的思考力を鍛えていくことを意識しましょう。
フィット感を見られていることもある
個人面接ではBCGに合う人間なのか、というフィット感を見られることがあります。
例えば、「今後何がしたいのか」や「これまで行なってきたことで人に話したいことは何か」といったパーソナリティに関する質問では、本人がどういったことを行なってきて、どのようなキャリア観を持っているか、どういった志向をしているのかを見ています。
なぜコンサルタントになりたいのか、BCGに入りたいと思った理由は何なのか、しっかりと言語化して面接に臨みましょう。
・非常に優しい人が面接官だった。
・やはり自分のバックグラウンドからフェルミ・ケースのテーマが出題された。
・面接官と楽しんで議論することが出来るかが重要だと思った。
・【現役コンサルが解説】ケース面接で差がつくポイント総まとめ〜多くの指導から見えた「失敗のパターン」と「対策ノウハウ」
・「ケース面接演習」実況中継(1)大学生が初めての「フェルミ推定」に挑戦
インターンの評価ポイントは『論理的思考力と人間性』
・期間:3日間
・人数:24卒夏の場合、50人程度(3人1チーム)
・テーマ:「科学技術領域の発展と共に10年後の食・料理のあり方はどのように変化するか、またその上でどのようなクライアントに、どのようなビジネスを提案するか」「某外資系企業の買収先の検討、その後の戦略策定」など
・開催場所:Zoom上で実施(22卒・23卒)
・タイムテーブル
1日目:会社説明、ジョブテーマ発表、ワーク
2日目:ワーク、進捗報告
3日目:ワーク、発表、懇親会
・結果通知方法:通過の場合は数日以内にメールで通知
社員の方とのディスカッションタイムは評価に大きく影響する
BCGのジョブでは社員の方とチームでディスカッションをする時間が数回設けられています。このディスカッションの評価のウエイトは大きいため、ここで高評価を得ることが出来れば、ジョブ通過にグッと近付きます。
社員の方から投げかけられた質問には、端的かつ論理的に回答することを心掛けましょう。
チームのアウトプットに最大限貢献しよう
ジョブにおいてはチームアウトプットを前に進める姿勢が重要になります。そのためには、チームの中で積極的にリーダーシップを発揮したり、クリティカルな発言を繰り返すなどしてアウトプットの質を高めることが必要になります。チームメンバーの意見には耳を傾け、独りよがりな主張をしないように気をつけましょう。
また、リクルーターによって評価しているポイントが異なり、アウトプットを重視する人と、コミュニケーションを重視する人がいたという声もあります。リクルーターが何を最も重視している人かを見極めることも大切かもしれません。
緊張はすると思いますが、気を張らずに議論を楽しみつつ、ワークを進めていけると良いですね。
・社員さんはとても穏やかで、基本的に学生の発言や意見にたいして否定的に答えることはない。
・ワークで行き詰まった時は積極的に参加してくれる。質問したり、もしくは社員さん側からヒントをもらったりする機会はかなり多い。
・まれに訪れる社員に対して如何にアピールできるかが大事だと感じた。
・戦略コンサル内定者が語る「インターン・ジョブ対策の極意」(1)~ジョブ内定への3つの秘訣とは~
・戦略コンサル内定者が語る「インターン・ジョブ対策の極意」(2)~ジョブで高評価を得た内定者が行った対策とは?~
・誰も教えてくれない! インターン/JOBで高評価を得る7つのマル秘テクニック
・【保存版】ジョブの評価はプレゼンが8割!?必ず身に付けるべきスライド作成術
インターン後の面接は評価の良かった人だけが案内される
インターンのパフォーマンスが良かった人は、後日面接(面談)に案内されます。
そこでオファーを提示される人もいれば、追加でケース面接を行い、その後で内定がでる場合もあります。
インターンを通過したからといって油断せずに臨みましょう。
ボストン コンサルティング グループ (BCG) 内定者の情報
内定者数は、夏・冬・春あわせて30~40人程度です。学歴に関しては、数年前まで東大や理系院生の割合が高かったですが、近年は東大・京大・早慶や、学部生・院生もバランスよく採用している傾向にあります。
内定承諾後は、課題図書が送付されたり英会話スクールに案内されたりします。
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