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複数企業から内定を獲得したとき、入社先企業を決めるための1つのヒント

はじめに

就活が終盤に差し掛かると、魅力的な企業数社からオファーを受けたときどう決めるべきか、迷う学生も出てきます。

他の社員に会わせてもらったり、親に聞いたり、先輩に聞いたりしても、なかなか決め切れないものです。

どのような判断基準で考えるとよいのでしょうか。入社先企業を決定するための考え方の例について、複数内々定を獲得した学生から寄稿をいただきました。

ぜひ、ご一読ください。

後悔しない決定をするために

「後悔しない選択をすること」が、内々定をいただいてから就職先を決定する上で一番大切なことではないかと私は思っています。「できるだけ長く考えた方がいい」という人もいれば、「えいやで決めた方がいい」という人もいますが、結局は自信を持って、後悔しないで決定ができればよいのだと思います。

私はどうしてもコンサル業界を志望していたため早くから就活をはじめ、秋頃にサマーインターンなどを通じて幸い二つのファームからオファーをいただくことができました。

オファーをいただいてから一度はすぐに一方の企業に決定したものの、やはり心が揺れ動きそれから4ヶ月ほど悩むこととなってしまいました。その間自分の中でかなりの紆余曲折がありましたが、それでも最後はとても納得して決断ができたと思っています。

4ヶ月を経てどのようにその決定に至ったのか、一経験談としておそらく今後同じように悩まれる方に少しでも参考にしていただければ幸いです。

話を聞けば聞くほど混乱する

就職先を選択する際には、自分のキャリアに、これからの人生に何を求めているのかを、就活全体を通して最もはっきりさせることが求められます。

私はそれまでの就活で自分のことはほとんど理解していると思い込んでしまっていたため「自分と向き合う」などという言葉を少し冷めた気持ちでとらえていたのですが、この選択の4ヶ月の間に「自分と向き合うとはこういうことだったのか」と初めて認識し、悩みました。

何年かの自分の人生を左右するような決断を遂にする、という緊張感の中で自分自身の軸を明確にするということはたやすいことではないと思います。

迷っている最中、色々な方々にアドバイスをいただきました。内々定を下さった企業の方をはじめ、様々な社会人の方々のご好意に恵まれお話を伺うことができ、それらの方々のお話はいつもありがたく参考になりました。

ただ、素晴らしいお話であるがゆえに、お話を伺うにつれどんどん自分の心が混乱していったのも事実です。「どちらのファームにも行きたい。どちらも魅力的。選べない。」という気持ちになったり、「結局私ってどういうのが合っているんだろう、どんな人になりたいんだろう・・」と考え出すときりがなくなったりしていました。

友達や家族のちょっとした一言さえ気になり、毎日心変わりをしていました。「色々な人にとっての大切なこと」がまるで「自分にとっても大切なこと」のように感じられてしまっていたのだと今となっては思います。

社会人の方々とお話しする中では、そのファームでの仕事の進め方、雰囲気、成長の勢い、クライアントの内訳、プロモーションや待遇、プライベートの過ごし方、転職した人のその後のキャリア、世間一般からみたそのファームの評価、転職した人からの評価、などありとあらゆる面で情報をいただけると思います。

もう聞いていないことは何もない、あとは実体験だけ、(しかし本当はそこが一番ほしいのですよね・・無理な話なのですが)というくらい情報をいただけました。

ただ、そういう人生の先輩方と話す時間は、新たな情報を取り入れるというよりも、取り入れることで自分の中にあった価値観に気付く機会、と捉えるとよいかなと思います。

というのも、つい、「こっちの企業は○○らしい」「あっちのファームは××らしい」という情報にのみこまれそうになるのですが、結局○○でも××でも、自分にとってそれが大切か、がポイントだと思うからです。

徹底して将来キャリアを整理

こうして書いていると、「当たり前のことでしょう」と思われてしまうと思いますし、確かに一見簡単に見えると思うのですが、意外にも話を聞いている時は聞くこと全てが大切に思えてくるものだと思います。

私は、情報量が十分に達したと思ってからは、ある時期で人と会うのは終わり、ということにしました。

そして、自分にとって何が大切なのか、きれい事抜きに正直に挙げてみることにしました。

どんな大人に、どんな人生を送りたいか、仕事には何を求めるか、などとにかく考えられるだけ考えてみました。

結局私の場合は、「仕事とプライベート」×「2〜3年の短期的スパンと5年以上の長期的スパン」という軸で分け4つのカテゴリーごとに自分が重視したいものを整理し、それらの要素ひとつひとつに対して、色々な方のお話と自分の目で見て得られた情報を照らし合わせ、どちらがより良い判断になるか冷静に見極めていきました。

その結果自分が迷っていたのはとても些細な問題に気をとられていたことが理由だったことに気づき、やっと自分の心を決めることができました。

もちろん重視することなどは時を経て変わるものだと思います。私自身就職活動をする前と今とでは少し変化が生まれましたし、実際に働いて何年かすれば大切にしたいことや仕事に求めるものなどは変わって当たり前だと思っています。

ですが大切なのは、この重要な決断をする時に「きちんと納得いくまで考えた」ということであり、それがきちんと自分の中に確立していれば、たとえ軸の中身が変わったとしても後悔のない選択になるはずだと私は思っています。

今は、就職先を決めたというのはスタート地点ですらなく、これを実のある選択にできるかどうかは今後の自分自身にかかっているのだと、身が引き締まると同時に社会人になるのが心から楽しみな気持ちで一杯です。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

どこかの時点で判断することを決め、将来考えが変わることも受け入れた上で、徹底して考え抜いたことで、寄稿者は後々悩まされない決断ができたのだと思います。

すぐに決断ができるケースならばよいのですが、悩んだ際は、こうした手法も参考になりますね。

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