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sponsored by 野村総合研究所
野村総合研究所(以下、NRI)は、コンサルティング業界の中でも特に新卒採用に注力していると言っていいだろう。仕事やカルチャーとのミスマッチを防ぐために、本社の人事担当者ではなくコンサルティング経験者が採用活動に当たっている。いわゆるup or outの組織ではなく、採用した人材の中長期的な成長を支援するスタンスを重視していることも特徴だ。
今年度の新卒採用をリードしている3人のコンサルタントに、NRIの求める人材や育成にかける思いについて話を聞いた。
※内容や肩書は2023年9月の記事公開当時のものです。
目次
「一生に一度」あるかないかのプロジェクトに、入社1年目から携わる
――お三方とも現在は採用担当ですが、つい先日までコンサルティングに従事されていたと聞いています。
濱野:これは当社のカルチャーですね。他のファームでは専門職として採用担当の方を配置していて、学生と接するところもその方々が担当するケースが多いと思いますが、NRIでは一貫してコンサルタントが採用活動に当たっています。
由藤:コンサルタントのやりがいや魅力を、学生さんに生の声で伝えたいので、そうしたスタンスを取っています。その方がミスマッチを防ぐこともできるでしょう。
――それだけ新卒採用を重視しているということでしょうか?
由藤:もちろんです。私たちの仕事は人が全てです。ただし、一朝一夕には全ての仕事をこなせるようになる訳ではありません。そのため、NRIは新卒1年目からコンサルタントとしてフロントに立ち、若手のうちにリーダー経験を積むことで成長してもらうなど、入社いただいた方全員のキャリアを中長期的な目線で捉えています。新卒採用でも、コンサルタントとしての素養があるかどうか、弊社の社風にマッチするかどうかを非常に重視した選考を行っています。
また、私たち自身のキャリアにとっても大きな刺激になると考えています。若手のうちは特に、コンサルタントは自分より年齢もキャリアも上の方と相対する仕事なので、学生の皆さんと密にコミュニケーションできる機会はとても貴重です。将来自分がマネジメントする立場になった時に意識するポイントを学ぶこともできると思っています。
須山:いろんな社員にイベントの登壇やOB・OG訪問の協力を依頼するので、社内の人的ネットワークも広がります。また、コンサルタントは基本的に第三者としてプロジェクトを推進しますが、新卒採用は自社の未来を決める当事者としての活動です。いずれコンサルティング業務に戻った時にも、この経験は生きてくるのではないでしょうか。
――それではまず採用担当ではなくコンサルタントとしての皆さんにお聞きしますが、この仕事のやりがいはどんなところだと思いますか?
須山:コンサルという仕事そのもののやりがいと、NRIならではのポイントという2つの側面があると思います。まず前者からいうと、やはりインパクトの大きなプロジェクトに若いうちから裁量を持って携われることではないでしょうか。
全社的な戦略転換やM&Aといったプロジェクトは、事業会社にいると一生でも1度か2度関わるかどうかの出来事です。そういったテーマを常に経験できるのは、非常に刺激的な毎日ですし、どのようなアクションを取ることが最適かを主体的に考え、議論・提案することによって自分の成長も強力に促されている実感があります。もちろん経営イシューに若くして関わるためには相応の能力も責任も求められますが、その覚悟がある人にとってはとても魅力的な環境です。
由藤:NRIでは若くしてリーダーの役割を求められることに加えて、何よりさまざまな業界の大手企業や官公庁といった「社会・産業に影響力を持つ主体」の多くが当社のお客さまです。若手のうちからさまざまなプロジェクトに携わることで、特定の業界における専門性を磨くだけでなく、幅広い領域で力を発揮できることも、コンサルタントの醍醐味(だいごみ)の1つだと思います。
民間企業も官公庁も。戦略立案も実行支援も。全てに対応できるコンサルタントに成長していく
――2つ目のポイントとしておっしゃっていたNRIならではのやりがいについてもお聞かせください。
須山:コンサルティング業界の中でも特に若いうちから任されるファームなので、その点は確実にやりがいにつながっています。最初の2、3年は下積みとして調査分析がメインになるというファームもあると思いますが、NRIでは1年目から自分が作った資料を自分でクライアントにプレゼン・質疑対応し、任されたパートを主導することになります。
コンサルタントにとって一番の成長機会は、お客さまから直接頂くフィードバックです。やりがいとプレッシャーが同時に存在するこの環境が、自分自身の成長も後押ししてくれています。
由藤:裁量の大きさに加えて、官民両方にアプローチできることも魅力です。官公庁向けと民間企業向け、両方の機能を持っているコンサルティングファームでも、一般的には担当チームが分かれていると思います。しかしNRIでは、1人のコンサルタントがどちらの案件にもアサインされます。
私も希望して半々ぐらいの割合で携わってきました。民間案件で接点を持った企業に、官公庁案件の際に協力・連携していただいたり、逆に官公庁のスタンスを理解した上で民間企業に提案できたり。さまざまな案件を経験することで、幅の広いコンサルタントに成長できることは間違いありません。
須山:学生さんから「戦略案件と実行支援はチームが分かれているのか」と質問を受けることも多いのですが、そこもNRIは分けていません。戦略系と実行支援、あるいは官公庁と民間企業。その間に垣根を作ることに意味を感じないですし、1人で幅広く対応できるコンサルタントになった方が市場価値も高いですよね。
何よりクライアントからしても、戦略の背景も理解している人間が実行までサポートする方が安心感もあるのではないでしょうか。
濱野:2人にほとんど言われてしまいましたね(笑)。
NRIでのキャリア構築は、一本道ではありません。さまざまに専門性を広げるゼネラリストという形だけでなく、特定の領域のスペシャリストという形もあります。2人の話にあった通り、NRIでは幅広い領域の案件があり、アサインメントも非常に柔軟です。適材適所で案件ごとにチームアップするため、所属部に閉じずにさまざまな案件にチャレンジでき、事業会社における配属リスクのようなものも少ないと言えます。今の自分に足りない要素を上司と共に振り返る機会もあるので、将来に悩むことも少ないはずです。
私自身は主にグローバル製造業にて日系メーカーの戦略コンサルティングに携わってきましたが、入社6年目からの2年間は海外トレーニー制度に手を挙げて、インドとタイの2カ国でマネージャーとして駐在していました。全てのオペレーションを英語で進めることになりますし、拠点経営を間近で見ることもできて、また一段成長できたという実感もあります。グローバルに活躍したいという意欲を持った方にとっても、NRIは最適な環境だと言えるでしょう。
コンサルタントは、あらゆるバックグラウンドが生かせる仕事
――続いて採用担当としての皆さんにお伺いします。NRIはどのような人材を求めているのでしょうか?
濱野:人材要件は大きく3つ設定しています。まずはコンサルタントとしての基本的な資質です。論理的思考力やコミュニケーション能力、仮説構築力や視野の広さ。他にもいくつかありますが、こういった能力の平均値が高いことは求めたいですね。
2つ目は、自分自身の長期的な成長に対して貪欲な姿勢。コンサルティング業界を選ぶ方の中には「3年でスキルを身に付けて次の会社に行く」といった考えの人もいますが、3年という期間ではやはり限定的な成長しかできません。NRIは、新卒で採用した人材を“中長期的に一流のコンサルタントとなるよう成長を支援する”ことにフォーカスしているので、皆さんにもその覚悟を持って来ていただきたいと思っています。
最後は、今の世の中に対する課題意識と、それを自分の力で解決するのだというパッションを持っていること。自由度が高くさまざまなチャレンジができる会社だと申し上げましたが、逆に言えば指示待ちの姿勢では成長することはできません。漠然とでも構わないので、「こんな領域に関心がある」「この問題に対してはこうすべきだと思う」といったご自身なりの考え方や思いを持っている人であれば、きっとNRIにマッチするでしょう。
由藤:個人的には、今の3つの中でも特に2つ目と3つ目が大切だと思っています。NRIは若手のうちから多くの成長機会がありますから、1点目の人材要件に関する力はある程度後天的に鍛えることもできるはずです。
就職活動は「自分が強い思いを持てる領域」を探すいい機会だと思うので、しっかりと時間をかけて考えてみてほしいですね。その思いが後から変わっても大丈夫です。現時点での思いや情熱を、自分の言葉で伝えられるようにしていただければと思います。
須山:「何でもやります」ではあいまいすぎですが、一方で「この領域しかやりたくない」という人も成長スピードは鈍化してしまいます。思いもよらないところから新たな視点を見つけることもありますから、「この領域を特にやりたいけれど、そのためにどんな案件にもチャレンジする」という柔軟性も持っていてほしいですね。中長期的にコンサルタントとして成長していくためには、あらゆる仕事からエッセンスを抜き出して自分のものにしていくスタンスも大切なのではないでしょうか。
――ありがとうございます。最後に、就職活動中の学生たちにメッセージをお願いします。
濱野:私は理系の大学院出身であるため、研究活動にしっかり取り組んでいる学生にも経営コンサルタントという職種を見ていただきたいです。特定の技術専門性を深めて何かしらを具現化する活動と、技術をワンオブゼムの要素と捉えて経営やビジネスという観点で物事に取り組むコンサルティング。どちらを選ぶかで、将来の幅は全く異なってくると思います。どんなバックグラウンドでも生かせる仕事ですから、経営や事業戦略、あるいは政策に興味を持つ方は、コンサルティング業界も視野に入れてみてください。
須山:文系の中でも、経済学部や商学部でなくても大丈夫です。私は法学部出身ですが、提案の中で規制や法律の条文を調べる機会もありますし、本当にどんな専門性も自分次第で生かせる仕事だと思います。
多様性も大切な要素なので、特定の領域に強い人ばかりを集めたいとは一切考えていません。逆に言うと、皆さんも「向いてないかも」といった壁を自分で作らないでください。先ほど由藤も話していた通り、大切なのは伸びしろですから、過度に心配することなくチャレンジしていただければうれしいです。
由藤:就職活動は正解がないですし、人それぞれのストーリーがあるものですよね。やりたいことが明確な人もいれば、なかなか見つからない人もいると思います。でもそこで焦らずに、ゼロから自分の未来を考えられるいい機会だと捉えて、前向きに頑張ってください。もしやりたいことが見つからないなら、どんな会社でも人と関わらない仕事はないので、人との相性を大事にしてみてもいいかもしれません。
濱野:NRIを含め、コンサルティングファームの中には色々なフレームワークや業界ごとの専門性など、形式知化されたアセットが数多く存在しています。一方で、NRIにおいては、サービスの領域や進め方に決まった型はありません。企業や社会の課題も常に移り変わっていくものですし、案件の内容もキャリアの可能性も無限に広がっています。
何か新しいことに挑戦したいというチャレンジスピリットにあふれている方にお会いできることを心待ちにしています。
募集情報
インターン
0
第1ターム
9/26(木)12:00締切
第2ターム
9/26(木)12:00締切
第3ターム
9/26(木)12:00締切
インターン
0
<実践型冬期インターンシップ>ITソリューションコース5days 第1~3クール(首都圏配属)
9/26(木)12:00締切
<実践型冬期インターンシップ>ITソリューションコース5days 第4クール(中部配属)
9/26(木)12:00締切
<実践型冬期インターンシップ>ITソリューションコース5days 第5クール(関西配属)
9/26(木)12:00締切
<実践型冬期インターンシップ>ITソリューションコース5days 第6~7クール(札幌配属)
9/26(木)12:00締切
<実践型冬期インターンシップ>ITソリューションコース5days 第8~9クール(福岡配属)
9/26(木)12:00締切
<実践型冬期インターンシップ>セキュリティエキスパートコース8days 第1クール
9/18(水)12:00締切
<実践型冬期インターンシップ>DXエキスパートコース10days 第10クール
9/10(火)12:00締切
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