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「20年後の日本に必要な経営者とは」 生意気な学生と真剣に議論してくれたのが、総合商社と大手メーカー、そしてDBJだった

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今回インタビューした鈴木雄大氏は、「数十年後の日本で必要とされる経営人材になるために」就職活動を行っていたと話す。総合商社、大手メーカー、日本政策投資銀行(以下、DBJ)の3社で悩み抜いた末、最終的にDBJへの入行を選んだ。DBJでの仕事を通じて視座が高まり、当時とはまた違った景色が見えるようになったという。鈴木氏がDBJを選んだ理由、そしてこの場所でしか得られない経験について語ってもらった。

〈Profile〉
鈴木 雄大(すずき・ゆうだい)
2018年入行/副調査役 企業投資第1部
国内外の航空宇宙および海運関連企業向け投融資、JAXAとの業務提携、投資先JVの運営、国際アライアンスへの加盟などに従事した後、2022年より現職。エクイティ、メザニン案件全般のソーシング、エグゼキューションを担当。

※内容や肩書は2023年5月の記事公開当時のものです。
 

「経営人材になりたい」面接では素直な気持ちをぶつけた

――就職活動中に見ていた業界や、大切にしていた軸などを教えてください。

鈴木:祖父の代から小さな事業を営んでいる家だったので、幼い頃からビジネスが身近にありました。大人たちが本気で戦う世界を純粋に面白そうだなと思い、大学では経営学を専攻して競争戦略を学んでいました。

BCG(ボストン コンサルティング グループ)元日本代表の内田和成教授の下、多くの経営者をお招きして、実践形式のケースメソッドや、BCGの現役パートナー陣も交えた企業分析~提案活動に参加していました。周囲にはコンサルティング業界を目指す人も多かったのですが、私自身はその先にいる大企業の経営者や、彼らの意思決定に興味を持つように。

どうすれば自分もあのような経営者やCxOになれるのか。目標というより憧れに近いものでしたが、学生時代はそんなことを考えながら過ごしていました。

――そのゴールに最も近づけるのがDBJだった、ということでしょうか。

鈴木:当時の結論としてはその通りなのですが、そうした考えに至るまでにはいくつかのポイントがありました。2016~17年頃は、一時期脚光を浴びていた「プロ経営者」という言葉に陰りが見え始めていた時期です。外資流、MBA流のプラクティスを伝統的な企業に当てはめ、トップ主導で数字を上げていく、そうしたブームが過ぎた後、これからの経営者には何が求められるのか。一人で考えてみても、やはり学生の自分には分からない。そこで、インターンとして働いていたベンチャー企業の社長に相談してみると、近視眼的になっているかもしれないねと言われたんです。

10年、20年後の日本がどうなっているのか、どういうビジネスが生き残っていて、そこで必要とされる経営者の資質はどんなものか。そうやって未来から逆算して考えてみたらとアドバイスを受けました。恥ずかしながら、それまでパブリックな事柄は全く意識したことがなかったので、手当たり次第に、まずは社長から勧められた「日本再興戦略」から目を通していきました。

そうした資料に書いてあった、金融業や資源商社、日本の食文化に関連する企業や特定のメーカーは、20年、30年後も残るだろうという透察は腹落ち感があり、就職活動の滑り出しはこれらの業界を幅広く見ていました。面接では「20年後にこの業界で必要とされる経営者の資質は何だと思いますか」などと、大学生が恥ずかしげもなく聞いていたので、面接官の方も当惑されていたと思います(笑)。

ただ、こうした議論に真剣に付き合ってくださったのが、とある総合商社と世界的なメーカー、そしてDBJでした。3社ともに内定を頂けたので、どこにするかは本当に迷いましたね。最後は僅差でDBJを選びましたが、残る2社にも心から感謝していますし、今でも彼らのファンのつもりです。

――最後の決め手は何だったのでしょうか?

鈴木:「新しい時代の経営人材を目指すには」という問いかけに対する答えや議論の内容は、各社で違いがあったのですが、DBJの人間からは「これとこれを経験すれば確実に経営人材になれる、なんて簡単な世界じゃない。突然変異だからこそ、経営人材には価値がある」と言われたことを覚えています。逆説的ではありますが、確実な道などどこにもないと言い切ってもらったことが、最もふに落ちたんです。

この人を採用したいからと変に取り繕わず、腹を割って率直に話してくれたことも魅力的でした。DBJは本当に癖のない会社なので、「うちに来るんだったら来ればいいし、来ないなら将来別の会社で一緒に、日本のためになる案件を作っていこう」と。就職活動というある種特殊な環境においても、互いに飾らず、虚心坦懐(たんかい)に話せる方が多かったし、机を並べて働く人はこういう人たちが良いな、ストレスなく全力で仕事に取り組めるだろうな、と思ったのが最後の決め手です。

目の前の仕事に打ち込む日々、気が付けば視座が高まっていた

――入行から5年が経過して、思い描いた通りの道を進めているのか、あるいはまた別の景色が見えてきているのかでいうと、どちらの印象ですか?

鈴木:後者に近いです。最初に携わったのは航空宇宙の分野でしたが、一つ一つの仕事のスケールが本当に大きい。1年目の秋、初めての海外出張で、ある欧州メーカーの方から日本市場開拓の戦略について相談を受ける機会がありました。「5、10年後の日本の政策、補助金、市場整備はどうなっていると思うか」と問われても、当時の私は何も答えられませんでした。

一方で上司は、内閣府や経済産業省のワーキンググループに参加していたこともあり、難なくシンプルな言葉で示唆を提示していて。産業のビジョンを自身の言葉で語る姿に尊敬の念を抱くと同時に、率直に負けたなと感じました。経営人材について思案を巡らす前に、当たり前ですが、目の前の仕事に真摯(しんし)に取り組み、結果を出さなければいけないと覚悟しました。

――その後、見えてきたものは?

鈴木:さまざまな経験を通じて、視座が高まったと感じます。航空宇宙セクターの後は、海運セクターを担当しました。海運業界は、IMO(国連海事機関)発表以後、燃料転換の波が盛り上がっていたタイミングでした。その後、特命的に新型コロナ影響下の飲食・宿泊業の支援をするチームに在籍していたこともあります。偶然ではありますが、それぞれの分野でモメンタムな時期を過ごしたので、日々責任を感じながら、目の前の案件に集中して取り組んでいました。

DBJの仕事はどれも社会的意義が深く、若手に任される範囲も大きい。年齢に足踏みせず、血肉の通った自分の言葉で、さまざまな観点から多くのステークホルダーと議論する経験を通じて、皆自然と視座が高くなっていきます。これも逆説的な話ですが、経営人材という目標をいったん頭から外して目の前の仕事に打ち込むことで、いつの間にか、経営者のような複眼的な目線を獲得できているのだと思います。

――今後はどういうことを学んでいきたいですか?

鈴木:そうですね、今担当している業務の影響もありますが、当面は投資と経営とをバランスよく学んでいきたいと考えています。企業のステージ・年齢・国籍問わず、多くの経営者の方と目線を合わせて会話させていただく経験を通して、漠然とした憧れから、少しずつ「自分が目指す経営者像」の解像度が上がってきました。

他方、当たり前ですが、経営ってやってみないと分からない部分が多くて。なぜこのような判断をしたのだろうと疑問に思っても、社長や役員がどういう悩みを抱えているのか、実際にそのポジションに就かない限りはハッキリと見えない世界だと思います。ただ、その一部だとしても、投資業務の中で連続的に追体験することができるので、当面は投資と経営とを半々に経験できるような仕事に携わっていたいですね。

変革期にあるDBJ。未来は、若手人材にかかっている

――DBJに入行してから最も成長したと感じるのはどんなところですか?

鈴木:まさに先ほど申し上げた、視座の高さです。DBJでは、案件を推し進める際に「取組意義」を問われます。その案件は日本の産業、ひいては社会にどんな影響をもたらすのか、DBJが取り組む意味はどこにあるのか、そうした要素を、検討の初期段階から意思決定に取り込んでいるのは、他社では珍しいことかもしれません。

ここがDBJのユニークなところで、強みでも弱みでもあります。純粋に稼げればいいという企業と、収益性と公益性の両立を考えるDBJとを比較すれば、意思決定のスピードが遅くなることもあるでしょう。それでもあえてこのスタイルを取っていますし、DNAになっていると言ってもいいほどです。

最初の職場としてDBJを選ばなければ、この年齢で「日本」を主語に考える経験、習慣は身に付かなかったと思います。例えば、私が個人的に尊敬する総合商社のマネジメントの方は、長年にわたり海外政府や国営会社との折衝を経験され、高い視座で議論をまとめておられるそうです。一方で、DBJには1年目からそうした視点が求められる環境があります。

――そうした環境で、鈴木さんが共に働きたいと思うのはどのような人材ですか?

鈴木:DBJを通じて何をしたいか、どういう人間になりたいか。漠然とでもいいので、自分の言葉で話せる方と働きたいですね。

もちろん今の段階で、「この領域でこういう仕事を作っていきたい」と語れる方は少ないでしょう。強い動機付けになるような、原体験、原風景と呼べるイベントなんて経験してこなかった方が大半かもしれません。私もそうでしたし、「やりたいこと」なんて早々見つかるものではありません。

それでも、これまで20年ちょっと生きてきて、その方なりに見えてきた世界観、プリミティブな憧れのようなものはあると思うんです。そんなぼんやりした灯りの中に、DBJがあるのかないのか、あるとしたら例えばどういう生かし方なのか。そうした部分を大切にしてほしいと思っています。

――それは、どうしてですか?

鈴木:学生時代、内田教授からは常々「人は最後に納得で動く」と教えられてきました。

これを読む方が入社されるどの企業、どのオフィスにも、きっと優秀な先輩や上司の方が数多くいらっしゃいます。胆力やアイデアの冴え、知識の厚みで勝負にならない日々が続くかもしれません。そんな中でも、自分に何かできることはないか、上の人間が見落としているスペースはどこか、探し続けられる人であってほしい。そうした苦しい時にこそ、就活当時「この会社を通じて何がしたかったのか、どういう人間になりたかったのか」と思考した経験が、納得感や腹落ちとなって自分を後押ししてくれるのだと思います。

繰り返しになりますが、私も「経営人材」なんて、普段意識しているわけではありません。ただ少なくとも、当時それに憧れ、持ち得る材料を組み立てて真剣に選んだ納得感は、今でも日々業務に向かう姿勢を底支えしています。

報道にもある通り、DBJは変革のステージにあります。これからこの会社がどうなっていくのか、若手にかかっていると言ってもいい。優秀な方にはぜひ入社してほしいところですが、当然ながらDBJが全員にとっての正解ではないですし、個人的にもそこにこだわってはいません。違う道に進んだとしても、そこで活躍され、数年後何か仕事をご一緒できれば非常にうれしいです。これもDBJの気に入っているところで、中立的な立場で、日本のためになるなら誰とでもタッグを組むことができるので。

私は、就職活動やこの仕事を通じて出会った人々、全ての経験に感謝しています。就職活動は長い人生の一つの選択に過ぎませんが、今しかできない経験でもあります。慣れないことも多いと思いますが、自分の見ている世界や憧れを大切に、ぜひ楽しみながら頑張ってください。


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