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sponsored by ボストン コンサルティング グループ
世界50を超える国々に90以上のオフィスを構える、戦略コンサルティングファーム最大手のボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)。日本国内でも外資・日系大手クライアントを中心にグローバルケースを多数手がけ、大きな成果を上げている。戦略コンサルティングファームの先頭を走るBCGで働く魅力とやりがいについて、入社2年目の江藤早織氏と坂井珠麗亜氏に話を聞いた。
※内容や肩書は2022年8月の記事公開当時のものです。
社会全体の脱炭素から企業の戦略案件まで、幅広いプロフェクトを経験
――現在のお仕事の内容からお聞かせください。
江藤:ここしばらくは官公庁系のプロジェクトに携わっています。例えば、環境省さまのプロジェクトで取り組んでいるのは、民間企業に対する温室効果ガスの削減支援です。脱炭素は必ずしも企業にとって直接の利益にはつながりませんが、ブランドイメージの向上や長期的な利益をもたらしてくれます。今いちばんホットなテーマでもあるので、私自身、楽しく仕事をさせてもらっています。
坂井:私は江藤さんとは違って、いわゆるコンサルタントっぽい、企業への戦略提案のプロフェクトに入っています。こちらの仕事も楽しいです。数年先から数十年先までの大きなビジョン・戦略を描いて、それをクライアントが実際に実現するまで支援する。一気通貫で最初から最後まで経験できています。就職前に自分がイメージしていたコンサルタントの仕事そのものですね。
――では、入社後にギャップを感じることはなかった?
坂井:そうですね。唯一感じたのはいい意味でのギャップで、思っていた以上にグローバルな環境だったことです。入社前は正直、BCGは他の戦略ファームと比べると少しドメスティックなのかなと想像していたのですが、入社早々から海外研修があるし、グローバルケースも多く、英語でミーティングすることもよくあります。
江藤:私もそこは同感です。BCGは日系企業のクライアントが多いので、英語を使う機会ってそんなにないのかなと入社前は思っていたのですが、実際にはかなりありました。入社1年目から、海外戦略のプロジェクトや海外のエキスパートへのインタビューを経験させてもらいました。
グローバルな環境で、強みを生かしてパフォーマンスを上げていく
――お二人とも英語・外国語を話せるのですね。
江藤:はい、私はベルギーとアメリカで生活していたので、フランス語、英語、日本語。あとは大学で少し習った韓国語が楽しくて、自主的に勉強してある程度は話せるようになりました。意外と日本語に近くて覚えやすい言語だと思います。
坂井:私は出身が中国で、小さい頃から日本で育っているのですが、家では中国語を使っていました。だから日本語の他に中国語、英語が使えます。
――BCGには帰国子女の社員は多いのでしょうか?
坂井:いえ、そんなにはいないと思います。英語や外国語が使えることは武器にはなりますが、できないことがハンデにはなりません。BCGの場合、海外オフィスにもメンバーがたくさんいるので、自分の代わりに情報収集をしてもらうこともできます。
江藤:同感です。会社としてグローバル色が強いのは事実ですが、私たちは基本的にチームで動きます。言語が強い人や分析に強い人、クライアントとのインタラクションに強い人など、それぞれの個性や強みを生かして、チームとして成果を出しています。
熱量を持って働く姿に魅了され、コンサルティング業界を志望
――BCGに入社した動機を教えてください。
坂井:学生時代に出会ったコンサルタントの先輩たちがすごく印象的だったからです。大学生が持つ一般的な社会人のイメージって、みんな毎日遅くまで働いて疲弊しているみたいな印象だと思います(笑)。でもそのBCGの先輩は、世界の中での日本のプレゼンスを自分が上げるんだって、恥ずかしげもなく真剣に語っていて。実際にそれができる仕事だからそう思えるのだろうし、これだけの熱量を持ち続けられる職業って、純粋にすごいと感じました。
それと、最終的にBCGを選んだ理由は自分へのフィット感です。私は理系出身なのですが、研究者気質に近いというか、物事を深くまで突き詰めて、冷静に考えていく仕事だという印象を受けました。会社の一番の大黒柱となる戦略の策定から、手触り感をもって施策を遂行できる実行フェーズの伴走まで、幅広いテーマに携われることも自分の性に合っていましたね。
江藤:私は大学と大学院時代にずっとテレビ局で働いていて、将来はメディア関係に進むつもりでいました。でも、実際に就活を始めた時、学んでいたのが政治コミュニケーションというニッチな領域だったこともあって、記者として自分のカラーを出せるだろうかと悩んでしまいました。
そんな時に出会ったのがBCGです。留学先の米国でキャリアフォーラムに参加して、初めてコンサルタントの仕事について知り、いろんな分野で専門性を深められることや、若いうちから活躍できる環境に大きな魅力を感じました。BCGの社員の方とたくさん話をして自分なりに共感できたので、最終的にコンサルティング企業ではBCG一社しか選考を受けていません。
――実際に働き始めて大変だったことはありますか?
坂井:私は細かいことが少し苦手なのですが、戦略コンサルタントの仕事の1つである定量分析は大量のデータをきちんと成形しないと始められないので、最初は正確に数字を合わせる作業に苦労しましたね。先輩たちに聞いて回って、大体このくらいの数字になるだろうという仮説を持ってから始めたり、間違えそうなポイントを事前に押さえておいたり、いろんなコツを教えてもらい、最近は多少できるようになってきたと思います。
江藤:坂井さんはそれでも定量分析が得意な方だと思うのですけど、私は文系出身でして、エクセルの基本的な使い方からスタートしたので、もっと大変でした。定量分析のスキルを上げたいと思って参加した案件があったのですが、右も左も分からなくてかなり厳しい経験でした。最初はとにかく先輩の真似をして、あとは上司にお願いして毎日朝と夕方に時間をとってもらって、マンツーマンで徹底的に鍛えてもらいました。
――それはリモートではなく、実際に出社して教えてもらったのですか?
江藤:はい。私の場合は、一緒にパソコンの画面を見ながらの方が作業がやりやすかったので、出社して教えていただきました。ただ、リモートワークと出社は自由に選択できます。例えば午前中は在宅で、午後から出社することもできますし、そのあたりもプロジェクトの状況と個人の裁量によります。感染症の流行が収まってもこの働き方は大きく変わらないのでは、と思います。
坂井:私は比較的リモートワークが多かったのですが、最近はチームのメンバーもけっこう出社してワイワイ一緒に仕事をしているので、少しずつ出社を増やそうかなと思っているところです。
グローバルケースにやりがい。価値観の違いにチャレンジも
――お二人は入社2年目ですでに多くの仕事を経験されていますが、特にどんな案件にやりがいを感じますか?
坂井:どのプロジェクトもやりがいがありますが、特にグローバルケースは文化の違いも見えて楽しかったです。ニッチですが、以前アメリカの廃棄物市場についてリサーチしたことがあります。そのリサーチは、国民性が垣間見えたり日本との対比もできて、非常に興味深い内容でした。
例えば、アメリカでは日本のように細かくゴミの分別をせずに廃棄する地域が多いのですが、実はその方が環境に負荷が少ない可能性もあるのです。多様な視点を持つことの重要性にも改めて気づかされました。
江藤:私もグローバルケースが良い経験になっています。日本人と外国人では働き方に対する価値観が違うので、それを考慮してプロジェクトを進める必要がありますし、いろいろ勉強になることも多いですね。
もちろん特有の難しさもあります。単純に国内と海外では時差があるので、仕事の時間はどうしても不規則になりがちです。ただ、深夜に打ち合わせが入れば翌日の午前は休むなど、上司と相談しながら働き方を柔軟に調整することもできます。
――コンサルタントはハードワークのイメージもありますが、実際のワークライフバランスはどうですか。
江藤:お休みはちゃんと取れます。実はこの二人で一緒に遊ぶことも多くて、私がすごく運動好きなので、坂井さんを最近流行りの暗闇バイクエクササイズに誘ったりしています。
坂井:休みだけじゃなくて、平日の仕事終わりでも、今日ご飯行こうと声をかけあって会うこともあります。
江藤:入社前はすごく忙しいだろうなって覚悟はしていましたが、思ったより自分の時間がちゃんと確保できています。もちろん緩急はありますが、プロジェクトの最初や最後の追い込み時期でなければ、仕事を終えてから外食したり、習い事に行ったりもできます。
私のチームではFIXタイムを決めていて、9時〜18時はお互い自由にミーティングを入れられるのですが、それ以外の時間帯は相手に確認してから設定するのがチームのルールになっています。通常の時期は、だいたい18時には終わることが多いですね。
坂井:私は朝なるべくゆっくりしたいタイプなので仕事のスタートが遅いのですが、それでも20時くらいには一通り終わっていることが多いと思います。もちろん夜遅くまで働くこともありますが、それも各プロジェクトが終わりに近づく3カ月に1度くらいのペースです。プロジェクトが終わればまとまった休みも取りやすいので、行けそうなら今度はヨーロッパ旅行に行く予定です。
合理的であるだけでなく、人としての思いやりを持って
――この仕事に就いて、自分自身の成長を感じるのはどんなところですか?
江藤:コンサルタントは合理的であることが最優先の人たちだと思っていたのですが、実際に入社してみると、そうではないことに気が付きました。合理性を持ちつつも、クライアントが置かれている立場や悩みをまずは理解した上で、自分たちにできることはなんだろうと考える人ばかりでした。そうやって相手の立場を思いやる、もう一歩踏み込むことで、私自身も人間的に成長させてもらえたと実感しています。BCGはそうした合理性だけではない部分をとても大切にしているし、そのスタイルが人間らしくて私は好きですね。
坂井:私も近いことを感じています。この仕事は、親身になってクライアントに寄り添う部分と、逆に感情を入れずに論理的に判断する部分の両方が必要で、自分のモードをパッと切り替える必要があります。そのモードの使い分けと切り替えの早さは、仕事を通じて身に付いた部分なのかなと思います。
――最後に就活生にメッセージをお願いします。
坂井:BCGはグローバルな機会もたくさんあるし、いろんな業界に関わることもできます。そうしたチャレンジングな環境を積極的に楽しめる方であれば、本当におすすめです。社内制度としても、さまざまなキャリアパスや機会があり自己実現できるプラットフォームが整っているので、ぜひ飛び込んでいただければと思います。
江藤:スキルは入社後にいくらでも身に付けられるので、とにかく行動力と積極性に自信のある方には、ぜひBCGに挑戦していただきたいです。個人の能力と適性をちゃんと見てくれる会社なので、自分の学校や専攻にこだわらず気軽に応募してみてください!
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