【3分選考対策】UBSグループ(投資銀行部門)の夏インターン選考対策まとめ
2023/06/19
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目次
UBSグループ(投資銀行部門)の夏インターンに参加する3つのポイント
こんにちは、外資就活 外銀チームです。
今回は、「UBSグループ(以下、UBS)」の投資銀行部門・夏インターン選考の対策についてお伝えします。UBSは、スイスを本拠地として、世界54カ国に6万人もの従業員を持つ巨大金融グループです。今回は、UBSのサマージョブ選考を突破するのに重要となる以下の3つのポイントと各選考ステップにおける対策をお伝えします。
①少数精鋭のチームの中で膨大な仕事量に耐えうる精神的・肉体的タフさ
②根拠を論理的に構築して主張する思考力と数学的質問に対する瞬発力
③2部構成のESで多面的に自分を伝える文章力
■25卒速報■外資系投資銀行・外資系資産運用会社を受ける学生の集い
※ 本コラムの情報は外資就活会員限定コンテンツ「選考体験記」または、外資就活インターン生の経験から抽出しています。
25卒向けUBSグループサマーインターン・イベント募集情報
①少数精鋭のチームの中で膨大な仕事量に耐えうる精神的・肉体的タフさ
投資銀行部門のジュニアバンカーの仕事量は膨大です。ディールが佳境の際には、朝方まで働くこともあり、それに耐えうる肉体的タフさが求められます。
また、少人数で数百億〜数千億円の額を動かすという投資銀行部門の特性上、ジュニアバンカーにも大きなプレッシャーがかかります。そのプレッシャーと日々対峙しながら、価値あるアウトプットを行うにはかなりの精神的タフさも求められます。
このような背景から、選考においても、学生の精神的・肉体的タフさを見極めています。また、他社に比べて内定者が少ないUBSはジュニアの頃から多くの仕事を任せられるため、より一層の精神的・肉体的タフさが求められていると内定者は語っています。
面接ではその点を問われる可能性が高いので、部活の厳しい練習を乗り越えた経験など、 タフさ をアピールできるエピソードを用意してきましょう。
②根拠を論理的に構築して主張する力と数学的質問に対する瞬発力
ジュニアバンカーが投資銀行部門に入って最初にする仕事は買収提案資料の作成です。
この提案資料は財務分析を用いた確固とした根拠に基づいていること、そしてその根拠が適切な論理構成で組み立てられていることが絶対条件です。
そのため、UBSの選考では常に客観的な根拠を示した主張をし、かつその主張が丁寧に論理立てられていることが求められます。根拠と論理があることを確認してから発言するように心がけてください。
また、数学的センスを問われることもあります。面接の際に、簡単な四則演算や「7の8乗は?」などの問題が出題され、その解答の早さが見られています。苦手な方は対策しておくと良いでしょう。
UBSの過去の質問例は以下を参考にしてみてください。
UBSグループ
③2部構成のESで多面的に自分を伝える文章力
UBSのサマーインターン選考の大きな特徴として、ESが2部構成になっていることが挙げられます。どちらのESにおいても文章の内容が簡潔かつ論理的に書かれていることを意識しましょう。
また、共通ESと部門別ESに別れているため、設問内容も多くなっています。ある内定者はそれぞれのESに別のエピソードを盛り込み、自分が多面的な才能を持っている人材であることをアピールしたそうです。共通ESと部門別ESに別れている意味を考え、書き分けることができれば、より良いESになるでしょう。
選考フロー
【24卒サマーインターン】
ES→webテスト→インターン
【24卒ウインターインターン】
ES→webテスト→録画面接→インターン
選考フローは上記の通りです。以下で詳しく解説したいと思います。
ES:共通ESと部門別ESの2構成。簡潔かつ充実した内容を心がける。
時期:7月上旬
設問内容:
サマーインターンシップ共通ES
・部活・サークル活動、趣味・特技や最近関心を寄せていることなどについてご記入ください。(全半角300字以内)
・志望動機をお聞かせください。(日本語で全半角400字以内)
・How do you think you can contribute to the success of UBS?(Provide your answer within 1000 characters in English)
・UBSに応募するにあたり、特にこれだけは伝えておきたいということを自由にご記入ください(300字以内)
部門別インターンシップES
・過去にあなたが経験した失敗について記載してください。どのような状況であったかに加え、どのように対応したのか、またそこからあなたが学んだことも説明してください。(日本語で全半角400字以内)
結果通知方法:1週間以内にメールにて
共通ESと部門別ESの2構成。簡潔かつ充実した内容を心がける。
UBSのESはサマーインターンシップ共通ESと部門別インターンシップESの2部構成になっています。そのため、 共通ESではUBSに適した人材 、 部門別ESでは投資銀行部門に適した人材 であることが伝わるように記述しましょう。
また、このESをベースに面接が進んでいくので、その内容が非常に重要になります。面接で繰り返し深掘りされても大丈夫なように、丁寧に作り込んでおきましょう。
ESでアピールしたいポイントとしては「ジュニアバンカーとして求められる精神的・肉体的なタフさ」「UBSを志望する必然性」が挙げられます。
「ジュニアバンカーとして求められる精神的・肉体的なタフさ」に関しては、学生時代に困難な状況に直面した際に精神的・肉体的タフさを発揮した経験、「UBSを志望する必然性」に関しては、なぜ投資銀行なのか、なぜ他の投資銀行ではなくUBSなのかがしっかりと書けていることが理想です。
24卒サマーインターンはESとwebテストのみで、インターン参加が決定しました。したがって、ESの内容もかなり見られていると思って良いでしょう。英語の設問に関しては、英語力に自信がない人は帰国子女の友人などに添削してもらうようにしましょう。
※以下は、24卒サマー選考では行われていない選考対策も含まれますが、選考フローは毎年変わる可能性があるためチェックしておきましょう。
web面接:去年の本選考から採用。今年も採用される可能性あり。
UBSでは2020卒の本選考からweb面接が課されました。そのため、今年のサマーインターンでもweb面接が課される可能性があります。
質問内容はオーソドックスなものが多いですが、日本語で答える設問と英語で答える設問があります。不安な方は志望動機やガクチカなどの設問を英語で答えられるようにしておきましょう。24卒では、ウインターインターンではweb面接で参加可否が決定しました。
録画面接:対面面接で聞かれるような内容が聞かれる
選考時期:10月中旬(ウインターの場合)
時間:30分〜1時間程度
質問内容:
・UBSや投資銀行への志望理由
・投資銀行に関する時事問題
・学生時代の経験について(英語)
など
グループディスカッション:議論を前に進めることを意識
選考時期:7月下旬(面接と同日)
社員、学生の人数:社員2人、学生2〜4人
時間:20分
内容:
・進め方:20分ほどの制限時間で、進め方に指定はなく、学生に任されていた。
・資料の有無:面接官は全く口を挟まず、資料も提供されない。また紙とメモは提供されるので、意見をまとめながら議論を進めた。
・発表の有無:最後に一人発表者を決めて簡潔に発表する。
結果通知方法:面接と合わせて4〜5日以内に電話にて
議論を前に進めることを意識
グループディスカッションでは粘り強く考える力を示し、議論を前に進めることを意識しましょう。上述の通り、議論を前に進める推進力は投資銀行部門で働く上で非常に重要なスキルであり、夏インターン選考において、この能力の有無が問われるのがグループディスカッション選考です。周りの学生とのバランスを考え、時間内でアウトプットが出せるように議論を前に進めるような発言を心がけましょう。
また、例年、ケース系のお題が出されているようなので、不安な方は事前に勉強をしておきましょう。
・タイムキーパーもリーダーも担当しなかったが、議論を適切に前に進める発言ができるか否かが鍵だったと思う。
・議論が全く盛り上がらなかったので、議論を推進するための発言や様々なアイディアを提供しようと意識して取り組んだ。
・いわゆるケース系のお題であったため、購買者が誰であるのか、購入数をあげるべきか、客単価を上げるべきかといった基本手順で進めた。
面接:自身のアピールポイントを簡潔かつ明確に伝える
時期:7月下旬(グループディスカッションと同日)
社員、学生の人数:社員2人、学生2〜4人
時間:30分程度
内容:回答の順番は自己紹介のみ端から、他の質問は手を挙げた順(質問内容)
・志望動機
・あなたにとってUBSのサマーインターンの位置付けはどういうものか
・最近気になった、経済系ではないニュース
・気になるM&A案件
・趣味について
・自分の長所と短所及びそれを克服するために行なっていること
・人生で一番の困難と、それをどのように乗り越えたか・逆質問少々(今後のIBDはどうなるのか、どんな人がUBSには多いのかなど)など
結果通知方法:GDの結果と合わせて1週間以内にメールにて
自身のアピールポイントを簡潔かつ明確に伝える
UBSの面接の特徴は、常にESと照らし合わせながら進められるということです。そのため面接では、ESで書いたエピソードに乗せて、自身のアピールポイントを簡潔かつ明確に伝えられるようにしましょう。また、質問内容はオーソドックスなものが多く、具体的には志望動機や過去一番辛かった経験、体力の有無などが問われます。面接前に今一度、以下のオーソドックスな質問への答えを考えておきましょう。
また、回答は挙手制のため、積極的に手を挙げた方が良いと感じたと参加者は述べています。
面接でよく聞かれる質問に関しては、以下のコラムを参照してください。
【IBD志望必見】IBD面接の攻略法〜過去に出題された質問 / 解答例〜
・私は初めてのインターン面接だったが、他の学生は皆、外資コンサルや外銀の面接に慣れている様子だった。
・常にESと照らし合わせながら学生の話を聞いていたので、面接官はしっかりESに目を通していると思う。
・一番に挙手して回答し、意欲を見せた点が評価されたと思う。逆に、自分が優れていた点はその程度しかないと思う。
インターン:チームを引っ張るドライブ力
期間:9月に2日間
人数:30人程度(6人チーム×5)
ある日系企業に対するM&Aの提案。
<当日の流れ>
講義:簡単なIBDのM&Aのレクチャー、並びにファイナンシング(株の発行時の希薄化率や債券発行時の利率計算の説明)
配布資料:企業のPIB(1グループ2セット)
支給備品:なし(パソコンなどは持参)
1日目:部門の説明、財務の講義が朝から14時くらいまで行われる。それ以降の時間はすべて、グループワーク。
2日目:午前中に引き続き作業をし、午後には最終発表。形式はパワーポイント。発表後、社員の方から質問やフィードバック有り。
チームを率いるリーダーシップ力
1日目の午前と、午後の数時間程度を使って、会社の説明とバリュエーション講義があり、その最後に、理解度を問う小テストのようなものがあります。
その後はグループワークを行います。他社のインターンと同様に、提案先の企業の現状分析→買収候補先の特定→バリュエーションをしつつ、買収ロジックの確定という流れで進みます。2日目は午前中に引き続きワークを行い、昼にパワーポイントを提出し、午後に発表を行います。
ワークのお題は、ある特定の企業に対するM&Aの提案です。持参したPCや配布されたPIB(Public information book )を使って、M&Aを提案する企業や被買収企業の分析を行います。海外の企業だった場合、英語力のアピールにもなります。
ワーク中、チームにはメンターが付き、わからないことはいつでも質問できます。また、適宜、進捗状況を聞かれるので、この際に簡潔に返答できると良いと参加者は語っています。
インターン中に見られている点は、チームを率いるリーダーシップ力です。UBSのサマーインターンに参加する学生の多くは他社のインターンにも参加し、投資銀行のインターンに慣れているようです。インターン中はそのような学生たちを引っ張っていけるかどうかを見られていたと参加者は語っています。
・学生団体や他社のインターンで経験を積んだ人が多く、プレゼンスを発揮できなかった。また、他社に比べて自己主張の強い人が多いイメージである。
・面接官は優しかったが、メンターの人は穏やかというより冷たい印象を受けた。
・グループワーク中には多くの社員が訪れるので、様々な社員の方に質問をすることができる。またランチやディナーの際にも、様々な社員の方と接する機会がある。20人ほどの社員の方がインターンに関わっており、非常に多くの社員がインターンにコミットしている感じがした。また社員の方は非常に落ち着いている方が多い印象であった。
インターンで活躍する方法については、以下のコラムを参照してください。
文理問わず外銀のインターンで活躍できる方法
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