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こんにちは、総合商社から複数の内定を獲得した者です。今回は3回に分けて住友商事のデザイン思考テスト対策を解説しています。①の基礎編でデザイン思考の概念とテスト構造を理解したところで、②の今回はいよいよ実践的な攻略法に移ります。本編では、デザイン思考テストで最も重要かつ難易度の高い「創造セッション」での高得点獲得に特化した技法を詳しく解説します。
時間管理の極意から、他の受験者と差をつけるニーズ発見の高度技法、そして新規性と実現性を両立するソリューション創出の3つの武器まで、SSランク獲得に直結する実戦ノウハウをお伝えします。
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住友商事対策!デザイン思考テスト攻略を商社内定者が徹底解説(評価セッション・総合編)
第3章 創造セッション攻略の基本戦略
3-1. Who / Where / When の選択法
まず登場するのがシチュエーション選択です。「誰が」「どこで」「いつ」の3要素に対して、それぞれ5つの選択肢が与えられます。すなわち、5 × 5 × 5 = 125通りの組み合わせが毎回提示されることになります。
さらに、それぞれの要素には修飾語がつきます(例:「他人より優位に立ちたい高齢者」「味気ないレストラン」「操作している時」など)。だが、この修飾語はあまり意識しすぎると思考が止まる要因となります。最初の段階ではまず、修飾語を一旦無視してWhoの選定に集中するのがコツです。
Whoの選び方のポイントは「事前にリスト化しておく」ことです。たとえば、以下のように主要な職種・立場・生活者像を整理しておくとスムーズです。
- 子育て世代
- 高齢者
- 学生
- 医療従事者
- 旅行者
- 会社員
- 主婦
- 運動選手 など
これにより、シチュエーション選択の負担が劇的に減ります。
3-2. Why(ニーズ)の発想法
選んだWhoに対して、次は「その人がどんな願望・課題を抱えているか?」を考え、文章化して入力します。ここが創造セッション最大の山場です。
ニーズを考える際の基本思考は以下です。
- その人はどんな状況に置かれているか?
- どんな不便を感じているか?
- 何をもっとよくしたいと思っているか?
ニーズは「〜したい」「〜が欲しい」という形式で表現するのが基本です。
3-3. What(シーズ)の選択法
続いて提示されるのが「What(技術・アセット)」です。これはあくまで補助的要素であり、必ずしも先に決める必要はありません。むしろ、Howのアイデアを先に出してから、後から最適なWhatを選ぶ方が効率的です。
3-4. How(ソリューション)の発想法
Howは「ニーズを解決するための具体的手段・仕組み」です。ここでは特に以下の2点が評価で重視されます。
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