【知られざるグローバル企業 ダッソー・システムズ】女性社員3人が語る「仏系企業の働き方」
2019/05/01
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sponsored by ダッソー・システムズ
3Dエクスペリエンス戦略で世界をリードし、製品設計、生産、保守に変革をもたらし続けるダッソー・システムズ(本社:フランス)。日本をはじめ140カ国以上に展開する、世界的大企業の“知られざる”働き方にフォーカスします。実際に日本法人の最前線で活躍をしている3人の女性社員による“本音トーク”の中から、その実態を探っていきます。
フランスの香り? 「夏になるとオフィスからみんないなくなる」!?
まずは各自が所属する部署のカルチャーについて、それぞれどのように感じているか聞いてみたいです。では任さんお願いします。
自分と日本人の上司、インド人のメンバーの計3人が所属するインターナショナルなチームです。フランスに直接レポートする仕事のせいか、日々、自由なフランスの香りを感じています。
とはいえ、本社にはフランス人に限らず、ブラジル人やシンガポール人もいるので、フランスの文化に引きずられ過ぎずに、ミクスチャーな空気を感じています。さまざまな文化をリスペクトしながら自分の意見を言っていますね。
まだ入社して2カ月しか経っていませんが、協力的な人が多い印象ですね。
また前職と違うのは、この会社のビジネスが今、変革期にあるということ。販売チャネルやブランド、インダストリーなどいろいろな立場の人たちが、みんな力を合わせて、会社全体で変わろうとしています。社外のお客様に向けて新しい価値を提供していこうとしているので、そんな貴重なタイミングに、この会社に在籍していることに価値を感じています。
入社2カ月なのに鋭い(笑)。
組織にしても、みんなの働き方にしても、以前は縦割りで自分のエリアの仕事だけしていればよかったのですが、ブランドの垣根を超えた“プラットフォーム”という新しい考え方が生まれてきました。そうなると、従来の縦割りではなく、横の繋がりが必要になってくる。みんなのマインドセットも変わってきました。
ソフトウェアの変化が激しい業界なので、社員全員がトランスフォーメーションの必要性を意識しているのだと感じています。
前の会社の人事部門はとても静かな部署で、自分の仕事をしていれば、他のことは関係ないという感じでした。でもダッソー・システムズは人事とビジネスがとても近い関係にあります。
それは、マネジメントがカンファレンスで、会社の現状や方向性などを私たちにきちんと伝えてくれるからです。根幹にある考え方を常に共有しているからこそ、現場とスタッフ部門が連動できているのでしょう。そういった共通意識が大きな企業力になっていると思います。
今村さんの部署は、私たちとは違って圧倒的に男性の比率が高いですよね。
部署のカルチャーはどんな感じですか?
メインとなる事業が、解析やシミュレーションなので、技術職が大多数を占めている部署です。いわゆる“こだわりのある理系男子”に囲まれて過ごしていますが、私自身は非常に仕事がやりやすいと感じています。
論理立てて話をすれば基本的には理解してもらえるし、技術的に難度の高いことは「教えてください」とお願いすれば、みんな快く教えてくれる。お互いがやっていることを尊重しつつも、自分のコアな部分はしっかり持っているメンバーが揃っているというイメージです。
協力的な人が多いというのは千葉さんの言う通り。さらに人当たりが良く、優しい男性が多い。イクメンも多く、17時~18時に退社する人がけっこう多くいるのも特徴です。
今村さんの部署に限らず、会社全体として、残業をダラダラやっているイメージはありませんよね。オンオフがきっちりしているというか・・・休みもとても取りやすい。
そこは、いかにもフランス的。夏になると、大多数の人が休暇にはいります。8月は、本社のほとんどの人がお休みをとるので、仕事の進捗がこの時期だけはスローダウンします。マネージャーが2~3週間の夏休みに入るので、自分たちも休暇が取りやすいですよね。
直接お客様に関わる部門は難しいけれども、それでも年に一度は1週間を超える休みを取ることができます。
バックオフィス系でオーダーを処理する人たちは、決められた時間にオフィスにいなければならないので、その人たちが全員3週間いなくなってしまうと困ってしまいますが、それをカバーするメンバーが必ずいます。長期休暇が認められる理由は、カルチャーだけでなく、それをサポートする体制が整っているからなのです。
ライフステージや成長意欲に応じて、世界中のオープンポジションに応募可能
それぞれの部署によって違うとは思いますが、どのような人材がダッソー・システムズで活躍していると感じていますか。
自由な会社なので、自分の意見を表すことができる人が活躍できると思います。
でも、アジア人が自分の意見を出していくのは、最初は難しいと思います。ただ、自分の上司たちが話す様子を見ていたら、きちんと相手を尊敬した上で自分の意見を伝えていて、とても良い環境だと感じました。
フランスの会社ではあるのですが、各部門のトップはフランス人とは限らなくて、現地の人間をリスペクトしながら登用しているんですよね。この会社にいると、自然に自分も意見を述べられるようになると思います。
日本人、特に新卒の人がこの会社に入ったら最初は少々戸惑うかもしれませんね。「先生の言うことをちゃんと聞くように」と学校で教えられてきましたし、意見を述べるのはおろか、質問をすると「理解できていないのでは?」と思われるようなこともありますから。
しかしこの会社では、指示されたことをやるだけでは高い評価はされません。また、質問しないと理解度が測れないので、質問するのは良いことだと捉えられます。カルチャーが全く違います。
千葉さんは、この2カ月の間で、どのような人が活躍していると感じていましたか?
自らのモチベーションを自分で高めることができる人ではないでしょうか。
社会的意義の高い仕事をしている会社であるのは間違いありませんが、その上でさらに「こうしたらもっと面白い」と想像できる人には最適な職場ですよね。それはビジネスの最前線に立つ人に限らず、バックオフィスで働く人もそう。
日本だけでなく、アジアのスコープで活躍しよう、グローバルな視野を持とうといったモチベーションがあると、自分の成長するエリアが広がると思う。色々な場所で自分のモチベーションの種を見つけることができると感じています。
そうですね。例えばエンジニアが約1年間、海外赴任する制度があるなど、視野を広げるチャンスが用意されています。会社として若手に成長してほしいという思いがあるので、海外へ行く機会もたくさん用意されていますよね。
グローバルで空いているポジションを自分で検索することができるのも魅力。気に入った職場が見つかったら、マネージャーと相談した上で応募することもできます。
ライフステージによって、自分が求める働き方って変わっていくじゃないですか。その度に、最適なポジションを見つけていくという考え方もあるけれど、それだけではなくて、例えば自分が成長したいと思った瞬間に、最適なポジションを探せる制度があるのはうれしいですね。
私自身は今、小さい子ども2人の育児中なので、自分のマネージャーと相談しながら、自分のペースで着実に経験を積んでいこうと考えています。自分がどうしたいのかを、きちんと伝えるのも大切かなと。
確かに。私は子育ては終わったけれど、将来的には介護の可能性が出てくる。時間の使い方も変わってくると思うので、ワークライフバランスをどう取っていくのか、これまでとは違った働き方を考えなくてはなりません。
別のポジションへの異動という選択をとるにしても、なるべくマネージャーと話してコミュニケーションを取りながら、一緒に解決策を見つけていくことが大切かなと思っています。企業の価値と個人の価値がマッチする働き方を選ぶことができるのは、この会社の魅力の一つかもしれません。
今村さんのようなベテランの方から見ると、どんな人が活躍してきたと感じていますか。
今、二人が言ったことに加えて、さらに学生さんや若い世代の方々に伝えるとしたら、新しいことに興味があって取り組みたい人、すなわちチャレンジ精神と好奇心を持ち合わせていることが要件に加えられるのではないかと思っています。
しかもイメージとして、四角い感じではなく、丸いマインドを持っている人が良いのではないかなと。
扱っている商材が最先端のソリューションですからね。しかも社会に対して大きな価値を提供できる。そこが誇りでもあり、自分がかかわっていることにやりがいを見いだせる、そんな人に最適な職場なのかもしれません。
AIやロボティクスなど最先端のソリューションのなかで、私たちが扱っている3Dエクスペリエンスは広くモノづくりという領域で、具体的な価値を提供できる、想像がしやすいソリューションですよね。
私たちの技術は、誰もが知っている商品や製品を生み出す過程で使用されていて、しかもそれが日本だけでなく、世界各国に使われている。例えば各国の事例がEメールで回ってきたり、オールハンズミーティング(全社会議)で話されたりするのですが、「この製品にも活用されているのか」と、いつも驚かされます。
応用分野もどんどん広がっている。とても身近にあるモノにも自分たちの技術が使われていたりするので、そこが働きがいにつながっていると思っています。
今まさに会社の変革期! 若手のやりたいことが尊重されるカルチャー
最後に、この記事を読んでくださった学生さんに伝えたいことをお聞きしたいと思います。
この会社には、さまざまな経験と文化的背景を持つ多国籍の、個性的な社員がたくさんいます。しかもフレンチなアンブレラの中にあるという刺激的かつ貴重な環境の中で、新卒の皆さんも経験を重ね、思考の枠を広げながら、飛躍的な成長を遂げることができると思っています。
もちろんダッソー・システムズの中でキャリアを積んでいっても良いと思うし、それ以外の会社でも十分通用する力をつけていくことができるのも魅力だと思います。
日本の伝統的企業は、どちらかというと「このやり方が正しいから、これをずっとやっていけば成長できる」という考え方ですが、この会社はそうではありません。また、外資というと“アメリカ流のやり方”と思われがちですが、私たちは「本当にそれが正しいのか」「他のやり方もあるのではないか」と考え、みんなで話し合い、実行した上で、何が正しいのか決めようとする文化があります。
各国の拠点や本社をリスペクトし合っている点も特徴なので、私自身は入社してすぐに魅了されてしまいました。学生の皆さんには、その点をしっかり伝えたいですね。
この会社には“年功序列”という概念が存在しません。
例えば、現在、フランスにインターンが1人いて、大学を卒業したばかりですが大きなプロジェクトを担当しています。また中国では、入社1年目の若い女性が大きなプロジェクトで、マネージャーのポジションへ昇進しました。そういう例がたくさんあるんです。
年齢や性別に対する差別は全く感じられず、女性であっても重要なポストを担当したり、新人でも能力やモチベーションがあれば重要なポストを任せられたりすることもあります。そういうチャンスを与えられるし、周りのサポートもある。
会社自体も若い人を重要視していて、“コミュニティー”を設立して、若手メンバーが月に一度お互いを高め合う活動をしています。トップから会社の方向性について意見を求められることもある。このような若手を尊重する環境があることは皆さんにちゃんと伝えたいです。
2人とも熱いメッセージをありがとうございます。私たちみたいに熱量の高い人材が多いのも、ダッソー・システムズの特徴の一つといえるかもしれません。
私は最後に、就活のアドバイスを添えたいと思います。ちょうど最近、自身の大学3年生になる子供と就活について話した際、「緊張してなかなか面接がうまくいかない」と相談を受けました。どうやら、会社のネームバリューに引かれ、面接では相手に合わせるような話ばかりをしていたようです。
そこで私は、「うまくいかない理由は、自分の言葉ではないからではないか。『自分の好きなことができる会社だからアプライした」と言えなければ、説得力がないし、合格しないのではないか」という話をしました。
やはり、私たちがやっている“新しいモノづくり”という事業の中に、自分の能力や好きなこと、やりたいことがほんの少しでも見つけることができれば、一緒に働けると思うんですね。人間、不得意なことをやるのは難しく、上手にできないのは当たり前の話で、モチベーションも下がる。
もちろん、仕事なので不得意なこともやらなければならないこともありますが、会社と自分のケミストリーだけではなくて、「やりたいことがこの会社にあるのかどうか?」というのをしっかり見極めていただきたい。それで「イケる」と思えたらきっと大丈夫。ダッソー・システムズには、皆さんのやりたいことを最大限かなえるカルチャーがあります。
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